10月の読書 | てんつぶ

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先月の特薦は「花だより みをつくし料理帖 特別巻」

10月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:2135
ナイス数:767

ちいさこべ (新潮文庫)ちいさこべ (新潮文庫)感想
藩政改革を考える夫が取り押さえられた。お市は夫の無事を祈りつつ疎開する。☆火事で家と両親を亡くした茂次は棟梁を継ぎ孤児たちを抱える。☆不可解な決闘で兄を亡くした隼人だがその詮議より流人村の改革に励む。☆武家の三男坊房二郎は市井で生きようとするが人の裏側におののく。☆彡表題作が光る☆花筵/ちいさこべ/ちくしょう谷/へちまの木
読了日:10月26日 著者:山本 周五郎
密室殺人ゲーム2.0 (講談社文庫)密室殺人ゲーム2.0 (講談社文庫)感想
シリーズ第2弾。葉桜に続き本格ミステリ大賞(小説部門)を受賞。☆頭狂人、aXe、ザンギャ君、伴道全教授、044APDのチャット仲間による殺人ゲーム。飛びっきりの殺人トリックを考え、それを自ら実践する。前作に引き続きラストには大仕掛けを。前作の結末がアッサリ描かれています。間が空いてたので思い出しながら読みました。出来れば前作の王手飛車取りから続けて読むことをお勧めします。☆ラストの仕掛けは想像ついたので前作ほどの驚きは得られませんでした。
読了日:10月18日 著者:歌野 晶午
花だより みをつくし料理帖 特別巻花だより みをつくし料理帖 特別巻感想
易者から死の宣告を受け寝込む種市は旅立ちを決意する。☆醒めた小野寺の妻乙緒だが、夫の昔の恋に悶々とする。☆野江の口から、又次との出会いが語られる。☆過労心労で寝込んでしまう源斉。病は食からと看病に努める澪だが源斉は何も口にしない。果たして源斉を救えるのは。。☆最後の病知らずはどんな料理だろう。。成程!病知らずも良かったが、岡太夫が良かった。「姑上さま、姑上さま、と乙緒は心の中で繰り返し、里津を呼んでいた。」☆彡花だより-愛し浅蜊佃煮/涼風あり-その名は岡太夫/秋燕-明日の唐汁/月の舟を漕ぐ-病知らず
読了日:10月10日 著者:髙田郁
糸車 (集英社文庫)糸車 (集英社文庫)感想
松前藩家老の夫が江戸で亡くなり年若い息子が行方不明になった。お絹は故郷を離れ小間物行商に身をやつし息子の消息を追う。夫の死と息子の失踪には藩の裏事情が…捜索に親身な町奉行の持田、茶屋のお君、船宿のおひろ、様々な人達と深川で生きる。平凡に藩や夫に従って流されてきた妻女が自分の意思で歩むことを知る波乱の後半生。
読了日:10月04日 著者:宇江佐 真理
日曜日の夕刊 (新潮文庫)日曜日の夕刊 (新潮文庫)感想
チマ男の恋☆忘れ物のカーネーション☆太宰治バンザイ☆不器用な父と子のキャンプ☆思い出すある日の誕生日☆父への恨みと愛しさのダイエット☆弟が出来て感じる寂しさ☆お金ないけど家族の幸せ☆サンタ姿のバイト中にギャルと出会う☆いじめと同窓会☆単身赴任から戻った父と高校受験の娘☆補欠7番目の監督の子、最後の試合☆チマ男とガサ子/カーネーション/桜桃忌の恋人/サマーキャンプへようこそ/セプテンバー'81/寂しさ霜降り/さかあがりの神様/すし、食いねェ/サンタにお願い/後藤を待ちながら/柑橘系パパ/卒業ホームラン
読了日:10月01日 著者:重松 清

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