【東日本大震災】 宮城のJR仙石線。
自衛隊と在日米陸軍は21日、津波で駅舎にがれきが流れ込んだJR仙石線野蒜駅(宮城県東松島市)の復旧作業を共同で開始した。10日間かけて、野蒜駅と隣の陸前小野駅の2駅のがれきを撤去する。
作業にはキャンプ座間(神奈川県座間市、相模原市)の米陸軍約40人と、自衛隊の16人が参加。米兵は駅舎に流れ込んだがれきや割れたガラスなどを手で除去し、トラックに積み込んでいた。自衛隊員は、ホームや線路をふさいだ巨木を切断し、重機で撤去した。
米側は周辺での作戦を「ソウル(魂)トレイン」と命名。現地で指揮を執ったアラン・ネイランド大佐は「駅は地域社会の人々にとって大切なインフラ。復旧のために魂を込めて作業したい」と話した。
仙石線野蒜駅で自衛隊とともにがれき撤去作業「ソウル トレイン」を行った米軍兵士ら
=21日正午、宮城県東松島市(鈴木健児撮影)
仙石線野蒜駅で自衛隊とともにがれき撤去作業「ソウル トレイン」を行った米軍。兵士の一人はひざまずいて、大事そうにがれきや写真などを拾い集めていた=21日午前、宮城県東松島市(鈴木健児撮影)
仙石線野蒜駅で自衛隊とともにがれき撤去作業「ソウル トレイン」を行った米軍兵士ら。自衛隊員が米軍の肩に手を回し、労をねぎらった=21日正午、宮城県東松島市(鈴木健児撮影)
JR仙石線野蒜駅の復旧作業をする在日米陸軍の兵士=21日午前、宮城県東松島市
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110421/dst11042112370016-n1.htm