「正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現」 様のブログより。
福島第1原子力発電所に向かった三重県「中央建設」の52mアームを持つポンプ車だが、活躍の場は与えられていない。
三重知事選で「敵の手柄にさせたくない」?自民候補から提供された生コン圧送車を引き返させる
http://www.news-postseven.com/archives/20110405_16650.html
原発への生コン圧送車遅れた背景に岡田幹事長の政治的駆引き
2011.04.05 07:00
福島第一原発の注水作業では、50m以上のアームを持つ生コン圧送車が活躍した。「民間からの決死隊志願」として国民も大いに称賛した。が、この経緯には「政治的駆け引き」があった。
最初に提供を申し出たのは日本にある3台のうち2台を保有する三重・四日市の「中央建設」だった。3月17日に2台の車両をオペレーターとともに待機させ、元経産官僚で現在、三重県知事選に立候補している鈴木英敬氏を通じて東京電力に「提供する用意がある」と申し入れた。
東電はすぐに謝意を伝えたが、なぜか結論が長引き、同社に正式要請が来たのは20日の夕方だった。福島到着は21日。3日も待たされたのである。
しかも、その間に官邸は輸出のため横浜港にあった独企業所有の圧送車を“徴用”し、先に現地入りさせると、22日から注水作業を開始した。そして、現地入りして待機していた中央建設の2台は、「もういい」と引き返させたのだった。
政府・与党の橋渡しをする政権幹部の話を聞こう。
「選挙戦が激しさを増している三重県知事選は、岡田幹事長のお膝元で負けられない戦いだ。最初に申し出た中央建設は、自民推薦の鈴木候補の後援企業で、同社の機械が使われれば敵の手柄になる。圧送車を巡る混乱の背景に、政府内部の“配慮”があったことは間違いない。岡田さんも、政府・与党の協議でその経緯を知っていたはずだ」
しかも、結局政府は1号機にトラブルが発生したといって、一度は三重に戻っていた2台を24日になって呼び戻している。
中央建設の役員は、「国の役に立てるなら、いつでも提供します。わが社への要請が遅れたのは釈然としないが、この非常時に与党支持か野党支持かは関係ない。政治的思惑などなかったと信じたい」と語る。為政者より民間人のほうが「国を思う気持ち」が強いのは、誇るべきことでもあるが、国家的危機でもある。
※週刊ポスト2011年4月15日号
>最初に提供を申し出たのは日本にある3台のうち2台を保有する三重・四日市の「中央建設」だった。3月17日に2台の車両をオペレーターとともに待機させ、元経産官僚で現在、三重県知事選に立候補している鈴木英敬氏を通じて東京電力に「提供する用意がある」と申し入れた。
>東電はすぐに謝意を伝えたが、なぜか結論が長引き、同社に正式要請が来たのは20日の夕方だった。福島到着は21日。3日も待たされたのである。
私は、3月22日付ブログ記事において、次のような憶測を述べた。
政府が放水車を壊して支那から日本への巨大ポンプ車寄贈を演出!
ホースの設置を遠回りにし、4時間が限度の放水を7時間連続しろと要求
海江田が消防庁に「速やかに従わなければ、お前らやめさせてやる」と恫喝!
支那の三一重工製は危険
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-4183.html
(一部抜粋)
支那三一重工のポンプ車「SY5502THB」
ただ、この支那の三一重工のポンプ車「SY5502THB」と同様のポンプ車は、既に三重県四日市市の「中央建設」から福島に向けて3月20日夜に出発し、福島県内に到着しているはずだ。
三重県四日市市というのは、民主党幹事長の岡田克也の選挙区だ。
おそらく、政府民主党は、岡田克也の選挙区の三重県四日市市の「中央建設」と、支那の「三一重工」(SANY)の、52メートルや62メートルのアームを持つ巨大ポンプ車に活躍してもらいたいのだろう。
だから、政府は、東京消防庁に、放水車が壊れるような命令をしたのだろう。
【時系列まとめ】
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3月17日~18日
三重県四日市市(岡田克也の選挙区)の「中央建設」が国内に3台しかないという52メートルのアームを持つポンプ車の提供を国に申し出た。
3月19日
支那の「三一重工」は62メートルのアームを持つポンプ車を、緊急に福島に向かわせた。
支那メディアによると、この巨大なポンプ車は1台約8500万円で、東京電力が「購入したい」と湖南省の三一重工に要請したとされている。 (3月21日、日テレが「寄贈」と報道)
3月19日
政府が東京消防庁に対して、ホースの設置ルートを遠回りにするように執拗に要求。
また、4時間限度の放水を連続して7時間放水し続けるよう執拗に要求。
その際、海江田万里が「速やかに従わなければ、お前らやめさせてやる」と恫喝!
その結果、放水車の1台がディーゼルエンジンを焼き付かせ使用不能となった。
3月20日
夜、三重県の「中央建設」の52メートルのアームを持つポンプ車が福島に向けて出発、既に福島県に到着。
3月22日
支那の三一重工のポンプ車が上海の港を出発し、大阪港へ向かう予定。
3月24日
支那の三一重工のポンプ車が大阪港に到着する予定。
大阪からは陸路で福島第一原発を目指す。
―――――――――
三重県の巨大ポンプ車はかなり役に立ちそうだ。
しかし、支那「三一重工」(SANY)製の巨大ポンプ車を福島原発で使用するのは絶対にやめるべきだ!
http://news.xinhuanet.com/photo/2009-12/10/content_12626427.htm
立った クレーンが立った (画像有ル)
2009年12月10日、貴州省貴陽市のビル工事現場で、30トンのクレーン車がバランスを崩して倒立状態となりました。けが人はいませんでした。
2009年12月10日、貴州省貴陽市のビル工事現場で、支那「三一重工」(SANY)製のクレーン車が立った
福島第一原発の事故現場で、これと同じ事が起こったら大変だ。
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以上が、当ブログ3月22日付記事の一部だ。
ところが、今回の「週刊ポスト」2011年4月15日号の記事によって、私の憶測は外れていたことが判った。
「中央建設」は確かに三重県四日市市だから岡田克也の選挙区ではあるが、52mのアームを持つ生コン圧送車の提供を申し入れたのは、岡田克也を通じてではなく、元経産官僚で現在、三重県知事選に立候補している鈴木英敬氏を通じてだった。
元経産官僚で現在、三重県知事選に立候補している鈴木英敬氏は、自民党が推薦している。
民主党幹事長の岡田克也にとっては敵だった。
しかも中央央建設は、自民推薦の鈴木英敬候補の後援企業だった。
これで、中央建設が3月17日に52mのアームを持つポンプ車の提供を国に申し出たのに、政府と東電がなぜか結論が長引かせ、中央建設に正式要請したのが3月20日の夕方となり(福島到着が3月21日)、3日も待たされた理由が判った。
>しかも、その間に官邸は輸出のため横浜港にあった独企業所有の圧送車を“徴用”し、先に現地入りさせると、22日から注水作業を開始した。そして、現地入りして待機していた中央建設の2台は、「もういい」と引き返させたのだった。
「輸出のため横浜港にあった独企業所有の圧送車」というのは、ドイツのプツマイスター社がベトナムに輸出するために、たまたま偶然に横浜港に居た58mのアームを持つポンプ車のことだ。
http://www.nikkei.com/tech/business/article/g=96958A9C93819499E0E0E2E29B8DE0E0E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E3EAE3E0E0E2E2EBE0E7EBEB
国内最大の生コンポンプ車で原発冷やす
2011/3/22 16:00、日経新聞
(一部抜粋)
福島第1原子力発電所の注水作業に当たるため、現地に集まったポンプ車は計4台あることが判明しました。
本記事中にある中央建設の2台、丸河商事の1台に加え、プツマイスター社も横浜港にあった1台を派遣しました。
この1台は、東南アジア向けの輸出用。横浜港から現地に向かう途中で車両トラブルが発生したものの、部品交換を済ませて現地に到着しました。ブームの長さは58mあり、国内最長の52mを上回ります。
http://www.nikkei.com/tech/business/article/g=96958A9C93819499E0E0E2E29B8DE0E0E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;p=9694E3EAE3E0E0E2E2EBE0E7EBEB
生コンポンプ車で150トン注水
2011/3/23 19:40、日経新聞
(一部抜粋)
現地には、ブームの長さが50mを超すポンプ車が4台到着している。生コン圧送装置の製造などを手掛けるドイツのプツマイスター社が、輸出用に横浜港に保管していたブーム58mのポンプ車1台のほか、中央建設(三重県四日市市)が2台、丸山商事(岐阜県恵那市)が1台、それぞれブーム長52mのプツマイスター社製のポンプ車を派遣した。
今回は、プツマイスター社が横浜港から持ち込んだブーム長58mのポンプ車が注水作業に当たった。4号機の建屋は5階建てで、3月15日に起こった水素爆発によって外壁に穴が開いている。ポンプ車ブームを建屋の開口部まで延ばして、地上30mの高さの5階部分にある使用済み核燃料プールに注水した。
>政府・与党の橋渡しをする政権幹部の話を聞こう。
>「選挙戦が激しさを増している三重県知事選は、岡田幹事長のお膝元で負けられない戦いだ。最初に申し出た中央建設は、自民推薦の鈴木候補の後援企業で、同社の機械が使われれば敵の手柄になる。圧送車を巡る混乱の背景に、政府内部の“配慮”があったことは間違いない。岡田さんも、政府・与党の協議でその経緯を知っていたはずだ」
なるほど。
自民推薦の鈴木英敬候補の手柄になることを恐れた民主党の岡田克也幹事長らが妨害したらしい。
これは酷い。
>しかも、結局政府は1号機にトラブルが発生したといって、一度は三重に戻っていた2台を24日になって呼び戻している。
ますます酷い。
>中央建設の役員は、「国の役に立てるなら、いつでも提供します。わが社への要請が遅れたのは釈然としないが、この非常時に与党支持か野党支持かは関係ない。政治的思惑などなかったと信じたい」と語る。為政者より民間人のほうが「国を思う気持ち」が強いのは、誇るべきことでもあるが、国家的危機でもある。
この問題を今検証してみると、実際には政府と東電は、アーム(ブーム)の長さが52メートルのポンプ車を注水作業には使用しておらず、58メートル以上のポンプ車だけを注水作業に使用しているようだ。
どうやら、政府と東電は、「アーム(ブーム)の長さが52メートルでは短く、58メートル以上が必要」というふうな口実をつくったものと考えられる。
現在、プツマイスター社のアーム58m(ベトナムに輸出しようと横浜港に居た)が4号機に使われ、支那「三一重工」のアーム62mが1号機で使われている。
三重県の中央建設が所有するプツマイスター社のアーム52m2台と岐阜県の丸山商事が所有するプツマイスター社のアーム52m1台は、使用されていない。
今後も、プツマイスター社のポンプ車が追加投入されるが、これもアームの長さは62メートルだ。
更にアメリカから70メートル(2台?)を投入する予定だ。
しかし、「アーム(ブーム)の長さが52メートルでは短く、58メートル以上が必要」というロジックは、「週刊ポスト」が言うように、三重県知事選に自民推薦で立候補している鈴木英敬候補の手柄にしたくないからだろう。
注水する「使用済み核燃料プール」は地上30mの高さの5階部分にあるため、アームの長さが52メートルの中央建設のポンプ車でも注水可能と考えられる。
しかも、政府や東電は、中央建設や同じく52mのアームを持つ丸山商事(岐阜県)の関係者には、そのことをきちんと説明していない。
中央建設の関係者がアームの短さを理由に活躍させてもらっていないことを説明されていないことは関係者の証言から判るし、丸山商事(岐阜県)の関係者も次のように述べている。
http://www.nikkei.com/tech/news/article/g=96958A9C93819499E0E1E2E3958DE0E1E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;da=96958A88889DE2E4E1E2E5E0E6E2E0E7E2E6E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2
「詳しい状況は分からないが、使用済み核燃料プールへ的確に注水するためには長さ52mのブームでは少し短いかもしれないという話を聞いている」。丸河商事の担当者はこのように話している。
それなのに、政府や東電の担当者は、中央建設や丸山商事の関係者にはきちんと相談したり説明したりすることなく、52mのアームのポンプ車を使用せず、58mのドイツ製と62mの支那製だけを使用、今後も62mのドイツ製と70mのアメリカ製を投入する予定だ。
政府や東電がアームの長さ不足を理由に52mアームのポンプ車を使用していないことを説明しないのは、長さ不足がそれらを使用しない本当の理由ではないからだろう。
■まとめサイト
福島原発 各国のコンクリートポンプ車 使用の経緯まとめ
http://www45.atwiki.jp/ganpatu/pages/18.html
「国民の生活より民主党が大事なんて許せん!」