【東日本大震災】
トモダチ作戦の米軍幹部。
東日本大震災の人道支援をする米軍「トモダチ作戦」の指揮に当たったトス空軍大佐が15日、電話で記者会見し、日米同盟の意義を強調、「戦時だけでなく人道支援のために行っている(日米合同の)訓練」が役立ったと指摘した。復旧作業した仙台空港近くを米軍機で飛行中、浜辺に木を並べたアルファベットの「アリガトウ」の字が見え感動したとも振り返った。
会見はトス大佐が駐在している沖縄県の米空軍嘉手納基地とニューヨークなどを結んで行われた。大佐は「私たちが日本政府と自衛隊の仕組みを知っているから意思疎通しやすく、求められる場所に行く許可も得やすかった」と説明。
「アリガトウ」の文字については「苦しみの中で懸命に働いている人たちが私たちへの感謝を伝えるため時間を割いて記した。日本の人たちへの感謝がこみ上げた」と述べた。(共同)
仙台空港近くの浜辺に木を並べて記されたアルファベットの「アリガトウ」の文字
=3日(米軍撮影・共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110416/amr11041610070000-n1.htm