なんとかしようにも 金も知識も道具もありません
特にフォークは高いモノだし どうしようかと悩んでも仕方ない
今のように ケータイあればなんでも買える時代じゃない
当時の聖地は 京都府八幡市
解体屋さんが集まるこの街には 二輪専用の解体屋さんもありました
ところが フロントフォークはなかなか見つからず 途方にくれてたら
近所の大和川の河川敷に棄ててあったバイクを発見!
それが なんと

タイプグレード名 | RD350 |
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モデルイヤー | 1974 |
仕向け・仕様 | 国内向けモデル |
全長 (mm) | 2040 |
全幅 (mm) | 835 |
全高 (mm) | 1110 |
軸間距離 (mm) | 1320 |
シート高 (mm) | 800 |
乗車定員(名) | 2 |
原動機種類 | 2ストローク |
気筒数 | 2 |
シリンダ配列 | 並列(直列) |
冷却方式 | 空冷 |
排気量 (cc) | 347 |
内径(シリンダーボア)(mm) | 64 |
行程(ピストンストローク)(mm) | 54 |
燃料タンク容量 (L) | 16 |
燃料(種類) | レギュラーガソリン |
燃料供給方式 | キャブレター |
エンジン始動方式 | キックスターター式 |
点火プラグ標準搭載・型式 | B7ES |
点火プラグ必要本数・合計 | 2 |
搭載バッテリー・型式 | 12N5.5A-3B |
2ストエンジンオイルタンク容量 | 2.00 |
クラッチ形式 | 湿式・多板 |
変速機形式 | リターン式・6段変速 |
動力伝達方式 | チェーン |
フレーム型式 | ダブルクレードル |
懸架方式(前) | テレスコピックフォーク |
懸架方式(後) | スイングアーム式 |
メーター表示:エンジン回転計 | 有 |
奇跡の 350でした
フロント廻りとマフラーと ついでにエンジンを頂いて帰り
しばらく チマチマ直してましたが
なんせ なにも持たない時間もない
ついには 会社(養父)から 直すなら早く直せと
ゴーサインが出たので
当時 安井町で若い2人が小さく営むショップにて
ここでは言えない 大迷惑 をかけて(←なんせ会社名義のバイク)直して頂いたのが
今や 堺屈指のチェーンショップの
ルーニー様
その節は 多大なる迷惑をおかけしました
とにかく 寄せ集めで完全復活を遂げたRDは
また学校をサボって 走り回り
試しに ハンドルを激しく揺らしてみる(←80㎞)
すると 揺れが収まらず
そのまま転倒 Σ(O_O;)
まだ若かった老犬は 後続に轢かれないように
横にトリプルアクセルを決めた後
なんとか立ち上り
人生で一番速く走ったかも知れないスピードから 横を見ると
火花を出してクルクル回りながら転がっていくRD
ガメラかっ❗️❓
今だから 当たり前にそんな事故の後では
もっと ちゃんと直さないと 真っ直ぐに走れないって 分かりますが
当時は ホンマに無知で無茶だったんですね
さらに また修理となりましたが
どうも エンジンの調子もオカシイ
いろいろ聞いてみたら 点火時期が狂ってくる事が判明
しかし その原因が分かりません
そんな時 ルーニーの兄さん(←だった気がする)
が ふと気付いた
左右のマフラーの長さが違う…
そうなんです
片側だけ 350のマフラーつけてたので
ビミョーに狂ってくるんですね
灯台元暗しもいーとこ
そんな頃
学校では 2学期の中間試験
マジメに 試験を受けてる老犬の横に来た先生が
『おまえ~ すでに出席日数足らんで単位取れんで? どーする?』
と 言われたので
即座に試験をやめ
夜はRDと先輩のKHに没頭
車の免許を取るために 堺から
実父が 教官をしている東大阪の教習所に通いました
ある雨の日に RDで通う時に
大阪市内の 目の付けどころがシャープな会社の前で
渋滞の中 路肩をゆっくり走ってましたら
シールドが曇って前が見えなくなり
狭くなった道の真ん前にあった電柱にブツかり
100㎞、80㎞に続いて
なんと30㎞で 大破
もうボロボロになってたんですかね?
若き日の老犬と RDの生活はここで一旦終了となり
老犬は4年制の 夜間高校を 5年通うハメとなりました~(o-∀-o)