JKM…
久しぶりなので忘れてるかもですが
高校生になったミキちゃんです
昼過ぎのバスに
ブレザー着て三つ編みで乗車です
三つ編みの先だけ
左右に違う色をつけてます

利用者さんがいなくなったら
前の方に来て
「ロケットカウルって知ってる?」
「まぁ、知ってるで」

「カッコよくない?」
「うーん…人それぞれやからな、なんでや?」
「知り合いの人のバイクそれやねん」
「へー…気合入っとんな、オレはムリやけど」
「そうなんやぁ…で、ミキの髪どう?先だけ色着けてんけど、左右同じの方がいいかな?」
「キツネの尻尾みたいで可愛いやん」

「やった!でもなんかイヤ」
「ナニが?」
「キツネの尻尾って…」
「なんか昔、尻尾のキーホルダーとか流行ったし、ヘルメットの後ろに着けてる人もおったで」
「あ、ミキキーホルダー持ってるわ」
「じゃあ良いやん」
「色は?左右違うのどぉ?」
「そりゃいつも結んでりゃえーやろけど、ほどいたらどーなん?」
「そやねんなぁ~やっぱそやんなぁ~」
「だいたいそんなんオレに聞いてどうすんねん」
「そやねんなぁ~ジィさんに聞いてもなぁ~」
「……………」
「なんでこの暑いのに冬服着てん?とか思ったやろ」
「思った、ミキんチ山の上やから寒いかなって」
「可愛いからやで!まぁミキはナニ着ても可愛いけどな」
「あ"ぁ」
「なんぼ興味なくても、せめてへーとか、ふーん…とかないん?なに、あ"ーって」
「ん?そっか?冬着るやろに…」
「ん?冬は夏服」
「は?風邪ひいてしまえ」
「しまえってなんやねん!今日はヘソまで出して大丈夫やのに」
「ヘソ?」
「あ、今日服装検査やってな、ヘソピアスのチェック」
「ヘソ見るんか?なんかエッチやな」
「女の先生やで?」
「男子は?なんか臭そうやけど」
「臭ないやろ」
「いーや!オレは臭い!」
「洗えよ…」
「で、ミキはピアスしてないんやろ?」
「してるってか穴開けてんで」
「やめろや」
「シタにも開けよ思ってんねん」
「シタって…やめとけ」
「舌やで?下ちゃうで?」
「だからシタやろ?」
「舌やって…ココ」
「わかっとるわ!」
「下にする人おらんもんな」
「おるやろ」
「うそやろ?下って下やろ?」
「下やな」
「見た事あるん?」
「実物はないけど」
「じゃあドコで見るん?」
「それも忘れたけど」
「やっぱ変態やわ…」
「んなこたぁどうでもいいねん、鼻も舌もまだ早いやろ、お父さんに怒られんで」
「お父さん、鼻ピアスしてるで」
「牛ピアスか?」
「カタッポだけやわ」
「じゃあ、しゃあないな…」
「いーんかよ…」
と、この日はこんな感じで終わりました