ウチの運転手の中に
嘱託の方がいます
けっこうなジィさんってワケでもなく
とても元気で楽しい方です
けっこう大きなチョンボもカマシますが
全く悪気もなく
ってか
悪い事をしたって自覚もありません
少しイラっとするけど
憎めないキャラです
それはこの町が
台風の強風エリアに入った頃でした
老犬はスマホを持ってなかったので
気がつかなかったのですが
そのジィさんが
「なんか緊急のメールがきたんや」
と、いうので
「なに？見せてみ」
と、調べたら
高齢者避難情報
「あぁ、大雨降るから明るいウチに避難したらどう？みたいなモン」
「ワシも高齢者やのに、どうしたらえぇんや」
「アンタ元気やから大丈夫や」
「そやけどワシも高齢者やぞ、どこに避難するんや」
「えぇから仕事行けって」
「おいよ、そんな時間け？避難のぉ…」
「仕事終わったら避難所行きぃな」
「どこにあるん？」
「高いトコやけど、あれは津波の避難所やの？」
「知らんよ、集会所とかちゃうん？」
「あー、選挙の投票所やったらあるわ」
「ふ～ん…行ってみたら？」
災害が起こった時は
意外にこんな人が強いのかも知れません