「夕刻の備忘録」 様のブログより。
消費税の議論がおこる度に、「福祉目的税」の話が出る。「増税分は福祉目的にしか使いません」という例の話である。そしてそこには必ず、増税には反対だが、「福祉のためなら幾らでも払う」という“軽薄な国民”が登場する。「幾らでも払う」などという嘘吐きが、嘘など何とも思わない虚言癖の国会議員を生んだのである。
国防は最大の福祉である。
この言葉が今ほど広く国民の心に染み渡っている時はない。「最後の砦」を自らの誇りとする自衛官の獅子奮迅の働きがあればこそ、被災地においても一定の治安が護られ、亡くなられた方の御霊も安らぎ、生き残った方の「明日」も見えてきたのだ。
自衛隊が被災地にもたらしたもの、それは明日への希望である。
国防は最大の福祉である、ならば福祉目的税は、自衛隊予算にこそ使われるべきである。「防衛目的税」を作ってもいいだろう。「防衛のためなら幾らでも払う」などという軽薄なことは言わない。ただ日本国に相応しい防衛を目指し、全ての自衛隊隊員が誇りを持って働けるよう、精一杯に納税するだけだ。
それにしても我が国の現状は悲惨である。
次の記事を、是非ともお読み頂きたい。
『災害派遣、現場自衛官から上がる悲痛な声
なぜ政府は現場が活動しやすいように手を打たないのか』
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5869
内容の一部を抜粋しておく。
●不発弾や機雷除去が専門である海自部隊が、遺体の捜索に忙殺されている。触れれば崩れるような遺体に、細心の注意を払って作業を続けている。
●防水ツナギ(胴付き長靴)の靴裏が薄く、釘などがゴムを貫通して刺さる怪我人が続出している。しかも、そんな装備ですら絶対数が足りない。怪我をしても抗生物質がない!
●相互連絡は隊員私物の携帯電話で行っている。通信料は個人負担。電波が通じない場所では、大声で叫ぶ。野外通信用の携帯無線機は小隊に1台、分隊には無し。懐中電灯も私物。電池も官品補給は無し。
●自衛官には、大型自動車、トラック・クレーン、玉かけ、フォークリフトなどの免許を持っている隊員が多数いるが、肝心の車両が無い。民間から借り上げてもいない。高機動車は、雨天時には運転席にビニールシートが必要。瓦礫でパンクするタイヤ。
●自衛隊に災害救助の予算はほとんど無い。放射線防護服や除染車、無人機などの装備は、警察、消防の方が充実。自衛隊の大型消防車は20年選手で老朽化している。
●10万人体制を取ったため、交代部隊がほとんど確保できない。3週間現地勤務して、1週間原隊復帰(休暇)、その後また3週間勤務と、同一部隊、同一隊員が行っている。
●1次派遣中の陸自隊員が、派遣中に大量の遺体を見て、いたたまれなくなって自殺した。50代陸曹長が病死した。
●物資とともに隊員も輸送しているため、トラックの絶対数が足りない。この状況下でも、自衛隊の民航機や民間鉄道の使用は不可とされている。例えば、宮城県に展開している陸自は、2日かけてトラックや高機動車で九州の原隊に戻り、6日ほど休んで、また2日かけて陸路被災地へ向かっている。運転する隊員も作業に当たっている。
●74式戦車2両は、3月21日早朝にJヴィレッジに到着したが、そのまま待機し続けており、使われていない。この戦車は老朽化やサビ等により気密性は損なわれており、装備された活性炭では放射性物質を完全に除去できない。ブルドーザーとしての能力はほとんどない。
●隊員は、5時起床、18時捜索終了、作戦会議やミーティングなどで23時頃就寝。物資輸送については、交代制で夜間も行う。4日に1度の入浴(片道3時間)。食事は、ほとんど1日2食。当初は乾パンばかりであったが、除々に冷たい缶飯になり、たまに温食が出る。
★今回の自衛隊災害活動においてさえ、マスコミには心ない発言をしたり、作業をしている隊員に心ない発言を浴びせる人間がいる。
★ ★ ★ ★ ★
言葉を失うとは、まさにこのことである。
震えるほどの怒りを感じる。
常に「チャンスをピンチに変えてきた」民主党であるが、彼等は天災さえ人災に変えてしまう。権力とは、弱い者を顎で使うことだと考えている。命令一つで命を捧げる人間を抱えた組織は、そのトップが真っ先に命を捨てねばならない。少なくともその覚悟を、部隊全員に見せねばならない。その時初めて、彼等は笑顔で死地に向かうのである。
何としても、自衛隊の現状を変えねばならない。復興構想会議などという茶番に付き合っている暇はないのである。瓦礫を集めて「希望の丘公園」とやらを作るのが、その構想の一端らしい。
自衛隊隊員諸君が。今日も血の涙を流しながら、瓦礫という名の「人の想い出」を、一つまた一つと丁寧に、分別しているのである。その最中に、自衛隊教育機関の長たる人間が、瓦礫で作る公園構想を発表する。市民の憩いの場にするというのである。
予算もなく、装備もなく、電池も食い物すら無い中で奮闘する自衛隊。
その学校の長がコレで、最高指揮官がアレである。
これでは何の救いもない。
君よ、自衛隊のために泣け!
そして自衛隊に予算を、隊員に誇りを!
国防は最大の福祉である。
この言葉が今ほど広く国民の心に染み渡っている時はない。「最後の砦」を自らの誇りとする自衛官の獅子奮迅の働きがあればこそ、被災地においても一定の治安が護られ、亡くなられた方の御霊も安らぎ、生き残った方の「明日」も見えてきたのだ。
自衛隊が被災地にもたらしたもの、それは明日への希望である。
国防は最大の福祉である、ならば福祉目的税は、自衛隊予算にこそ使われるべきである。「防衛目的税」を作ってもいいだろう。「防衛のためなら幾らでも払う」などという軽薄なことは言わない。ただ日本国に相応しい防衛を目指し、全ての自衛隊隊員が誇りを持って働けるよう、精一杯に納税するだけだ。
それにしても我が国の現状は悲惨である。
次の記事を、是非ともお読み頂きたい。
『災害派遣、現場自衛官から上がる悲痛な声
なぜ政府は現場が活動しやすいように手を打たないのか』
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5869
内容の一部を抜粋しておく。
●不発弾や機雷除去が専門である海自部隊が、遺体の捜索に忙殺されている。触れれば崩れるような遺体に、細心の注意を払って作業を続けている。
●防水ツナギ(胴付き長靴)の靴裏が薄く、釘などがゴムを貫通して刺さる怪我人が続出している。しかも、そんな装備ですら絶対数が足りない。怪我をしても抗生物質がない!
●相互連絡は隊員私物の携帯電話で行っている。通信料は個人負担。電波が通じない場所では、大声で叫ぶ。野外通信用の携帯無線機は小隊に1台、分隊には無し。懐中電灯も私物。電池も官品補給は無し。
●自衛官には、大型自動車、トラック・クレーン、玉かけ、フォークリフトなどの免許を持っている隊員が多数いるが、肝心の車両が無い。民間から借り上げてもいない。高機動車は、雨天時には運転席にビニールシートが必要。瓦礫でパンクするタイヤ。
●自衛隊に災害救助の予算はほとんど無い。放射線防護服や除染車、無人機などの装備は、警察、消防の方が充実。自衛隊の大型消防車は20年選手で老朽化している。
●10万人体制を取ったため、交代部隊がほとんど確保できない。3週間現地勤務して、1週間原隊復帰(休暇)、その後また3週間勤務と、同一部隊、同一隊員が行っている。
●1次派遣中の陸自隊員が、派遣中に大量の遺体を見て、いたたまれなくなって自殺した。50代陸曹長が病死した。
●物資とともに隊員も輸送しているため、トラックの絶対数が足りない。この状況下でも、自衛隊の民航機や民間鉄道の使用は不可とされている。例えば、宮城県に展開している陸自は、2日かけてトラックや高機動車で九州の原隊に戻り、6日ほど休んで、また2日かけて陸路被災地へ向かっている。運転する隊員も作業に当たっている。
●74式戦車2両は、3月21日早朝にJヴィレッジに到着したが、そのまま待機し続けており、使われていない。この戦車は老朽化やサビ等により気密性は損なわれており、装備された活性炭では放射性物質を完全に除去できない。ブルドーザーとしての能力はほとんどない。
●隊員は、5時起床、18時捜索終了、作戦会議やミーティングなどで23時頃就寝。物資輸送については、交代制で夜間も行う。4日に1度の入浴(片道3時間)。食事は、ほとんど1日2食。当初は乾パンばかりであったが、除々に冷たい缶飯になり、たまに温食が出る。
★今回の自衛隊災害活動においてさえ、マスコミには心ない発言をしたり、作業をしている隊員に心ない発言を浴びせる人間がいる。
★ ★ ★ ★ ★
言葉を失うとは、まさにこのことである。
震えるほどの怒りを感じる。
常に「チャンスをピンチに変えてきた」民主党であるが、彼等は天災さえ人災に変えてしまう。権力とは、弱い者を顎で使うことだと考えている。命令一つで命を捧げる人間を抱えた組織は、そのトップが真っ先に命を捨てねばならない。少なくともその覚悟を、部隊全員に見せねばならない。その時初めて、彼等は笑顔で死地に向かうのである。
何としても、自衛隊の現状を変えねばならない。復興構想会議などという茶番に付き合っている暇はないのである。瓦礫を集めて「希望の丘公園」とやらを作るのが、その構想の一端らしい。
自衛隊隊員諸君が。今日も血の涙を流しながら、瓦礫という名の「人の想い出」を、一つまた一つと丁寧に、分別しているのである。その最中に、自衛隊教育機関の長たる人間が、瓦礫で作る公園構想を発表する。市民の憩いの場にするというのである。
予算もなく、装備もなく、電池も食い物すら無い中で奮闘する自衛隊。
その学校の長がコレで、最高指揮官がアレである。
これでは何の救いもない。
君よ、自衛隊のために泣け!
そして自衛隊に予算を、隊員に誇りを!