おはようございます。
選抜クラスの中屋です。
先日、アクセルワンのマネージャーさんなどスタッフの方々が、
レッスンを見に来て下さいました!
大きなアピールのチャンスです。初見の外画台本でのレッスンが始まりました。
色々なものが押し付けられたような静寂の中、一人一人に役が与えられていきます。
大切にした事は、呼吸を合わせること。
台本には、台詞以外にも(息)(鼻)など、色々な指示が書き込まれています。
それを手掛かりに吸って吐くことを意識しました。
口先で音を発すれば、はずれのない、それらしい音が出る。
でも、それはあくまで作り物。それはどれだけリアルなのか。
人の呼吸として違和感はないか。
本当に息を吸って、その息に台詞を乗せて。
ありのままの自分が出る。緊張で息が震えてしまうかもしれない。
アピールの為に、思わず目にとまる個性的な声や演技が羨ましいと思っていましたが、いったい個性とは何か。
『個性は全員が持っているものなのに、その個性を消す要素がたくさんある。』
去年教わったこの考え方がとても心に残っています。
緊張。人の目。自分の欲。空気感。これらとどう向き合うか。
自分の呼吸と声を武器に、「役を作る」のてはなく「役として存在する」。
何度も言われていたことですが、自分の感覚をもって理解する為に、時間が必要でした。
掴みかけている感覚を頼りにお芝居をしました。
それが正しいのか、出来ているのかは、正直分かりません。これからも考え続けていく事です。
少し硬い強ばった演技だったかもしれない。
でも、実際のお仕事だって緊張します。これが本当の自分の実力。
次に繋げる為にも、大切な事が分かりました。
基礎科から3年間。
いっぱい嫉妬して、いっぱい焦って、いっぱい遠回りして。
ついに一区切りつこうとしています。感慨深いです。
この時間と環境、チャンスを与えてくれた家族を始め、関わった皆さんに感謝を!!
これからも感情の機微に目を向けながら、過ごしていきたいです。
いつか、皆さんの心に、私の声が届く日が来ますように。
選抜クラス 中屋