小説 真夜中の喝采―きんぴか〈3〉  浅田 次郎 | てんつぶ

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きんぴか三部作のラスト。

 

町金融を手玉に取る伝説の怪物セコハン。

 

正義の信念を貫いて殺された草壁記者、過去に向き合うヒデ。

 

ヒデの残した家族、そして尾形清医師の生き様。

 

軍曹の里帰り。

 

突如痴呆症が治った天政連合会総長・新見源太郎、悩んだ末に選んだ後継者候補は何とピスケン。

しかし面倒を嫌うピスケンはふらりとオーストラリアへ。

軍曹は紛争の地ソマリアへ向かい、ヒデさんは会津に残した母の元へ帰る。

3人を送り出した権左は煙草をくゆらしながら雨の中で散会の余韻に浸る。

「何だかいっぱしの悪漢になった気分だ」

 

☆彡

一杯のうどんかけ/真夜中の喝采/裏街の聖者/チェスト!軍曹/バイバイ、バディ