参院で憲法審査会規程制定。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 






衆参両院ようやくそろう



参院は18日の本会議で、憲法問題や憲法改正原案を審議する憲法審査会の運営手続きを定めた審査会規程を民主、自民、公明各党などの賛成多数で可決、制定した。共産、社民両党は反対し、民主党の一部議員が棄権。規程の制定により、平成19年5月に改憲手続きを定めた国民投票法が成立してから4年を経て、憲法改正原案の審議から国民投票の実施までに必要な制度が全て整った。

 本会議での賛成討論で、自民党の中曽根弘文参院議員会長は「規程整備だけでは意味がない。国民に開かれた憲法議論を一刻も早く進めることが必要不可欠だ」と審査会の始動を促した。ただ、民主党は委員の選任に前向きでなく、今国会中の審査会開催の見通しは立っていない。

 参院の規程は委員数を45人、表決は出席委員の過半数で行うこととし、憲法改正原案に関する公聴会の開催を義務付けた。

 衆参両院の憲法審査会は、国民投票法の成立に伴い19年8月に設置された。衆院は21年6月に規程を制定したが、参院には規程がなく違法状態が継続。このために衆参両院で委員の選任が進まず、これまで一度も開かれていない。