「求められているもの」 | ~声優のたまご達~アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」のブログ

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アクセルワン付属養成所「アクセルゼロ」~熱血講師と声優を目指すたまご達の成長記~

先日、2度目となるアニメの収録に行ってまいりました。

このように現場に出させていただいて、

多くの貴重な体験をできるのは、本当にありがたいことだと思います。


今回こそ認めていただきたいと思い、

いただいたリハーサル用のVを何度も確認しました。


自分の自信になるかと思って、見た回数を15までは

数えていたんですが、そのあと何回見たのかは覚えていません。


さて、収録の感想ですが、まだまだ思い切りが

足りないなぁと痛感いたしました。


決まったセリフに関しては、これまでよりも

思い切って声を出していったつもりでした。


しかし、何より頑張らなければならない

ところが出来ていませんでした。


それは『ガヤ』です。


今回のガヤには福山さんも入ってくださった

のですが、一番声が出ているのが福山さんという、

最も作ってはならない状況を作り出してしまいました。


実は、私たちはレッスンでガヤに関する指導を

森川先生からいただいたばかりでした。


ガヤでは、その雰囲気に合うよう演じながらも、

自分が目立つように声を出さなくてはなりません。


そうして監督や現場の方々に『お、この子いいな』と

思ってもらい、次につながるように何か残してこなくてはならないのです。


それなのに、今回の現場で私は全くと

言って良いほど、ガヤで声が出ていませんでした。


休憩に入った瞬間にマネージャーさんに呼び出され、

お言葉をいただき、さらには福山さんからも直々に

アドバイスをいただきました。本当にありがとうございます。


「何のためにここに来たんだ? 

お前、いったい何をしにきた?」


マネージャーさんにはそのような言葉まで

口にさせてしまい、申し訳なさでいっぱいでした。


「声は、出しすぎて怒られることはない」


これは与えられたセリフに関してはもちろん、

ガヤに関しても同様なのだそうです。


ガヤは、収録しても最終的にセリフより

前に出ることはないのですから。


だからこそ、そのチャンスに自分を

アピールしなければなりません。


当然、求められている状況には

合わせる必要がありますが()


非常に勉強になりました。

必死にがんばります。


もしも周りの声が出てない場合は、

そちらに合わせる必要など全くない。


むしろ周りを食ってしまう勢いで、

どんどん声を出して行くべき。


そういったアドバイスもいただきました。


演技が下手なのはわかっているのだから、

だったら私にできるのは、声を出すことくらいしかないのです。


後日、事務所で

(声を出して)周りの役者全員食っちまえ!」

という言葉を、マネージャーさんからいただきました。


冗談のように聞こえますが、本当にその勢いで

挑まないと、この先生き残っていくことはできないのだと強く感じています。


事務所の方々に、そして現場の方々に早く認めて

いただけるよう、もっともっと積極的に、多くのことに挑戦していこうと思います。


失敗を恐れちゃいけない。


努力が足りない。


まだまだ、足りない。



1期生、長岡