初めての仕事で体験した悔しさ | ~声優のたまご達~アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」のブログ

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アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」~熱血講師と声優を目指すたまご達の成長記~

本当に有難いことに少し前に初めてのお仕事をさせて頂きました。

 

お仕事を頂いたのは、方言関係でした。

 

初めてのスタジオで、多くの経験ができ、学びがありました。

収録日のスタジオにくるも早すぎるのもいけない、遅すぎてもいけない、微妙な時間を悩んでいて、スタジオに入る瞬間から戦いでした。

挨拶も気合十分にして言っても、緊張しすぎだからと言われ、他にも、自分のことじゃない他の人のことで話をしている時は、頷いたり相づちをしないと注意をされ、最初は相手側に満足な対応が出来ず落ち込みました。

 

お仕事の関係で、何度かスタジオに入らせていただける機会がありました。

ある時は音響室の方も入らせて頂き、役者の演技など、音響の方から見える視線で見させて頂きました。

音響側から見える景色は違いました。役者の顔や、声を録ったあとどの声が1番いいかと話し合ったり、録音した声を編集したり、もっとこうして欲しいものがあれば収録室にいる役者さんに話しかけていったりしていました。

もし、私が、収録室にいたら、何も聞こえない、静寂な時間でプレッシャーに押しつぶされながら悶々と自分のことを考えていると思います。

ですが、音響室にいる方々は、作品を最高のものにするために、何がこのシーン(作品)がベストなのかを小さなところから、一つ一つ考えていました。

 

こうやって、作品は出来ていくんだと、改めて皆さんで1つの作品をつくるこの仕事の素晴らしさを学びました。

 

色んな機材やシーン、役者さんの演技を見て、ワクワクな気持ち、感謝してもしきれない気持ちいっぱいでしたが、ふと、ある気持ちが湧き上がってきたんです。

 

「悔しい」

 

私は今まで、最高の声優になるため何年も勉強、練習をしてきました。ですが、今まで現場にもいけずやっと仕事を頂いたものが、実力や私の魅力でのものではなく、ただ、私がそこの出身地だっただけでした。

運が良かったと喜んでもいいと思いますが、私の実力では、まだ仕事も与えられないものなんだと、とても悔しくてたまりませんでした。

誰かが、声優は下積み時代があると聞きました。

専門学校や養成所にいって、土台をつくり、そこから声優事務所に所属したり、オーディションを受けに行きます。私はどこか勝手に、事務所に所属したら下積み時代は終わると思っていました。

それは間違っていました、仕事をもらっていても、無名の声優さんはいます。そこでも、まだ下積みは終わっていないんだと、これから先、下積み時代とは私の中でいつ終わるか分からないマラソン状態なんだとやっと気づけました。

 

 

ですが、それに気づけて本当に良かったと思います。

これからも私の目標は変わらず、ただ、今までの生活を改めて、頑張っていきます。

私が最高の声優に目指すためにも、これからも私の限界を超え続けていきます。

 

このお仕事で関わっていただいた皆様、本当にありがとうございました。

また次回もよろしくお願い致します!

そして、この長いブログを読んでいただけた皆様にも本当にありがとうございました。

またご縁がありましたらよろしくお願い致します!

 

選抜クラス 渡部