日本列島が強い冬型の気圧配置に覆われ各地で雪が降り続いた11日、世界遺産の平等院(京都府宇治市)や東大寺(奈良市)などが雪化粧。3連休を利用して訪れた観光客らの目を楽しませた。
平等院では午前6時ごろから降り始めたといい、雪が鳳凰堂の屋根や松の葉の上に。普段とは異なる趣に、多くの拝観者が建物を背景にしながら記念写真を撮っていた。
東大寺や春日大社のある奈良公園でも、いつもは緑の芝生が広がる若草山や広場が一面の雪景色。餌をねだって人に近づくシカも、突然の雪の寒さに耐えるように体を丸めてじっとしていた。
雪のプレゼントに喜んだのは子どもたち。大阪市内の公園では、長靴に手袋、ジャンパー姿で笑顔で雪だるまを作ったり、雪を投げ合って遊んだりする姿が見られた。
雪化粧した平等院鳳凰堂=11日午前、京都府宇治市(平等院提供)
降雪で白く染まった大阪城 =2月11日午前9時55分、大阪市中央区
大阪市内の公園で雪だるまを作る子どもたち=11日午前
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110211/trd11021113580015-n1.htm