10月の読書 | てんつぶ

てんつぶ

tengenのブログ

先月は島田荘司さんと宮部みゆきさんを堪能。

 

10月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:3309
ナイス数:472

悲嘆の門(下) (新潮文庫)悲嘆の門(下) (新潮文庫)感想
三島と都築は他の連続殺人を追う。 結局はそれぞれ単独事件であった。 連続殺人事件というのは人々が勝手に作り出した物語に過ぎなかった。 ガラの結界で森永の真実を知った三島にはもう渇望は無い。 都築にも諭され一旦は異能を返した三島。 だが、美香を襲った惨劇。 怒りの三島は改めてガラの世界に踏み込んだ。 そして正義の鉄拳をふるう快感に酔う。
読了日:10月31日 著者:宮部 みゆき
悲嘆の門(中) (新潮文庫)悲嘆の門(中) (新潮文庫)感想
廃ビルに怪物が現る。戦士ガラ、領域に生きるモノと告げる。森永は納得して身を捧げたのだという。これ以上の詮索はするなと警告し立ち去る。納得ゆかぬ三島はネットでガラの情報を集めようとする。すると森崎友理子(ユーリ)と名乗る高校生が突如現れ領域の秘密を語り彼らに近づくなと忠告する。気持ちの萎えた三島だったが。。。憧れの社長・山科鮎子が惨殺された。連続殺人の続きか?怒りと悲しみの三島は廃ビルへ向かう、そして犯人追及のためガラの召喚を試みる。異能と引き換えに魂を売るのか。☆彡ここで英雄の書のユーリとアッシュが登場。
読了日:10月26日 著者:宮部 みゆき
悲嘆の門(上) (新潮文庫)悲嘆の門(上) (新潮文庫)感想
英雄の書の続き。英雄になる側を描いたものとか。☆サイバーパトロール会社でバイトする大学生・三島孝太郎。足の指が切り取られた遺体が連続して見つかる事件の監査チームに参加する。ある日バイト仲間の森永が行方不明になる。森永はホームレス失踪の謎を追っていた。警視庁を定年退職した都築茂典は町内で不思議な話を聞く。廃ビル屋上のガーゴイル像が動いているというのだ。都築は廃ビルを調査する。森永の行方を追う三島も廃ビルにたどり着く。三島と都築が出会った時には屋上の像は消えていた。☆彡宮部さんならではのファンタジー小説。
読了日:10月25日 著者:宮部 みゆき
龍臥亭事件〈下〉 (光文社文庫)龍臥亭事件〈下〉 (光文社文庫)感想
御手洗潔シリーズ10作目。下巻。 シリーズというもののハドソン役の石岡和己が主人公。 ☆ 北欧から届いた電報「リュウヲコワセ ミタライ」 そして自力で頑張れとつれない手紙 謎の解決に頭を巡らす石岡。 しかし次々と殺人は起きる。 阿部定..... 遂にキーワードを探り当てた石岡は見立て殺人の真相に迫る。 そして密室殺人のトリックも! ☆彡 後半は怒涛の展開。 島田さんらしい大技の仕掛けを堪能しました。
読了日:10月24日 著者:島田 荘司
龍臥亭事件〈上〉 (光文社文庫)龍臥亭事件〈上〉 (光文社文庫)感想
御手洗潔シリーズ10作目。上巻。 シリーズというもののハドソン役の石岡和己が主人公。 ☆ 突然に飛び込んできた依頼人。 御手洗は北欧。 彼がいなくても良いらしい。 悪運の源を断つ旅に付き添えと言う。 それなら、と連れ立ったのが岡山の遥か山奥・貝繁村。 たどり着いたのは龍臥亭。 宿泊交渉してる間に人が殺された。それも密室で。 この村には一晩で30人の村人が殺害されたとう事件が60年前に起こっていた。 これはその祟りなのか。 次々と関係者が殺されていく。
読了日:10月18日 著者:島田 荘司
涙流れるままに〈下〉―吉敷竹史シリーズ〈15〉 (光文社文庫)涙流れるままに〈下〉―吉敷竹史シリーズ〈15〉 (光文社文庫)感想
吉敷竹史シリーズ15。下巻。盛岡ー釧路と調査を進める吉敷だが、通子の釧路での奔放な暮らしぶりを知り愕然とする。天橋立に暮らす通子はクリニックで催眠療法を受け封じられた過去を蘇らせる。自らのルーツを追い求めおぞましい血脈を知る通子。そして、かつて麻衣子と埋めた禁断の缶を掘り起こし、遂に真実にたどり着く。恩田事件再審請求に奮闘した結果、旧態然とした警察組織を背くことになった吉敷は上司・峯脇に辞表を叩きつける。そんな彼を出迎えたモノは。。。吉敷は流れるままに涙を流した。☆彡最後は良かったけれど、通子さん痛い。
読了日:10月13日 著者:島田 荘司
涙流れるままに〈上〉―吉敷竹史シリーズ〈15〉 (光文社文庫)涙流れるままに〈上〉―吉敷竹史シリーズ〈15〉 (光文社文庫)感想
吉敷竹史シリーズ15。上巻。 吉敷竹史の元妻・加納通子の性に紛れ込む首無し男。 通子の辿った数奇な生い立ちが描かれる。 幼少期の事故や身内の死。 複雑な性格形成の元となった中学時代。 ☆ 吉敷竹史は、上司・峯脇が関わった事件の冤罪を訴える死刑囚の妻と出会う。 40年前に起こった峯脇の強引な取り調べによる間違いを調べることに心が揺らぐ。 「冤罪は警察官の恥の前に日本人の恥だから」 またもや吉敷の逸脱捜査が始まる。 ☆彡 こうして面倒くさい女が誕生した。。。
読了日:10月05日 著者:島田 荘司

読書メーター