小説 荒神 宮部みゆき | てんつぶ

てんつぶ

tengenのブログ

東北地方の山中にある小藩、永津野藩と香山藩。
香山藩の人々は永津野藩主側近の曽谷弾正の圧政による人狩りに苦しみ恐れていた。
そんな時勢の中、国境近くの香山藩二谷村が突然壊滅した。
永津野藩の仕業か?
しかし村人たちは永津野へ逃げ込んだ形跡であった。
兄の圧政に心痛めている妹・朱音は二谷村生き残りの少年・蓑吉を助ける。
蓑吉の状態・口からから恐ろしい怪物の存在を知る。
二谷村壊滅の実態を知るために太平良山に入った香山藩の番士・小日向直弥は怪物による惨劇を知る。
呪詛で作られた怪物。
その誕生には弾正・朱音の生い立ちが関わっていた。