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ミーン・ガールズ

ミーン・ガールズ      ≪公開時コピー≫
     女の子たちのホンネ、
     のぞいてみる勇気ある?


       製作国:アメリカ
       製作年:2004年
       公開年:2005年

 【監督】   マーク・ウォーターズ

 【製作】   ローン・マイケルズ

 【出演】   リンジー・ローハン (ケイディ・ハーロン)
         レイチェル・マクアダムス (レジーナ)
         ティナ・フェイ (ノーバリー先生)
         ティム・メドウス (デュバル校長)
         エイミー・ポーラー (ジョージ夫人)
         アナ・ガステヤー (ベッツィ・ハーロン)
         レイシー・シャベール (グレッチェン)
         リジー・キャプラン (ジャニス)
         ダニエル・フランゼーゼ (ダミアン)
         ニール・フリン (ハーロン氏)
         ジョナサン・ベネット (アーロン)
         アマンダ・セイフライド (カレン)

 【Zero的評価】 200円

 【リピート率】  ★★★

 【見所】   ノーバリー先生とジャニス!

 【鑑賞本数】  年間:54作目  通算:350作目


 【 感 想 】

 転校生のケイディは、初めての学校、初めての集団生活を体験することになる。初めての友達もできる。今までとは違う生活で、友達が出来て、嬉しい気持ちと失いたくない気持ちが入り混じる。自分も転校生なので、ケイディの戸惑いとか胸の内に共感する部分があって、懐かしさと痛さとがこみ上げてきた。

 ドールズというセレブ・グループのリーダー、レジーナに目を付けられるケイディ。実はレジーナとジャニスの間にわだかまりがあり、ジャニスはケイディを使って仕返しをすることを思いつく。はじめは面白半分だった。

 しかし、ケイディは個人的にレジーナに対し、仕返しをもくろむ。面白半分でやっていた頃と違い、真剣に仕返しをしだすケイディはどんどん意地悪な人間になってしまう。演技なのか、本性なのか、ケイディ本人も止められなくなり、親友のはずのジャニスやダミアンとも仲違いをしてしまう。そして、ドールズの本性に付き合いきれない思いを抱きながら、ドールズから抜け出せなくなってしまう。体は大きくても、子どもはまだまだ子どもで、一度、誤った道へ転がってしまうと、自分で道を修正するのは難しいものである。

 全校女子生徒を巻き込んだ大喧嘩が勃発。問題収束の為にノーバリー先生のとった行動が粋で素敵だと思った。そして、ジャニスの取った行動が潔くてかっこよかった。

 全ての大元はレジーナが引き起こしたこと。親の金を使ってきれいに着飾り、お化粧をし、自分は何の努力もしていないのに、自惚れ、天狗になってしまった。それに気が付かずに過ごし、自分の思い通りにいかないと癇癪を起こす。巻き込まれたほうはいい迷惑ではある。

 少なからずレジーナのような部分は女なら、誰もが持っている側面で、出す、出さないは賢さがあるかないかというだけ。陰口と推測で物事を話すのは災いの元にしかならないので、しないように心がけねばと思った。陰口たたいている時の顔はホントに醜いものです。



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リトル★ダイナマイツ/ベイビー・トークTOO

リトル★ダイナマイツ/ベイビー・トークTOO      ≪公開時コピー≫
     ちっちゃなカラダで、でっかいパワー!
     3人の“トーキング・ベイビー”が、お騒がせ!


       製作国:アメリカ
       製作年:1990年
       公開年:1991年

 【監督】   エイミー・ヘッカリング

 【製作】   ジョナサン・D・クレイン

 【出演】   ジョン・トラヴォルタ (ジェームズ)
         カースティ・アレイ (モリー)
         オリンピア・デュカキス (ロジー)
         イライアス・コティーズ (スチュアート)
         トゥインク・カプラン (ローナ)
         ギルバート・ゴットフリード
         ローン・サスマン (マイキー)
         ニール・イズラエル (Mr.ロス)
         ブルース・ウィリス (マイキー)
         ロザンヌ・バー (ジュリー)
         デイモン・ウェイアンズ (エディー)
         メル・ブルックス (トイレマン)

 【Zero的評価】 100円

 【リピート率】  ★★★★

 【見所】   ジョン・トラヴォルタのダンスとパイロット姿

 【鑑賞本数】  年間:53作目  通算:349作目


 【 感 想 】

 便乗製作した匂いのする「ベイビー・トーク2」。そこそこ面白おかしい。あれもこれも詰め込んだ為にストーリーが散漫になってしまったが、シュールな笑いは健在ではある。

 ジェームズとモリーはめでたくゴールインし、ジュリーも生まれ、幸せ街道まっしぐらと思いきや、犬も食わない夫婦喧嘩の毎日。どちらが悪いかと言えば、嫉妬や八つ当たりがほとんどなので、ジェームズの方が、分が悪い。ただ、そうさせた原因はモリーにあるので、お互い様だろう。

 公認会計士のモリーにしてみれば、家計のプロだから、お金のあれこれについて口を出したいのはよくわかる。だけど、良くも悪くも昔気質のジェームズが怒らないわけがない。それでなくても、モリーの家に転がり込み、肩身が狭い思いをしているのに仕事のことや、お金のことをあれこれ言われたら怒りたくもなる。

 1はシングル・マザーとして頑張っているが空回りなモリーが愚かしくも、面白くもあったのだけど、2は一変して強気になってしまって魅力が半減で残念。

 マイキーと妹ジュリーの「ベイビー・トーク」も面白いが、あれはマイキーにブルース・ウィリスのおっさん声というギャップが面白いのだと思う。子はかすがいとも言うが、両親の間を取り持ち、妹も受け入れ、子どもながらに苦労人と他人事のように思う。

 モリーの弟スチュアートは見ていて情けなくなるが、どこの国にもああいう男はいるらしい。人に世話してもらうのが当たり前で、実力を認めない世間が悪くて、人に迷惑をかけている自覚がない。面倒を見るのと甘やかすのは断然異なるわけで、ジェームズが怒るのもムリはない。身内であればこそ、本人の為を思って、厳しく接するべきだと思ってみる。血のつながりというのは他人よりもやっかい。反対に血がつながっているからこそ・・・というのもあるので、一概にどうこうは言えない。

 注目すべきはジョン・トラヴォルタのダンスとパイロット姿かな?



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ベイビー・トーク

ベイビー・トーク      ≪公開時コピー≫
     ボクが、今年のスーパースター!
     困ったもんだぜ! 大人って……


       製作国:アメリカ
       製作年:1989年
       公開年:1990年

 【監督】   エイミー・ヘッカリング

 【製作】   ジョナサン・D・クレイン

 【出演】   ジョン・トラヴォルタ (ジェームズ)
         カースティ・アレイ (モリー)
         オリンピア・デュカキス (ロージー)
         ジョージ・シーガル (アルバート)
         エイブ・ヴィゴダ (グランパ)
         トゥインク・カプラン (ローナ)
         ジョーイ・ボウシェル (メリッサ)
         トゥインク・カプラン (ローナ)
         ジョイ・ブーシェル (メリッサ)
         ドン・S・デイヴィス (フレッシュナー先生)
         ブルース・ウィリス (マイキー)

 【Zero的評価】 200円

 【リピート率】  ★★★★★

 【見所】   ブルース・ウィリスのナレーション

 【鑑賞本数】  年間:52作目  通算:348作目


 【 感 想 】

 何で今更と思わなくもないが、「ベイビー・トーク」は好きな映画。コメディそのものな映画だけどラブロマンスあり、シュールな社会問題があり、中身が盛りだくさんなのにバランスがいい。アメリカという国のお勤め事情や社会観が垣間見えるのも好き。美味しい映画。

 一番好きなのはブルース・ウィリスが声のみで出演している所。精子レベルから赤ちゃんまで、心の声をテンポよくぐだぐだ言っているのが面白い。実際思っていそうなことを言うから、たまらない。中身がシュールで、笑えないこともあるけど、そんな所も笑えてしまう。モリーママの思惑とのすれ違いも何ともはや。実際、赤ちゃんはしゃべれないけれど、しゃべれたらこんなこと言うのかなと思う。大人の思いを押し付けられたらたまらないとドキっとする。

 不倫の果てにシングル・マザーの道を選んだモリーは自業自得とはいえ、気持ちわからなくはない。精一杯やっているけれど、空回り。マイキーの父親に。と、見合いを繰り返すが、どれもこれも・・・。モリーの妄想っぷりは見ていて面白いし、楽しいけど、そういう目でしか見ないのもどうなのだと思わなくもない。女の中にそういう打算的な要素が少なからずある。女性の監督だから、余計に生々しい。でも、笑いを取る方向に展開させたのはよい。

 モリーから見たら、ジェームズはいい加減な男だけど、第三者的に見るといい男に見える。実際にこんな男はいないだろうけれど、人生を楽しむ為に生きていて、夢をあきらめない姿勢がまぶしかくて、かっこよい。家事も育児もできる男は貴重。夫にするならこういう男がいいと頭の片隅で思ってみる。実際の所は楽しさ半分、振り回されて疲れる半分だと思うが、前向きな所にはひかれる。強引なくせに素直でない不器用な所がツボ。人をおちょくる所があるけれど、モリーを振り向かせたいだけなのが、見え見え。大人なのだか、子どもなのかがわからなくて、ほほえましい。



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チョコレート

チョコレート      ≪公開時コピー≫
     たかが愛の、代用品。
     


       製作国:アメリカ
       製作年:2001年
       公開年:2002年

 【監督】   マーク・フォースター

 【製作】   リー・ダニエルズ

 【出演】   ビリー・ボブ・ソーントン (ハンク・グロトウスキ)
         ハル・ベリー (レティシア・マスグローヴ)
         ピーター・ボイル (バック・グロトウスキ)
         ヒース・レジャー (ソニー・グロトウスキ)
         ショーン・コムズ (ローレンス・マスグローヴ)
         モス・デフ (ライラス・クーパー)

 【Zero的評価】 320円

 【リピート率】  ★★★

 【見所】   ビリー・ボブ・ソーントンが初々しく恋をしているところ

 【鑑賞本数】  年間:51作目  通算:347作目


 【 感 想 】

 ビリー・ボブ・ソーントンとハル・ベリー狙いで手に取った「チョコレート」。そういう面ではどちらも出ずっぱりなので、満足ではある。満足はした。ハンクの苦しんでいる姿とか、つきあいはじめの高校生のような初々しさとか、ビリー・ボブ・ソーントンは好みのストライク・ゾーンど真ん中。好みではあった。

 ハル・ベリーの疲れた感じとか黒人であるが為に勝手に背負い込んだ荷物の大きさにつぶれていく感じはうまいと思った。こういうヒューマン系の生身の人間を演じても味はあると思う。ハンクの父バックの言動に傷つく姿とか、ハンクの思いに喜ぶ姿とか、生身で生きるということは楽しさ半分、苦しさ半分だとつくづくと思う。

 死刑囚の元看守と死刑囚の妻という接点があるのは画面のこちら側の人間は知っているけれど、向こう側のハンクとレティシアは知らない。息子を亡くした。ハンクの行くお店にレティシアがウェイトレスとしている。偶然が重なり、二人を結びつけるが、できすぎのようにも思える。偶然が三度続けばそれは嘘だと古畑任三郎は言っていたけれど、どうなのだろう?

 黒人差別思想を持ったハンクとその父バック。その思想に賛同しかねているハンクの息子ソニー。ハンク一家は代々看守を勤めている家系。こういう世襲的な所はアメリカ映画の中でよく見かける。代々、同じ職に就くということは、日本もアメリカも関係なく、人間の基本仕様なのかもしれない。今の世の中、自分のなりたい職につけるということは本当に幸せな事だと思ってみる。家や血筋に縛られているバックは寂しい男だと思った。ソニーを失ったことで自分を解放できたハンクは100%幸せではないとしても、幸せになる為に動き出したわけだから、幸せになるだろう。

 ただ、事実を知って、それでも一緒にいることができるのかという点だけが納得いかない。愛することを知らない人間だから思うことなのかもしれないが、あり…なんだろうか?



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キャッチ ア ウェーブ

キャッチ ア ウェーブ      ≪公開時コピー≫
     一生を変える夏に、
     僕らは出会ってしまった。


       製作国:日本
       製作年:2006年
       公開年:2006年

 【監督】   高橋伸之

 【出演】   三浦春馬 (佐々木大洋)
         加藤ローサ (ジュリア)
         木村了 (小林誠人)
         濱田岳 (田口浩輔)
         三船力也 (ニック)
         西宮佑騎 (サーファー)
         ユーリ・コバロフ (ジェフ)
         アンドレス (ディック)
         高樹沙耶 (貴子)
         とよた真帆 (ジュリア・ママ)
         坂口憲二 (マイク)
         竹中直人 (デューク川原)

 【Zero的評価】 320円

 【リピート率】  ★★★★

 【見所】   三浦春馬の笑顔

 【鑑賞本数】  年間:50作目  通算:346作目


 【 感 想 】

 今時、珍しく純粋と言う言葉がハマる大洋役の三浦春馬にやられた。ハニかんだ顔がかわいい。笑顔が似合う男の子にはめっきり弱い。

 ストーリーは勢いのある青春サーフィン映画。ただし、勢いしかない。粗は多いし、整合性はとれていないし、商業主義の匂いがぷんぷんとする内容。三浦春馬と竹中直人がいなかったら間違いなくこけているだろう。

 正直な所、物足りなさは山ほどある。大洋、小林、田口の3人のうち、小林、田口は女の子にもてたい。そのための手段としてサーフィンを選び、うまくなりたいと欲望を真っ直ぐに表に出すが、大洋は何をしたいのかが見えない。どこか醒めた所があるのは、冒頭のやりとりで伺える。だから、サーフィンをやるということに乗り気なのか、あわせているのかが見えない。無口でシャイで頑固な性格で本心は見ていくうちにわかるのだが、違和感はある。思わせぶりな態度が多くて、真意を量りかねるシーンがあり、「?」と思ったところはある。でも、今時の高校生に珍しく?今時の高校生らしい、不器用さは伝わり、ほほえましい気分にはなる。

 竹中直人演じるデュークにも物申したいことはある。過去があいまいなので16歳の大洋らにサーフィンを教えることが「特別」だというのが見えずらい。マイクの説明だけでは納得し難い部分が多い。デュークの人柄うんぬんより、竹中直人が演じるから面白いだけという印象もある。

 それから、ジュリア。かわいい子ではあるが「やめて!!」以外にもう一ひねり気の利いたことを言って欲しかった。しつこく絡むニックの真意も見出せず米軍基地でのやりとりが宙ぶらりんとなってしまったのがもったいない。

 あと、湘南の海にしては海の色が青すぎて、色調整しているのが見え見えで、もう少し丁寧な仕事をして欲しいと心底思った。

 とはいえ、海とDEPAPEPEの音楽に癒されたのと、三浦春馬の笑顔に心奪われたので評価は甘め。2回目は…ないでしょう。



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パルプ・フィクション

パルプ・フィクション      ≪公開時コピー≫
     クエンティン・タランティーノ監督
     時代にとどめをさす。


       製作国:アメリカ
       製作年:1994年
       公開年:1994年

 【監督】   クエンティン・タランティーノ

 【製作】   ローレンス・ベンダー

 【出演】   ジョン・トラヴォルタ (ビンセント)
         サミュエル・L・ジャクソン (ジュールス)
         ティム・ロス (パンプキン)
         アマンダ・プラマー (ハニー・バニー)
         ローラ・プラマー (ウェイトレス)
         フィル・ラマール (マーヴィン)
         フランク・ホエーリー (ブレット)
         ブル・スティールス (ロジャー)
         ブルース・ウィリス (ブッチ・クーリッジ)
         ヴィング・レームズ (マーセルス・ウォルス)
         ポール・カルデロン (ポール)
         ロザンナ・アークエット (ジョディ)
         エリック・ストルツ (ランス)
         ユマ・サーマン (ミア・ウォルス)
         ジェローム・パトリック・ホーバン (エド)
         マイケル・ギルデン (フィリップ・モリス・ページ)
         ハーヴェイ・カイテル (ザ・ウルフ)
         マリア・デ・メディロス (ファビアン)
         クリストファー・ウォーケン (クーンス大佐)
         クエンティン・タランティーノ (ジミー)
         スティーヴ・ブシェミ (バディ・ホリー)

 【Zero的評価】 320円

 【リピート率】  ★★

 【見所】   トラのツイスト。ユマの鼻血。とかとか。

 【鑑賞本数】  年間:49作目  通算:345作目


 【 感 想 】

 クエンティン・タランティーノ監督の作品を見るといつも思うことだが、映画監督になっていなかったら犯罪者になっているような気がする。頭は悪くないのは映画の作りを見ればわかる。脚本がしっかりしているのもあるだろう。編集の仕方がうまいというのもあるだろう。だけど、これだけ、時間軸が入り混じった話にしながら、整合性がとれているということは頭がいいからだろうと思う。

 作品の中で経過している時間は1日~2日。ジョン・トラヴォルタ演じるビンセントとサミュエル・L・ジャクソン演じるジュールズ。二人のギャングを主軸に展開していく。タランティーノの笑いはブラックすぎて笑えないことが多いのだが、パルプ・フィクションは素直に笑える。

 随所にちりばめられたオマージュなのか、パロディなのかわかりにくい遊び心が面白くもある。ビンセントとジュールズはブルース・ブラザーズもどきだし、ザ・ウルフはニキータのビンセント以外の何者でもない。そういう発見が楽しい。

 パルプ・フィクションの最大の見せ場はビンセントとミアのツイストだと勝手に思っている。ジョン・トラヴォルタは踊らせてこそ本領発揮とも勝手に思っている。ミア演じるユマ・サーマンの猫っぽい表情としなやかさ、気まぐれな女王様っぽい雰囲気も好きだ。

 八百長ボクサー、ブッチ演じるブルース・ウィリスも味がでていて良い。些細なきっかけでドカンとキレる、それも女子どもには手をあげず、物に八つ当たる半端に優しい男もハマる。サミュエル・L・ジャクソンの口八丁で、実は小心者めいたジュールズもおかしかった。コメディアンのセンスを持っている気がする。間の取り方、しゃべり方や動作が一々おかしい。

 今見れば豪華なキャスティング。タランティーノの凄さはこの人を集める力のようにも思える。中身はたいしてない映画なのに、そこそこ面白かったのが悔しいので、リピート率星2つ。でも、実は3度目の鑑賞である。



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キッド

キッド      ≪公開時コピー≫
     今のあなたは、
     あの頃なりたかった大人”ですか?


       製作国:アメリカ
       製作年:2000年
       公開年:2000年

 【監督】   ジョン・タートルトーブ

 【製作】   ハント・ロウリー
         クリスティーナ・スタインバーグ
         ジョン・タートルトーブ

 【出演】   ブルース・ウィリス (ラス・デュリッツ)
         スペンサー・ブレスリン (ラスティ・デュリッツ)
         エミリー・モーティマー (エイミー)
         リリー・トムリン (ジャネット)
         ジーン・スマート (ディードル)
         チー・マクブライド (ケニー)
         ダニエル・フォン・バーゲン (サム・デュリッツ)
         ダナ・アイヴィ (アレクサンダー医師)
         スーザン・ダリアン (ジゼル)
         スタンレイ・アンダーソン (ボブ)
         ファニタ・ムーア (ケニー / 祖母)
         エスター・スコット (クラリッサ)
         デボラ・メイ (知事)
         トシヤ・アガタ (寿司職人)

 【Zero的評価】 320円

 【リピート率】  ★★

 【見所】   おっきいラスとちっちゃいラスティ。

 【鑑賞本数】  年間:48作目  通算:344作目


 【 感 想 】

 良くも悪くもディズニー映画。ご都合主義な所も、見え透いたテーマもディズニー映画なら仕方がないと思う部分もある。うがった見方は横において見ると、心当たりがありすぎて痛い所つく内容である。小さい頃に見た夢と今の自分とにラスとラスティほどの差がある。ラスほどの経済力がないのがなんとも・・・。

 人はいつ「夢」を失ってしまうのだろう。小さい頃は何にでもなれると思ったのに、現実は・・・。夢を実現する努力を怠っているので仕方のないことではあるが、どこかであきらめてしまったのは何故だろう。8歳の頃の自分が今の自分を知ったら、ひどくがっかりするだろう。そんなことを思ってみる。

 大人になるということはどういうことなのだろう。ラスは欲しい物を手にいれる財力を持ち、仕事もあり、事務所を構え、秘書もいて、傍から見たら幸せであるべきなのに、幸せとは感じていない。彼女と呼べる女はいるが、喧嘩や言い争いは耐えない。満たされていないと感じている。その原因を辿れば夢をあきらめ、自分に対してついている嘘と、父親との確執あたりにありそうだ。

 小さい頃に心に負った傷が全て起因しているのかもしれない。ただ、なぐさめて、認めて、守って、励まして欲しかっただけなのに、そうしてくれなかった親への裏切られたという思い。特に父親に対してだと思うけれど、認めさせてやる、謝らせてやる、めいた想い。そういったものが、愛情の裏返し的に表にでてしまったように見える。

 素直に自分の想いを伝えるには年が経ちすぎ、プライドが邪魔し、今さら蒸し返しても無駄だと思い込んでいる。親子の間では、伝えるのに遅いなんてことはないと思いたい。

 ありきたりというか、ありふれた話ではあるが、身につまされる話で勇気めいたものをもらえた気持ち半分と、そんな夢物語。うまくいきすぎだという反発めいた気持ち半分。5年後、10年後ぐらいに、見たいとは思うが、しばらくはいいです。



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最後の恋のはじめ方

最後の恋のはじめ方      ≪公開時コピー≫
     その想い、恋にしましょう。
     


       製作国:アメリカ
       製作年:2005年
       公開年:2005年

 【監督】   アンディ・テナント

 【製作】   ジェームズ・ラシター
         ウィル・スミス
         テディ・ジー

 【出演】   ウィル・スミス (アレックス・ヒッチ)
         エヴァ・メンデス (サラ・ミラス)
         ケヴィン・ジェームズ (アルバート・ブレナマン)
         アンバー・ヴァレッタ (アレグラ・コール)
         ジュリー・アン・エメリー (ケイシー)
         ロビン・リー
         マイケル・ラパポート (ベン)
         アダム・アーキン (マックス)
         ケヴィン・サスマン (ニール)
         ジェフリー・ドノヴァン (ヴァンス)

 【Zero的評価】 1500円

 【リピート率】  ★★★★

 【見所】   もてテク。

 【鑑賞本数】  年間:47作目  通算:343作目


 【 感 想 】

 恋愛モノは全般得意ではないが、この映画だけは予告を見た時からなぜか見たいと思った。N.Yというおしゃれな街で繰り広げられる恋の駆け引き。ライトでポップでスタイリッシュな匂いを感じた。実際に見て、予想通りで、その上、予想以上の面白さでかなり満足の映画だった。

 デート・コンサルタントという怪しげな職業を展開するヒッチ。おしゃれでクールで知的な男。顔はともかく、人に嫌悪感を抱かせないスマートさを持つ。イケてない、ださい、コンプレックスだらけの自分を乗り越え、オシャレで仕事もできるかっこいい男となる。さながら醜い毛虫から華麗な蝶へと変身するかのような見事な変わりっぷり。結局は本人の心がけ次第でどうにでもなる。

 登場人物もスマートでオシャレなら、建物のインテリアも会話もファッションも街も出来すぎなくらいスマートでオシャレ。ただ、その中にもセレブに恋するアルバートのような太っていて、ダサくて、落ち着きがない男がいる。アルバートが引き立て役となるのだが、ただ、引き立てるだけではにのが憎い仕掛けである。

 ダサくて、もてない男のためにきっかけを作るヒッチ。彼の指摘が的を得ていて面白い。実際、うまく行くかどうかはわからないが、参考にはなりそうだ。男目線のアドバイスだけど、女目線に置き換えても役に立ちそうだ。

 ヒッチのアドバイスもさることながら、サラの男あしらいも面白い。マネはしないほうが賢明だが、強かさは見習いたいものである。普段は強気で仕事中毒で男らしい所のあるサラだが、ふとした瞬間に見せる女の顔がチャーミングだ。

 都会という人のひしめきあう中で、自分を守るために気付かぬうちに鎧を身に着けがちだ。そんなことをしても意味はなく、傷つくのを恐れるなというメッセージが含まれているように感じた。

 ただのラブ・コメだけど、ファッションや会話、デートや人間観察の仕方など、応用できそうな所があるので見て損はない。



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シザーハンズ

シザーハンズ      ≪公開時コピー≫
     汚れを知らない
     優しいエドワード。


       製作国:アメリカ
       製作年:1990年
       公開年:1991年

 【監督】   ティム・バートン

 【製作】   デニーズ・ディ・ノヴィ
         ティム・バートン

 【出演】   ジョニー・デップ (エドワード)
         ウィノナ・ライダー (キム)
         ダイアン・ウィースト (ペグ)
         アンソニー・マイケル・ホール (ジム)
         キャシー・ベイカー (ジョイス)
         アラン・アーキン (ビル)
         ロバート・オリヴェリ
         ヴィンセント・プライス (老発明家)
         エレン・グリーン
         ビフ・イェーガー
         ジョン・デヴィッドソン

 【Zero的評価】 200円

 【リピート率】  ★★★

 【見所】   エドワードのはさみさばき

 【鑑賞本数】  年間:46作目  通算:342作目


 【 感 想 】

 ジョニー・デップが好きな割に代表作をほとんど観ていないことに気がついた。シザー・ハンズも見落としている一つで、あらすじは知っているが、初見。ある意味、ファンタジーに分類されるのだろうか。

 天才博士に作られた人造人間エドワード。山奥の裏寂れた屋敷に一人住んでいたエドワードはおせっかいな化粧販売員のペグに連れられ町へ降りる。日本昔話にありそうな展開である。山へ行ったおじいさんが子どもを連れて帰って来る。特殊な能力を持つ子どもは、はじめはチヤホヤされるが、問題を起こすと途端に手のひらを返したような扱いを受ける。それでも、子どもは手柄をたて、村人達に受け入れられ、めでたし、めでたしで終わるが、シザー・ハンズはやるせない結末で幕を閉じる。だが、一寸だけ希望めいたものがあり、切ない気持ちになる。おとぎ話なのかもしれない。

 町の人には心底腹が立つが、一番腹が立つのはエドワードを連れ出したペグ。同情したと口では言うが、本音はエドワードにかこつけて注目を浴びたかっただけ、話の中心にいたいだけで、その道具として利用したことがムカつく。とはいえ、そうする気持ちはわからなくもないが、同情はできない。自分が犯した過ちに気がつき、反省しているのであればよいが、己の人生を他人に寄りかかってでしか確立できない生き方は好きになれない。

 手の代わりにはさみがつけられたエドワード。何故、はさみなのかというツッコミはあえてしないが、はさみだけに時には便利にも不便にもなり、その度に嬉しそうだったり、寂しそうだったりをあまり動かない表情で見せる。ちょっと困ったようなぼんやりとした表情から、少しずつではあるが感情を持ち、表情を変えていくエドワードをジョニー・デップはうまいこと演じている。

 エドワードが植木職人からトリマー、理容師、彫刻師へとはさみ裁きをステップアップしていくのがおかしい。笑いの三段論法的な落とし方がイヤにツボにはまる。コメディを主眼に作られたわけではないだろうが、笑いのツボを押さえているのが心憎い。繰り返すのは笑いの王道めいた手法なのだろう。しつこくなる一歩手前で押さえている脚本のセンスのよさは好きだ。



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スリーピー・ホロウ

スリーピー・ホロウ      ≪公開時コピー≫
     謎の連続殺人事件、
     犯人も被害者も……首がない!?


       製作国:アメリカ
       製作年:1999年
       公開年:2000年

 【監督】   ティム・バートン

 【製作】   スコット・ルーディン
         アダム・シュローダー

 【出演】   ジョニー・デップ (イカボッド・クレーン)
         クリスティナ・リッチ (カトリーナ・ヴァン・タッセル)
         ミランダ・リチャードソン (ヴァン・タッセル夫人)
         マイケル・ガンボン (バルタス・ヴァン・タッセル)
         キャスパー・ヴァン・ディーン (ブロム・ヴァン・ブラント)
         イアン・マクディアミッド (トーマス・ランカスター医師)
         マイケル・ガフ (ハーデンブルック書記)
         クリストファー・リー (ニューヨーク市長)
         ジェフリー・ジョーンズ (スティーンウィック牧師)
         マーク・ピッカーリング (ヤング・マスバス)
         リサ・マリー (レディ・クレーン)
         クリストファー・ウォーケン
         レイ・パーク

 【Zero的評価】 200円

 【リピート率】  ★★

 【見所】   元祖CSI的な所と、幽霊騎士の不気味さ。

 【鑑賞本数】  年間:45作目  通算:341作目


 【 感 想 】

 猟奇殺人系サスペンスと言えるが、現実的な割に非現実的で作り方が変だった。どことなくファンタジーテイストで異世界の匂いを感じる。着眼点は面白いし、古い映画なのに古さを感じさせない、時代に負けない強さを持っているように感じた。

 幽霊騎士伝説と首なし連続殺人を結びつけた脚本のセンスは悪くない。閉鎖的な村で血縁関係が濃く、よそ者を受け入れない頑固さを持つスリーピー・ホロウ村。そこで、起きた連続殺人。一見、無秩序に見えるが隠された真実が少しずつ暴かれていく。犯人の正体は今一つ納得のいかないものがある。所詮は作り物なのでありなんだとは思うが、悪い意味の期待の裏切られ方でがっくりときたのも事実。

 死人返りというのだろうか、禁忌を犯したものの代償は定石どおりである。謎を深める為に幽霊騎士の姿はあいまいにして、進める展開も不気味さが増して悪くはない。ただ、イカボッドのトラウマがわかりづらかった。カトリーナに疑いをかけるための伏線なのだとは思う。イカボッドの母が魔女として疎んじられていたのはわかった。それが原因で魔法や魔法に順ずる物に対して嫌悪感を抱いているのもわかる。

 だから、検死や科学的捜査等、当時としては画期的な捜査を行い、目に見えるものを信じ、論理的に推理する。それが人の目には変人のように映っても、頓着せず自分の信じる道を突き進む姿は気持ちがいい。小心者ではあるが、恐怖に負けない、克服する力を持っている。そして、集めた証拠から推理する賢さ。こういう奇抜ながらに頭のいい役をジョニー・デップは演じるのがうまい。

 イカボッドに恋心を抱き守ろうとする健気なカトリーナを演じるのはクリスティーナ・リッチ。目力のある女優でめで演技のできる人。恐れや怯え、意志の強さを控えめに演じているのが印象に残る。

 保守的な村人を演じるじさま衆も中々渋い。キャスティングのうまさはティム・バートンの持ち味なのかもしれない。



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