わたしは専門学校を経ておらず、基礎科からのスタートでした。
今でも覚えています、2年と少し前の冬季体験教室。
そこから全てが始まりました。
当時は外郎売はもちろん鼻濁音という発音があることすら知らず、
同じく体験教室に参加されてる専門学校出身の方々とはまるでレベルが違く未熟ながらにとても悔しかったです。
その日は教えていただいた鼻濁音の練習をしながら帰りの道を歩きました。
そんなわたしも選抜クラス。
ついに、やっと。
今はそんな気持ちで胸がいっぱいです。
レッスン内容は自己紹介と外郎売。
事前に自己紹介の内容は考えてきたものの、
他の方々の個性豊かな、でも印象に残る言葉の数々を聞いてるとう
ずうずしてしまってだいぶ考えてきたものとは違うことを
思いのままに伝えてしまいました。
やってやるぞ!という気持ちからくるわたしの良くない癖です...。
たった1分、されど1分。
限られた時間の中で自分の魅力を伝えることはもちろん、
聞き手をいかに惹き込めるかを初日から学ばせていただきました。
外郎売では、各々の発音や発声を森川先生に聞いていただき
改善のご指摘をいただきました。
自分以外の方への言葉も他人事とは思わず、
今までの自分の外郎売は決して正解じゃないことを改めて感じました。
そして今回のレッスンの中で森川先生の
「第一線で活躍されている方々の計り知れない努力」
という言葉がとても印象的でした。
そうです、そうなんです。
疲れたから今日は練習しなくていいや、
喉の調子が良くないから今は上手く発声出来ない、
そんな気持ちでお仕事がいただけるほど甘くない世界。
でも選び、進んできたのは自分。
ならばそんな自分の選択をいつか誇りに思えるようにまずは行動し、
わたしも前を向いていきたいと思います。
新年度は始まったばかりです。
今ある"やりたい"という気持ちと、
失敗を含めた今までの経験を自分の中で「宝物」にして、
嬉しいことも苦しいことも、目の前に立ちはだかる壁だって、
そこでしか経験できないんだとわくわくしながら迎えにいきたいと思います!
長くなってしまいましたが、
改めまして宜しくお願い致します!!
選抜クラス 瀧田(たきた)