小説 悲嘆の門(下) 宮部みゆき | てんつぶ

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三島と都築は他の連続殺人を追う。

結局はそれぞれ単独事件であった。

連続殺人事件というのは人々が勝手に作り出した物語に過ぎなかった。

 

ガラの結界で森永の真実を知った三島にはもう渇望は無い。

都築にも諭され一旦は異能を返した三島。

だが、美香を襲った惨劇。

怒りの三島は改めてガラの世界に踏み込んだ。

そして正義の鉄拳をふるう快感に酔う。