リビア騒乱
公安相が辞意表明、政権の亀裂拡大。
中東の衛星テレビ局アルジャジーラは22日、リビアのオベイディ公安書記(公安相)が反体制デモへの支持を理由に辞意を表明し、軍にデモ参加を呼び掛けたと報じた。
20日以降、各国・機関のリビア大使に加え、アブドルジャリル司法書記(法相)も辞任しており、41年以上にわたる最高指導者カダフィ大佐の独裁体制の亀裂が一層深刻化した。
カダフィ氏は22日夕、テレビ演説で国外逃亡を否定した上で、23日に行う体制支援デモに国民の参加を呼び掛けた。ロイター通信によると、首都トリポリ中心部の「緑の広場」には22日、数百人のカダフィ氏支持者が集まり「われわれの指導者だ」などと気勢を上げた。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110223/mds11022307050007-n1.htm