鬱屈したロリコン児童館職員、
避妊具なしで中高生と…
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110707/dms1107070946001-n1.htm
「相思相愛だったとでも言うんですか!」
女性検察官の怒号が法廷に響き渡った。女子中高生と性行為を繰り返していた男の煮え切らない態度にブチ切れたのだ。男は「自己中心的な性愛の対象としてみてました…」と小声で言うのがやっと。東京地裁で開かれた元都職員、倉田秀信(30、仮名)の裁判の一幕だ。
倉田は東京都港区内の児童館で非常勤職員をしていた。子供の遊び相手や、イベントの手伝いをする仕事。「子供を好きだったから。やましい目的ではなかった」と倉田は振り返るが、怪しいものだ。というのも、倉田は自宅に女子中高生を誘い込み、毒牙にかけていたからだ。
2009年3月には、高校1年生のA子(16)に現金5000円を渡して、卑猥な写真を撮りつつ性行為をしていた。2010年11月には、中学3年生のB子(13)に対して現金を払わずに同様の行為をしたが、B子が学校の教師に相談して事態が発覚。4月21日、都の健全育成条例違反で、倉田は逮捕された。
A子もB子もコスプレが趣味。倉田はネットで「写真を撮影してあげる」と巧みに声をかけ、家に呼びつけていた。
「学生時代に女子から嫌われていて、同年代の女性に興味が持てなくなった」と、屈折した動機を話す倉田。「A子はともかく、B子には恋愛感情を抱いてました」と打ち明けると、検察官が目の色を変えた。
「未成年に対して避妊具もつけずに性行為をして、よくそんなことを言えますね!」と非難。「妊娠したらどうするつもりだったの?」と問われると「そこまで考えていませんでした」と、あきれた返事だった。
倉田の母親は「制服姿の女の子たちがよく遊びに来ているのは知ってました。間違いがあってはいけないから部屋には入れないように、と言っていたんですが」と、うつむいた。求刑は2年6月。子供を危険から守るはずの児童館の職員に、とんだロリコン男がいたものだ。(安藤健二)