「愛国画報 From LA」 より。
突然、ゲームの話です。1991年登場以来、世界中で1000万本も売れている人気ソフト「シヴィライゼーション」、日本やアメリカ、支那など世界の主要文明が古代から近未来にかけ互いに生存と発展を競う戦略ゲームです。
主要文明、即ち大国が入れ乱れ覇権争いを展開する。スエーデンや韓国みたいな小国も都市国家として登場し、大国の陣営に加わる。単なる戦争シミュレーションではなくて、領土獲得、国土開拓、都市建設、さらには軍事、外交、貿易が絡み、国民の幸福度や文化の蓄積を含めた総合力で勝負がきまります。
で、このゲーム、遊んでみると、
わが国の憲法が如何に狂ってるか判ります。
先ず、ゲーム進行上、戦力ユニットが絶対に必要。「陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない」で、労働者とか商工ユニットだけ作ってると、どうなるか。他国に侵略されて滅ぼされます。
これじゃダメだと、次は必要最低限の戦力ユニットを保持する。でも「国際紛争を解決する手段として永久にこれを放棄する」と、どうなるか。他国が紛争をしかけてきて、侵略され滅ぼされます。
つまらないので戦力も使おう、でも「専守防衛」に徹して、敵国が攻撃するまで手をださないと、どうなるか。敵の一撃で味方の戦力は半減するので、負けます。侵略され滅ぼされます。
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」んじゃ、やってられない。ボロ負け必至。あっさり滅亡します。
自国の平和を発展を発展を守るため、いかに戦力が重要か。簡単に理解できるので、若いゲーマー達にお薦めです。
ちなみに最新版はCivilization5。日本語版も販売されているそうです。英語版なら、ここからダウンロード可能。興味のある方は動作環境にご注意くださいね。store.steampowered.com/app/8930/