選抜クラスの伊藤です。
先日は代行授業ということで、音響監督さんがお越しくださいました。
本当に素晴らしいお方でまだ未熟な私にとっては雲の上のような存在です。
どのような経歴をお持ちなのかは…凄すぎて書ききることが出来ませんが。
授業では大きく分けて二つのことが行われました。
一つ目は質疑応答。そして二つ目は自己PRです。
事前に2分ほど自己PRをしてもらう、とお話を頂いてからの質疑応答に入りました。
業界に関して気になっている事や音響監督だからこその視点、そして話せることなど沢山勉強になりました。
お恥ずかしい話ですが、私自身お芝居の方にばかり集中していて制作会社さんや作品全体をしっかりと調べた事が無かったので、今回のお話を機にお芝居だけでなく作品に携わる皆さまを一度しっかり調べてみようと思いました。
作品は役者だけでなく企業さんやスタッフさん、見て下さる皆さまなど関わる方々全員で作り上げるものなのだと再認識するとともに自分の狭くなった視野を広げる大変良い機会となりました。
自己PRでは各々得意なこと、どんな声が出せるか、どんなお芝居が出来るかなどを披露しました。
私自身も得意なことやボイスサンプルから二言ほどお芝居をお見せしました。
何か月も練習した台詞だったにも関わらず、緊張から思い通りのお芝居が出来ず反省点の多い時間となってしまいましたが、それと同時に沢山の学びを得ることが出来ました。
生徒全員の自己PRが終了した後「音響監督として、自己PRはどこを見ているのか」を教えて頂きました。
自分でも「ここを見ているんだろうな、聞いているんだろうな」と思いながら話す内容を決めて前で披露したのですが、お話の中には目から鱗な内容も多くどれも今後に必須というほど役立つお話ばかりでした。
2分という限られた時間の中で自分をどう魅力的に見せるのか、その為に今の自分に何が足りていないのか、何を話してどの部分を削るのかなど…自己PRを披露する機会は今後も多くあると思うので見聞きしたことを全てメモに起こして次はもっと自分を見て貰えるように、魅力をアピール出来るように今から出来ることをやろうと思いました。
今回の授業で強く思ったことは「失敗しても良いから、とにかく前のめりに頑張ろう!」です。養成所に入所してからずっと意識をしていた事ですが、少しずつ失敗を恐れて目立てないでいる自分に気が付くことができました。
実際自己PRの際に前に出て珍しい特技を披露している生徒を見て、私自身「勇気があるなあ…」と思って見ていました。でもそれじゃあいけない、見ているのではなく私がそこに立っていなくてはいけないのだとお話を聞いて強く思いました。
今回の授業を機に、とにかく出来ることを増やそうと思いました。
お芝居は勿論第一で、今までやったことのない分野に挑戦して自分自身の武器を手に入れようと思います。
そして質疑応答の際に教えて下さったことを大切に。再三になりますが、関わってきた作品、好きな作品や制作会社さんをしっかりと調べること。色々な意味で自分には引き出しが足りていないと、出来ていないことが多いなと痛感する授業でした。
今回学んだことを自分に刷り込ませて、当たり前を当たり前に出来るように。
同時に、養成所に在籍できる期間は限られているので、直ぐにでも行動を起こそうと思いました!
毎週素晴らしい講師の方から授業を受けることが出来て、私は幸せだと思います。
恵まれた場所に甘えず、自己研鑽を重ねていきます!
選抜クラス 伊藤