「yohkan様のブログ・愛国画報 From LA」 より。
福島原発の事業者だもの、事故対応のマズさを責められも仕方のない東京電力。悪気はないにせよ、超大企業だけあって何だか横柄だし、名門意識の上に胡座をかいているようにも見える。その上、役員報酬がバカ高いなんて噂話が流れるので、嫉妬し易い数多の貧乏人から反感を買っちゃってますね。でも、だからって東電を希代の悪者に仕立て上げるのは、おかしい。
「異常に巨大な天災地変が原因なら、電力会社の補償は免責」と定める原子力賠償法を一切無視して、さあ、お前が悪いと、東電を脅し上げる菅内閣。賠償額は青天井だと強要する一方で、突如、銀行に対して債権放棄を要請してみたり、内閣のやってることは常軌を逸しています。まるでヤクザが、お前なんざ死ねよ!と凄んでいるように見えて仕方がない。
コレ、事故発生直後、菅首相が無分別な行動で、自ら被害を拡大したから、その罪を東電になすりつけて誤摩化すのが目的?それとも、悪者の東電を懲らしめて人気を得ようと云う浅はかな作戦?
いやいや、売国政権であればこそ、電力供給の要を潰して、日本経済に致命的なダメージを与えるつもりじゃないか。東電の持っている優秀な原発技術を、特亜の国々に垂れ流そうとしてるんじゃないか。心配の種は尽きません。
さて、事故原因や対策だけど、菅内閣が責任を追求すべき相手は、そもそも民間企業ではない筈。だって電力事業者は、全て経産省 の原子力安全保安院から許認可を得てビジネスをしているのだし、箸の上げ下ろしだって役所の云うがまま。何か問題あれば、保安院を責めるのがフツウじゃないか。
同様、内閣府 には原子力委員会と原子力安全委員会がある。彼らの責任は一体どうなるんでしょ。さらに原発分野には、原子力発電 環境機構、日本原子力産業協会、日本原子力学会、原子力安全技術センター等々、うじゃうじゃと15くらいの政府系団体がある。こういう税金を使って活動している政府関係者には、何の責任もないの?
東電を苛めても日本人にはメリットが全然ない。世界が認めるわが国の有力企業が潰れたら、国民の大損。方や、お役所の仕事が改善され無駄が少なくなれば、みんなが得する話。このくらい、菅さんにも気付いて欲しいんだけどな。
(注)「死ねよ、東電」シリーズの一作目はこちら。毎度、代わり映えしないブログでごめんね。yohkan.iza.ne.jp/blog/entry/2262792/