ZeroCinema -40ページ目

虚栄のかがり火

虚栄のかがり火      ≪公開時コピー≫
     ニューヨークの人生は
     1メートル先が見えない。


       製作国:アメリカ
       製作年:1990年
       公開年:1991年

 【監督】   ブライアン・デ・パルマ

 【製作】   ブライアン・デ・パルマ

 【出演】   トム・ハンクス (シャーマン・マッコイ)
         ブルース・ウィリス (ピーター・ファロー)
         メラニー・グリフィス (マリア)
         キム・キャトラル (ジュディ)
         ソウル・ルビネック
         モーガン・フリーマン (判事レオナルド・ホワイト)
         F・マーレイ・エイブラハム (地方検事エイブ・ワイス)
         ジョン・ハンコック (べーコン牧師)
         アラン・キング
         クリフトン・ジェームズ
         ドナルド・モファット
         キルステン・ダンスト
         ケヴィン・ダン
         ノーマン・パーカー

 【Zero的評価】 50円

 【リピート率】  ★

 【見所】   まったくもって活かされていないキャスティング

 【鑑賞本数】  年間:69作目  通算:90作目


 【 感 想 】

 ブルース・ウィリスもトム・ハンクスも好きだからどんな作品なんだろうと期待しながら見たのだけど、10分、20分たっても「?」「?」「?」。何をしたいのか。伝えたいのか。つかみどころがなくて、見終わった後に空しさの残る作品だった。

 個人的にはブルース・ウィリスは好きで注目している一人だが、よる年波には勝てない。ダイ・ハードのジョン・マックレーンが抜けきっていない感じ。飲んだくれたとか、売れないとか、そういう落ちぶれた役を演じるとはまりすぎるからあまり見たくない。

 トム・ハンクス+ブルース・ウィリスで身持ちを崩す映画を作ると悲惨さが三割くらい増して見える。それが狙いなのかもしれないけれど、ミス・キャストだったんじゃないかとも思う。救いようのなさがそこはかとなく漂って、ひどく空しくなる。キャスティングは1+1=3にも1+1=0にもなるから不思議だ。

 不倫デートの最中に道を間違えたことから、身を持ち崩す男。その男を食い物にする男。二人の男の話。どこで誰が見ているかわからないとか、悪いことをすれば自分の身に戻ってくるとかそんな当たり前なことをいいたいのか、マスコミの恐るべき力を見せ付けたいのか。しつこいようだが何が言いたいのか伝わらない。ただ「虚栄のかがり火」というタイトルはうまいタイトルだと思う。

 自分のいる場所が虚栄そのもののマッコイ。そして、新たに得た場所が虚栄そのものなファロー。いかに世の中が嘘と見栄でかたまった所なのか、一方はそんな世界から去り、一方はそんな世界に足を踏み入れる。どちらが幸せなのだろうか。そんなことをぼんやりと考えてみる。

 最後のほうで、モーガン・フリーマン演じるホワイト裁判官のセリフで、詳細は忘れたが、嘘や欺瞞に満ちた世界で何が真実かを見極めるのはひどく難しいが常に正直であれといったようなこと言う。自分を必要以上に大きく見せるとどこかで破綻することを思い知らされた。



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クローサー

クローサー      ≪公開時コピー≫
     ルックスに騙されるな。
     


       製作国:香港/アメリカ
       製作年:2002年
       公開年:2003年

 【監督】   コリー・ユン

 【製作】   チュイ・ポーチュウ

 【出演】   スー・チー (リン)
         ヴィッキー・チャオ (クワン)
         カレン・モク (コン)
         倉田保昭 (マスター)
         ソン・スンホン (ティンヤン)
         マイケル・ワイ (シウマ)
         ベン・ラム (ベン)
         ワン・シュウルン (チョウ・ナン)
         セク・サウ (チョウ・ルイ)

 【Zero的評価】 320円

 【リピート率】  ★★★★★

 【見所】   美人姉妹のけんか

 【鑑賞本数】  年間:68作目  通算:89作目


 【 感 想 】

 予告を観てから気になっていた一作。香港版チャーリーズ・エンジェルという肩書き。ワイヤー・アクションの本場、香港発。ガンアクション有り、カーチェイス有りと見所満載。予想以上に面白くて、久々にはまった。

 クローサーは派手で最新技術も使ってたスタイリッシュでスマート。ありえない部分は多分にあるのだけれど、映画は娯楽なんだと思い出させる内容。テンポがよくて、スピードがあって、一気に見られてしまう展開。細部に凝っていて、例えば、リンとクワンの服装一つとっても、チームを組む時は白服。単独行為は黒服だったり、「パノラマ」システムで、リンもクワンも、お互いの裏をかいていたりと頭脳的戦略の整合性が取れている。

 クワンが手にしているビデオカメラが、うまいアクセントとして使われている。クワンの視点でビデオカメラが回っていて「パノラマ」の説明も無理なく無駄ない。リンに反抗して素直に謝れないけれど、ビデオで上手に謝ったり、こんな使い方があるのだと感心した。

 謎の殺し屋姉妹。リンとクワン。姉、リンはもっぱら実戦を。妹、クワンは司令塔で、殺し屋業をやっている。

 クワンから見た姉はミスもなく、できた人間で、頼れて、美人な姉。時には自分を締め付ける、うっとうしい存在であったりもする。手のかかる妹ではなく、一人の人として見て欲しい。そんな思いがにじみでている。それでも、お姉ちゃん大好きなオーラがでていて、ほほえましい。

 リンは妹の前では感情をむきだしにすることはないが、自分のやってる仕事に妹を巻き込んでしまったことに罪悪感を抱いていたり、好きな人に素直になれなかったり、仕事は器用にこなすのに、生きることは不器用で痛々しい。

 刑事のコンはやり手だからこそ、仲間を敵に回してしまう。刑事なのにリンとクワンに惹かれて、捕らえたいのに逃がしたい。そんな葛藤に苦しむ。三者三様それぞれの葛藤があり、その辺の心理的駆け引きも面白かった。



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ベスト・キッド

ベスト・キッド      ≪公開時コピー≫
     いま、鮮やかに
     青春のエキサイトメント!


       製作国:アメリカ
       製作年:1984年
       公開年:1985年

 【監督】   ジョン・G・アヴィルドセン

 【製作】   ジェリー・ワイントローブ

 【出演】   ラルフ・マッチオ (ダニエル)
         ノリユキ・パット・モリタ (ミヤギ)
         エリザベス・シュー (アリ)
         ランディ・ヘラー (ルシール)
         マーティン・コーヴ (クリース)
         ウィリアム・ザブカ (ジョニー)
         チャド・マックィーン
         トニー・オデル
         ラリー・ドレイク

 【Zero的評価】 50円

 【リピート率】  ★

 【見所】   橋でハエはつかめるのか?

 【鑑賞本数】  年間:67作目  通算:88作目


 【 感 想 】

 この映画をはじめてみたのは小学6年の時。翌日、男の子達が教室の一角でベストキッドごっこにふけっていたのを記憶している。当時としては結構センセーショナルな映画だったのかもしれない。十数年を経た今もう一度観ると、あの頃ワクワク、ドキドキしたものが退屈なものに思えてしまった。当時はヒット作だったけれど、時代が変わってしまったのかと思われる。

 親の都合で住む所が変わるその理不尽さというのは、父が転勤族なので自分も味わった口。今まで築きあげた自分の世界が全てリセットされ、また、イチからやり直しという虚しさと出方を間違えればいじめられる自分の立場のもろさは、いやというほど己の身をもって体験している。必要以上に自分を大きく見せるその気持ちはわかるが、ダニエルは弱くて好きになれない。

 体力的な弱さではなくて、精神的な弱さ。弱いというより、むしろ愚かしくて腹が立つ。とはいえ、記憶をさかのぼれば、そんなダニエルにかつての自分が重なるから余計に腹が立つのかもしれない。

 ダニエルも愚かであればダニエルが恋をした彼女アリの元彼ジョニーも愚か者。想像するにその愚かさがアリを失う原因になったはずなのに気がつけない馬鹿者。さらには腕にモノを言わせて、ダニエルをこらしめるあたりもただのバカ。ジョニーの師匠に至っては力あるものが全てを制すると勘違いしている。パワーがあってもその使い方知らなかったら筋肉バカってことに気がつこう。もっと頭使おう。大人なんだから。と思った。

 力あるもの=強者、力のない者=弱者っていうわかりやすい構図がアメリカって国は好きだよなと思った。シンプルで簡単な考え方だけど、善と悪しかないのか?とも思う。この当時はこういう考え方がまかり通っていたのかとも思う。

 漠然とアジアンブームのはしりだったのかとも思う。空手とか着物とか、禅とかオリエンタルなものが、きっとアメリカ人には真新しかったのだろう・・・。



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ゴーストシップ

ゴーストシップ      ≪公開時コピー≫
     恐怖といっしょに、
     閉じ込めてあげる。


       製作国:アメリカ
       製作年:2002年
       公開年:2003年

 【監督】   スティーヴ・ベック

 【製作】   ギルバート・アドラー
         ジョエル・シルヴァー
         ロバート・ゼメキス

 【出演】   ジュリアナ・マーグリーズ (モーリーン・エップス)
         ガブリエル・バーン (ショーン・マーフィ船長)
         ロン・エルダード (ドッジ)
         イザイア・ワシントン (グリアー)
         デズモンド・ハリントン (ジャック・フェリマン)
         アレックス・ディミトリアデス (サントス)
         カール・アーバン (マンダー)
         エミリー・ブラウニング
         フランチェスカ・レットンディーニ

 【Zero的評価】 100円

 【リピート率】  ★

 【見所】   前半ホラー、中盤サスペンス、後半は・・・

 【鑑賞本数】  年間:66作目  通算:87作目


 【 感 想 】

 観る前に人からあらすじを聞いていたおかげで苦手なホラーであるゴーストシップもそれほど怖くなく観ることができた。怖いは怖かったけれど。怖いという、痛さと残忍さが勘弁してくださいという感じだった。

 とにもかくにも死に方がどれもこれも痛いの一言に尽きる。銃で撃たれる。ナイフで刺される。首をへし折られる。そういう物理的な痛み。目の前で人が死んでいき、次は自分が死ぬんだという恐怖。殺された後に時差で「殺されたんだ」とわかる死。悪い趣味だけど、痛さを想像してしまうから余計に痛くなる。怖さよりは痛さを感じて観終わったという印象が強い。それはさておき。

 約40年前に沈没した豪華客船アントニア・グレーザー号と思われる船をサルベージクルーが引き上げるところから物語ははじまる。何やら曰くつきの船。乗り込んだものの銃痕があったり、事故があって沈没したとは思えない形跡。エップスが何度か目撃する謎の少女。謎だらけの船とトラブル続出、変死続出。穏やかではない作品。

 個人的にチームものが好きでゴーストシップもマーフィー率いるチームモノだから好きな感じではある。自分の場所を守って、チームが円滑に回るようにお互いを尊重して。多少のゴタゴタはつきものだけれど、マーフィーがびしっと締めてチームとして成り立っている。そういうチームの姿がかっこいい。

 サルベージの世界では珍しい(らしい)女のメンバー、エップスが裏番長的な存在。しっかり者というか、トラブル発生時にきちんと状況見極めて的確な判断下す賢さがあるように見える。勇ましくてかっこよくて憧れる人ではある。

 ホラー・サスペンスという位置づけであるが、ホラーという割にはおどろおどろしていないし、サスペンスというほど謎解きらしい謎解きもなく、全体的にぼんやりと中途半端な感じを受けた。ただ、血を求めるあれの存在は不気味で怖かった。元々、トラブルのタネになるものではあるが・・・。



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12モンキーズ

12モンキーズ      ≪公開時コピー≫
     み・ん・な・消・え・る
     


       製作国:アメリカ
       製作年:1995年
       公開年:1996年

 【監督】   テリー・ギリアム

 【製作】   チャールズ・ローヴェン

 【出演】   ブルース・ウィリス (ジェームズ・コール)
         マデリーン・ストー (キャサリン・ライリー)
         ブラッド・ピット (ジェフリー・ゴインズ)
         クリストファー・プラマー (ゴインズ博士)
         ジョン・セダ (ホセ)
         H・マイケル・ウォールズ
         ボブ・アドリアン
         サイモン・ジョーンズ
         ジョセフ・メリト
         デヴィッド・モース

 【Zero的評価】 320円

 【リピート率】  ★★★★

 【見所】   ジェームズは何者だ?

 【鑑賞本数】  年間:65作目  通算:86作目


 【 感 想 】

 タイトルの「12モンキーズ」12匹の猿?何だろう?予告を観る限り近未来っぽい。どんな話だろう。人類滅亡系?前知識なく観はじめて、やばい好きな話だと気がついた時にはすでに遅し。時間軸狂う話が好き。時間旅行系も。未来からとか、未来へとか、時空越える話は何が起きるかわからないバクチめいた所が好きだ。

 ブルース・ウィリスは不思議な人。一度、スクリーンの中に入ってしまうと孤独で損な役回りがよく似合う。12モンキーズも損というか貧乏くじひいてしまうような役。任務にバカみたいに忠実で、一抜けたでほったらかしてもいいことを生真面目に背負ってしまう不器用さがこの人の魅力だろう。

 十年後、二十年後の近くもないけれど、そう遠くもない未来の世界はどうなっているのだろう。小さい頃はリニアモーターカーが走っていて、超高層ビルが建っている世界を想像していた。今は混沌というか、むしろ廃墟めいたものしか思い浮かばない。

 だから、廃墟化したN.Yを見渡すジェームズが「何だこれは?」と己の目を疑うような光景に、それでも何となく納得しているような表情を見せた瞬間、その気持ちがよくわかるような気がした。

 この「今」になった原因を突き止めて、それを食い止めることが本当にできるかどうか、過去に戻ることが肉体的に可能かとか、いろいろ疑問が湧いたりもしたけれど、必死なジェームズを観ていたら、岩をも崩す一念はあるのだなと思った。いや、あって欲しいと思った。

 ジェームズに翻弄されているキャサリンは端から見たら狂っているようにしか見えないけれど、一途に人を信じるその姿はうらやましい。信じることは難しい。人の言葉は真実も嘘もある。だから安易に鵜呑みにできないし、惑わされるし、時にはバカを観るわけで、疑心暗鬼にもなる。それでもジェームズの言葉を信じて、右往左往している姿はかっこ悪いなとも思ったけれど、最後に人を信じるその姿勢はかっこよかった。



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恋する40days

恋する40days      ≪公開時コピー≫
     
     


       製作国:アメリカ
       製作年:2002年
       公開年:劇場未公開

 【監督】   マイケル・レーマン

 【製作】   ティム・ビーヴァン
         エリック・フェルナー
         マイケル・ロンドン

 【出演】   ジョシュ・ハートネット (マット)
         シャニン・ソサモン (エリカ)
         パウロ・コスタンゾ (ライアン)
         ヴィネッサ・ショウ (ニコール)
         アダム・トレーズ (ジョン)
         エマニュエル・ヴォージア (スージー)
         ローリン・ヒース (ダイアナ)
         アーロン・トレイナー (ウェイター)
         グレン・フィッツジェラルド (クリス)
         モネット・メイザー (キャンディ)
         マギー・ギレンホール

 【Zero的評価】 320円

 【リピート率】  ★★★★

 【見所】   バカでもなんでもやっぱ友達はいい・・・?

 【鑑賞本数】  年間:64作目  通算:85作目


 【 感 想 】

 恋する40Days。タイトルのいけてなさにはあえてふれずにおく。コミカルなラブコメディ。ジョシュ演じるマットは彼女にふられ、半年経っても立ち直れずにいる。ルームメートの悪友はジョシュの顔のよさをいいことにペアを組んでナンパ三昧。毎日を楽しんでいる。一方のマットは恐ろしい幻覚を見て肝心なところで決まらない。これじゃ、ダメだ!とキリスト教の受難節にあやかり、40日の禁欲は生活をはじめる。セックスはもちろん。キスもだめ、いちゃつくことも、自分でなぐさめることもダメ。そんなジョシュの禁欲生活に悪乗りしたのが、ルームメートの悪友。なんと、賭けサイトを造ってしまう。

 何かを辞めようとすると、必ずこういう悪乗りをするやつ一人はいる。かくいう自分もその一人で友達がつきあいはじめたと聞けば何週間もつかと、禁煙をしたときけば何日持つかと賭けた。今思えばロクでもないけど、そういうアホなことに時間を費やすというのは暇だからできることで、そのぐらいの遊びは経験しておいて損はない。ただ、注意すべきは「賭け」ていると知られた時点で「遊ばれている」と思われて、うまくいくものもうまくいかなくなってしまうことがある。

 映画であれば万が一悪いほうに転がってしまっても笑い話ですむ。「恋する40Days」はすまないけれど。マットは必死に食い止めるわけで、それがまた、観ていて面白かったり、切なかったりする。些細なことで一喜一憂しているマットが端から見ていて、かっこよかったり、かわいかったり、等身大の20代の恋っぽさがある。大掛かりなラブコメディではなくて、そこら辺にありそうで、それがこの映画のよかったところだと思う。

 ちょっぴり下品な笑いもあるんだけれど、ジョシュ・ハートネットの持ち前の爽やかさでうまくカバーしている。若手俳優ばかりで派手さはないものの、うまくまとまっている一作。つきあいはじめの恋人にオススメの映画です。



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五条霊戦記

五条霊戦記/GOJOE      ≪公開時コピー≫
     我に挑め
     


       製作国:日本
       製作年:2000年
       公開年:2000年

 【監督】   石井聰亙

 【出演】   隆大介 (武蔵坊弁慶)
         浅野忠信 (遮那王 / 源義経)
         永瀬正敏 (鉄吉)
         岸部一徳 (平忠則)
         國村隼 (朱雀法眼)
         勅使河原三郎 (阿闍梨)
         船木誠勝
         粟田麗
         鄭義信
         成田浬
         細山田隆人
         内藤武敏
         光石研
         加瀬亮

 【Zero的評価】 0円

 【リピート率】  ★

 【見所】   映像が暗くて音が小さいので要注意!なところ

 【鑑賞本数】  年間:63作目  通算:84作目


 【 感 想 】

 日本映画は嫌いではない。さらに浅野忠信、永瀬正敏とこれもまた嫌いではない俳優。でも、今ひとつ、ふたつみっつみるまえからどんな話なのか把握していなかった。あらすじ読んでも今二つ三つ「?」時代物?侍?

 正直な感想。ワケワカラナサスギ。観た時の状況も集中して見ていないのと、音が小さすぎる(ボリュームあげても会話が聞こえてない。)のと、日本映画独特の画像の暗さがうまいぐあいにからみあって、より一層話をわからなくしてくださいました。

 源氏再興を誓って、平家を闇討ちする遮那王―後の義経―と、鬼退治をいいつかった弁慶。そしてそれに同行する案内人の刀鍛冶鉄吉。一体全体誰が主人公だ?鉄吉?弁慶?さっぱりわからない。そもそも鉄吉が何者なのかもさっぱりわからない。

 遮那王=鬼で、弁慶が鬼退治をするというのは何となくわかったが、遮那王の大儀がよくわからなかった。源氏再興?むしろ、人斬りを楽しんでいるように見えたのは気のせい?それが狙いなのか?もっとも鬼達黒服集団達には一瞬だけだが、動きとかたたずまいとかに心を奪われかけたのは内緒の話だ。

 義経とか義仲とかその辺の時代はテーマとしては使い古されているモノだと思われる。だからこそ、新解釈と現代の最新技術との融合めいた何か新しいことをしようとしたのであろう。その辺の心意気は認めるが、奇をてらいすぎた感が否めない。

 陰陽道っぽいおどろおどろしさは嫌いじゃないし、不思議な世界には心奪われかけたが、理解を超える。それが狙いかもしれないが、どうもこういう映画を観ると、日本の映画界の進歩のなさというか、いつまでたってもB級のイキを出ない作品が多いこの現実に失望を感じる。いつまでもチャンバラ映画に固執する必要もなかろうに。金とフィルムと役者の無駄遣い。そんな言葉が頭をよぎる。派手さを求めるわけじゃないが、そろそろオタク的な世界から抜け出そう。奇抜さだけじゃ面白みにかける。



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6デイズ/7ナイツ

6デイズ/7ナイツ      ≪公開時コピー≫
     脱出不可能!!
     その島は、地図には存在しない。


       製作国:アメリカ
       製作年:1998年
       公開年:1998年

 【監督】   アイヴァン・ライトマン

 【製作】   アイヴァン・ライトマン
         ウォリス・ニキタ
         ロジャー・バーンバウム

 【出演】   ハリソン・フォード (クイン)
         アン・ヘッシュ (ロビン)
         デヴィッド・シュワイマー (フランク)
         ジャクリーン・オブラドース (アンジェリカ)
         テムエラ・モリソン (ジャガー)
         アリソン・ジャネイ
         ダニー・トレホ

 【Zero的評価】 50円

 【リピート率】  ★

 【見所】   年はとっても元祖アクションスターだから。な、ハリソン・フォード。

 【鑑賞本数】  年間:62作目  通算:83作目


 【 感 想 】

 孤島パニック系。あまり期待はしていなかったが、やっぱり、期待通りの映画でつまらないというのが正直な感想。

 アン・ヘッシュ演じる所のやり手の雑誌編集者ロビン。婚約者とのバカンスから物語がはじまる。海がきれいな行き先は下界から遮断されたような孤島。一日に数本しか出ていないチャーター便も天候次第で飛んだり、飛ばなかったり。田舎特有ののんびりさがある。チャーター便のパイロット・クインはハリソン・フォード。田舎の年寄り特有の都会嫌いな偏屈さを持ったおじいちゃん。

 ロビン&クイン。出会いから最低な二人。用が済めば二度と顔を合わせなくてすむはずが、ロビンの急な仕事で仕方なく飛行機を出すことになる。天候は最悪。雨、風、雷とくれば、やっぱり墜落。孤島で二人すごすハメになる。海賊においかけられたり、脱出を試みたりと大忙し。一方ロビンの婚約者とクインの彼女は不安な気持ちからベッドイン。よくあるオチすぎて笑えない。

 クインのダメダメぶりはスターウォーズ、インディがなければそれはそれでよかったのかもしれないが、前提としてインディとかあるから、どうもなじめなくて好きになれなかった。田舎じじいの頑固さは好きな感じだったけれど。

 ロビンはあまり好きになれなかった。都会モノの身勝手さとアメリカ人特有のオレサマな感じがハナについた。墜落してからは意外とたくましくて、その前向きさは好感を持てたけれど。働いて、ある程度会社から認められると身軽に動けなくて不便だねと他人事のように思ってみる。好きで、仕事あるから帰らないといけないっていうのがありきたりすぎてつまんない。孤島で二人きりになって結局恋に落ちちゃうってのもつまんないけれど。

 ありきたりすぎるラブ・ストーリーはつまんないという気持ちもある。とはいえ、そもそも恋愛モノが苦手なジャンルだから、苦手意識が働いてしまうのが最大の原因か。ともあれ、普通につまらない映画だった。



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ハロウィンH20

ハロウィンH20      ≪公開時コピー≫
     あの惨劇から20年・・・
     ハロウィンの夜に 再び恐怖が蘇る


       製作国:アメリカ
       製作年:1998年
       公開年:2002年

 【監督】   スティーヴ・マイナー

 【製作】   ポール・フリーマン

 【出演】   ジェイミー・リー・カーティス (ケリー・テイト / ローリー・ストロード)
         ジョシュ・ハートネット (ジョン)
         アダム・アーキン (ウィリアム / ケリー)
         ミシェル・ウィリアムズ (モリー / ジョン)
         LL・クール・J (ロニー)
         ジョディ・リン・オキーフ
         アダム・ハン=バード
         ジャネット・リー
         ジョセフ・ゴードン=レヴィット
         ナンシー・スティーヴンス

 【Zero的評価】 100円

 【リピート率】  ★★

 【見所】   やっぱり母は強し。

 【鑑賞本数】  年間:61作目  通算:82作目


 【 感 想 】

 しつこいようだがホラー映画は嫌いだ。ポルターガイストからゾンビ、エイリアン。どれも苦手だ。それにも関わらず手にとったのはジョシュ・ハートネットが出ているからだけだった。

 ハロウィンH20はハロウィンという映画があって、その20年後という話らしい。猟奇殺人ものではあるらしい。ローリー・ストリート。高校の校長。現在はケリー・テイトと名乗っている。高校生の息子が一人。溺愛しているわけではないが甘いのは事実。ハロウィンは悪しき過去が甦る。20年前のハロウィンの日に実の兄に、両親他を殺されたから。刑務所にぶち込まれた兄がいつまた目の前に現れるかわからない。絶対に現れない保証はどこにもない。だから、息子を自分の目の届く所に置いておきたい。

 ローリー(ケリー)は20年前のハロウィンと同じ役者らしい。20年間に蓄積したものがにじみでているような気がする。ただ逃げ惑うだけだったのが、息子という守るものを得て、それを失いたくないが為に立ち向かっていく姿はかっこよかった。子どもを無条件で守れる母になりたいものだ。

 おびえから憎しみ、怒り、悲しみ、苦しみ、内面ドロドロの負の感情ばかりだけれど、それが原動力となる時もあるから決してマイナスではない。そんなことを思ってみる。

 そもそも見ようと思った理由のジョシュ・ハートネットはケリーの息子役。高校生で割と優等生。母親が何におびえているかわからず、ハロウィンの旅行に参加できないことを母親の束縛と思い疎ましく感じる思春期の様子がうまい。母親にはいい息子を、彼女にはいい彼氏を、友達にはちょっと悪ぶって見せて、そうやって小器用に生きている今時の高校生っぽさがジョシュらしくて、そこだけほんわかしていた。

 逃げるだけから、母と彼女を守るために挑む。そういう心理変化をうまく演じていた。守られる立場から守る立場になって、そうやって男の子から男になっていくんだなと思ってみる。



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ギフト

ギフト      ≪公開時コピー≫
     “超感覚(ギフト)”を与えられた
     彼女だけがこの事件を解き明かす――


       製作国:アメリカ
       製作年:2000年
       公開年:2001年

 【監督】   サム・ライミ

 【製作】   ジェームズ・ジャックス
         トム・ローゼンバーグ
         ロバート・G・タパート

 【出演】   ケイト・ブランシェット (アニー・ウィルソン)
         ジョヴァンニ・リビシ (バディ・コール)
         キアヌ・リーヴス (ドニー・バークスデール)
         ケイティ・ホームズ (ジェシカ・キング)
         グレッグ・キニア (ウェイン・コリンズ)
         ヒラリー・スワンク (ヴァレリー・バークスデール)
         マイケル・ジェッター (ジェラルド・ウィームス)
         キム・ディケンズ (リンダ)
         ゲイリー・コール (デヴィッド・ダンカン)
         ローズマリー・ハリス (アニーの祖母)
         J・K・シモンズ (パール・ジョンソン保安官)
         チェルシー・ロス (ケネス・キング)
         ジョン・ビーズレー (アルバート・ホーキンス)

 【Zero的評価】 100円

 【リピート率】  ★

 【見所】   珍しく悪役なキアヌ。

 【鑑賞本数】  年間:60作目  通算:81作目


 【 感 想 】

 神から与えられた不思議な能力。だから「ギフト」ととりあえずは納得。中身のおどろおどろしさとはうってかわって、後味すっきり系だった。救いようのなさ。目に見えないモノを見てしまうこと。死者からのメッセージ。目をつぶっていたいことから目を背けられないこと。そういう「負」の中に希望めいたモノを覗わせて監督と、脚本のセンスのよさは好感をもてた。

 魔女、結婚、ドメスティック・バイオレンス、いじめ、精神障害者・・・キーワードがたくさんあって、考えること、思うことが色々とあった。

 主人公のアニーは人の運命を見抜く不思議な「能力」を持った女性。それゆえ占い師で生計をたてている。能力を持っているが為に「魔女」と呼ばれ恐れられたり、反対に頼ってくる人がいたりする。アニー自身も自分の能力を疎ましく思う一方で、その能力とうまく折り合いをつけ生きている。人が持っていない能力を持つ=個性とも捕らえることはできるけれど運命を受け入れて、凛と生きているアニーの姿はかっこよい。

 アニーが助言をするドメスティック・バイオレンスに苦しむヴァレリー。顔や体中にあざができるほど夫の暴力に苦しんでいるのに別れられない。我慢すればいいと口にする姿は理解に苦しむ。人に助けてもらうことばかり願って、自分からは何も行動をおこさない姿勢にイライラしたのだと思われる。暴力というのは感情を言葉にできないことから、引き起こされるモノだと思う。だけど、面白くない気持ちとか、ムシャクシャした気持ちの行き場所に誰もが困っているけれど、それを弱者―女、子ども―にぶつけるのは卑怯だ。愛しているから。それで、自分が死にかけても許せるもの・・・か?

 ヴァレリーにしろ、誰にしろ、悪いサイクルから抜け出すのは勇気とエネルギーのいる事。最終的な判断を下すのは自分。人の好意とチャンスとタイミングを逃さない勇気と行動力は常に持っていたいと、そんなことを思ってみる。



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