ほぼ話さなかった日 | ゼファオス~アラカンライダー~

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ゼファーな日々とバリオスな日々とたまに仕事の日々

それは


学校の3学期が始まった初日


10時過ぎのバスに

始業式を終えたミキちゃんが乗ってきました


そこそこ利用者さんも乗ってましたし


彼女の指定席には

知らないおばぁさんが座ってましたので


「お願いしまーす」


と離れた所に着座


「声ちっちゃ」


と老犬も小声で応え

そのまま黙って走行します


途中の彼女のおばちゃんチで

降車ボタンが鳴り


彼女は降りる様子でした


「ありがとうございました」


「はいよ、お疲れ様!」


「フフっ」


その笑い声でザワつく車内


多分ですが

普段からその言葉を言って欲しいと

訴えていた彼女


お疲れ様って言葉が嬉しかったのか

そんな笑みが出たのかと思いますが


それを知らない利用者さん達は

なんとなくザワめく…


降りた後は

コッチ向いて手を振りまくってました



ほんの少し

クスリと笑うだけで

ジジババをザワつかせる彼女は


やはり大物です