(宮内庁発表分 7日・火)
【午後】
両陛下 静養先の葉山御用邸(神奈川県葉山町)から鎌倉市へご出発
両陛下 鶴岡八幡宮ご訪問《ご参拝、大銀杏ご覧》(鎌倉市)
両陛下 鎌倉市からご帰京
陛下 ご執務(皇居・御所)
両陛下が鶴岡八幡宮ご訪問。
神奈川県葉山町の葉山御用邸で静養していた天皇、皇后両陛下は7日、同県鎌倉市の鶴岡八幡宮を訪問し、昨年3月に強風のため倒れた大銀(い)杏(ちょう)をご覧になった。両陛下はそのまま帰京された。
大銀杏の根からは若い木が伸び、すぐ近くに移植された幹からも芽が出て葉をつけている。宮内庁によると、両陛下は倒木以降、大銀杏を気にしていたため、静養の帰りに立ち寄られることになったという。
両陛下、「明治丸」をご覧に。
天皇、皇后両陛下は8日、東京都江東区の東京海洋大学を訪れ、大学内の資料館で開催中の特別展示「明治丸の航跡を求めて-海洋立国日本のあけぼの-」をご覧になった。
明治丸は明治7年に竣工(しゅんこう)した鉄船で、明治天皇が乗船したこともある国の重要文化財。両陛下は資料館の脇にある明治丸にも入り、明治天皇が使用した貴賓室も見学された。
陛下は明治丸がスクリュー船だったことに触れ「(スクリュー船が)世界でできてすぐに日本に入ってきたんですね」と述べられた。明治丸の甲板で学生たちが歓迎の手旗を振ると、皇后さまは「『ようこそ』まで分かる」と話し、両陛下で拍手を送られた。