石原軍団、トラック28台被災地へ炊き出し。 | 皇国ノ興廃此一戦二在リ各員一層奮励努力セヨ 







【東日本大震災】



俳優、渡哲也(69)が社長を務める石原プロモーションが14日、東日本大震災で被災した宮城・石巻市を訪問し、大規模な炊き出しを開始した。95年の阪神・淡路大震災でも行った石原軍団は、トラック28台で現地へ。20日までの1週間分、カレー、おでんなど約1万4000食を用意し、初日は2800食を振る舞った。寝袋で泊まり込む渡は「東北が持つ不屈の精神で、復興をあきらめないでほしい」と励ました。(サンケイスポーツ)

 不屈の軍団が、会場の石巻中央公民館の駐車場に登場すると、被災者の顔が一気に華やいだ。

 「渡さん、舘さん、待ってたよ!」。老若男女の声援に手を振るエプロン姿の渡は、やきそばを手際よく盛りつけ、舘ひろし(61)もぜんざいを笑顔で振る舞った。

 今回の炊き出しは、カレー5000人分を作ることができる特大釜などを使い、昼夜各1000食×7日間の計1万4000食を用意。初日の開門には500人が押し寄せ、開始を30分早めた。

 軍団は真っ先に石巻中央公民館の避難民を招待し、昼だけで1800食をオーバーした。おでん、豚汁、天ぷらそば、ぜんざいを待つ列は常時500メートルにも及んだ。

震度6強を記録した7日の余震の影響で石巻は断水。1カ月も準備を重ねた炊き出しの決行が危ぶまれたが、10トン給水車を急きょ調達して実現にこぎつけ、軍団の面々は安堵の表情を浮かべた。

 95年の阪神・淡路大震災でも炊き出しを行った渡は、今回も“出動”。13日に舘、徳重聡(32)らと車で石巻市内に入り、その足でがれきの山と化した漁港や荒れた街を目に焼き付けた。

 「震災から1カ月以上経つのに…悲惨以上の言葉がない」と涙をこらえ、「少しでもみなさまに元気になっていただきたい。明日の力になれば」と料理を作り続けた。

 舘は、同じ宮城県の仙台市で刑事ドラマ「西部警察」のロケをした当時を述懐。先代社長の故石原裕次郎さんが「これから1週間、仙台の軒先をお借りして撮影します」と頭を下げた話に触れ、「軒先をお借りしたご恩返しができたら」と、被災者の食事を運ぶなど大活躍。チビっ子から手作りの「ありがとう」メダルをもらい、感激した。

 俳優陣をはじめ、石原プロ関係者80人は公民館正面の施設を借り、1週間滞在。神田正輝(60)は仕事を終えた足で17日から合流する。“渡団長”は「全員寝袋で雑魚寝」と語りながら、「被災者の皆さまと比べたら、暑い寒いと言ってられません」と気合十分だった。



草莽崛起 頑張ろう日本! 復活・大日本帝国!

帽子にエプロン姿で手際よく焼きそばを作る渡哲也(右)と舘ひろし=宮城・石巻市 (撮影・土谷創造)



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              笑顔でカレーを盛る徳重聡=石巻市中央公民館(撮影・土谷創造)



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カレーライスに焼きそば、豚汁、ぜんざい、おでん…。石原軍団の炊き出しに、黒山の人だかりができた