金総書記にも風評被害? | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 







【外信コラム】ソウルからヨボセヨ(もしもし)


日本の原発事故に関連した韓国での“風評被害”はまだ続いていて、スーパーなどでは放射線予防に効果があるからといって塩が今も品薄だ。また韓国女性を恋人に持つ知人の在韓日本人男性は、一時帰国で名古屋に行ってきたところ彼女に「呼吸に放射能が含まれている!」「近寄らないで!」と言われ困っている。

 韓国女性と結婚し東京に住んでいるある日本人男性は、女房が「放射能が怖い!」といって子供を連れ韓国に行ってしまったままだ。「新学期が始まったのに帰ってこない。子供は早く日本に戻って学校に行きたいと泣いている」といい、夫人に対する説得を頼んできた。

 彼は「韓国女性は思い込みが強くてねえ…」というのだが、日本でも放射能風評被害は相当だから「外国人が不安がるのは仕方ないだろう」と、とりあえずは慰め(?)ておいた。

 ところでソウルの北朝鮮ウオッチャーの間では「北の(金正日)将軍さまも放射能恐怖症らしい」という話が出ている。金総書記は「現地指導」といって公式報道だけでも毎年100回以上も地方視察をやっている。しかし原子炉など核施設で知られる重要な寧辺地区には10年以上、出かけた形跡がないのだ。秘密訪問も考えられるが、ここは「健康上、放射能を恐れているため」と考えたい。


                                          (黒田勝弘)




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