「中山成彬オフィシャルブログ・建て直そう日本~この国を守る覚悟を~」 より。
こんにちは、中山成彬です。
早いもので明日から3月です。新燃岳の噴火も小休止しているようですが、まだマグマが溜っているという調査もあり、油断は出来ません。
昨年の口蹄疫、今年に入ってから鳥インフルエンザ、新燃岳の噴火と宮崎は災難が続いています。なぜ宮崎ばかり、と思いながら1日も早い終息を願わずにはおられません。
2月17日に霧島連山、高千穂の峰の麓にある、東霧島神社に参拝してきました。その日は、52年前に新燃岳が噴火した日です。昭和28年に死んだ祖父の命日でもあり、小林の生家にも立ち寄りました。屋根の太陽熱温水器のパネルが落石により壊れていました。4、5センチの尖った石が無数に落下しており、昼間の噴火だと生命の危険もあります。
高原町の同級生の家を訪ねましたが、緊急避難で不在でした。都城の山田町や西岳地区にも足を延ばしました。住民は降灰の除去作業に難儀しています。お年寄りが多く、屋根の樋は溜まった灰が雨が降ると重くなって壊れてしまいますので早くとり除かなければなりません。高校生のボランティアや県外からのボランティアの方々の姿も見えました。畑にも灰が積り、ほうれん草、人参、玉ねぎなどに大きな被害が出てきています。高齢の和牛生産農家の中には、自家肥料の栽培ができず、やめる人も出ています。
入山規制の中を参道を登って長嶋監督が霊気を感じたという神社に参りましたが、人影もなくいささか不気味な感じがしました。天孫降臨の地であり、日本を見守る神様が日本民族に警鐘を鳴らしているのかも知れないと、ふと思いました。
国会の方は、いよいよ菅政権が末期症状です。私が心配した外国人地方参政権や夫婦選択別姓、人権擁護法案などが問題になる前に、外交で失政を続け、民主党の寄せ集めの体質が露呈し、不勉強振りがあからさまになっています。
市民運動家上がりで、国家観のない菅総理です。唐突にTPPを第3の開国だと持ち出したり、国民の生活よりいかに政権の浮揚を図るという意図が見え見えです。5大紙そろって、攻めの農業とか、バスに乗り遅れるなとTPP推進論を掲げているのは何か裏にあるのかと考えてしまいます。日本社会に重大な影響を与えるTPPです。もっと慎重に検討しないと取り返しがつかないことになります。
民主党内が騒がしくなっています。親小沢派がどこまで覚悟を決めて菅内閣を揺さぶるつもりか分かりません。選挙はしたくないという議員心理も働きます。減税日本とか、維新の会とか、又、マスコミを利用して耳目を集めたいという動きも出てきました。菅総理の首と引き換えに予算を通すという策も野党は呑まないでしょう。首をスゲ替えても予算関連法案が成立するという目途もなく、参院に舞台が移っても3月中はゴタゴタが続くでしょう。
ズルズルと4月の地方統一選挙を迎えて、民主党候補が惨敗すればいよいよ菅内閣の存続は難しい。それでも尚、総理の座に居続けることが自己目的化している菅首相は辞めないで頑張るのでしょうか。中東や北アフリカの反体制、民主化運動、北朝鮮、中国ロシアの動向等、世界がめまぐるしく動いている中で、内向きの政治が続いています。一寸先が見えない視界不良の中を免許を取り上げたいリーダーが操縦している日本です。早くやめて欲しい新燃岳噴火と菅政権です。