ちょっと変なタクシーの乗客 | ゼファオス~アラカンライダー~

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ゼファーな日々とバリオスな日々とたまに仕事の日々

例①20代女性

その方は バッグとコンビニ袋を持ってらっしゃいました

ご乗車いただき 数分したら

はぁピンクハートはぁ…ピンクハートはぁ…ピンクハート

『ふぅ~んピンクハート

と  喘ぎ声なような 悩ましい声が…

『どうしました? 大丈夫ですか?』

『あーん…ピンクハートはぁ~んピンクハート

『おねーさん、そんな声出したら おっちゃん興奮するやんか』


と やらしい妄想を していると

『うふぅ~んピンクハート

『う………』

ご……エリョゲリョゲリョゲリョアセアセ

吐かれました…ガーン



例② 30代女性

その方は ホストにかつぎ込まれ 老犬のタクシーに投げ込まれる感じで 乗車しました

『よろしいですか?車出しますよ』

『………』

無愛想なやっちゃな…

『どちらまで 行きましょ?』

『………』

ん? どした?

振り返ってみると

寝てるし…

『おねーさーん どこ行くのー?起きてー』

『………』

アカン、これはヤバそう

と 警察署に飛び込みます

事情を説明して 婦警さんに来ていただいて

『おねーさん ほら運転手さんも困ってるし』

意外かも知れませんが ポリさん、お越しかた上手いんです

『ほら、しっかりして  家あるんでしょ?どこ帰るの?』

『あざぶ…』

麻布ってアンタ 東京やないですかいな

その女性  大阪府警南署にお泊まりになりました



例③ 60代男性

普通に手をあげて乗車

手押し車の上に缶ビール数本

一見ホームレス風です

乗り込んですぐ

『倉敷』

『え?』

『くらしき』

『倉敷…ですか?』

『そうや、倉敷や』

『え…と…岡山の倉敷ですか?』

ここは もちろん大阪です

『アンタ倉敷知らんのか?』

『いや 知ってるっちゃあ知ってますけど』

『行った事ないんかいな?』

『はい、普通ないと思いますけど』

『行けんのか?』

『行けますよ ただ行った経験がないので いくらかかるんか解らないですよ』

『金はあるから心配要らんで』

と、財布の中を見せていただき、行ってきました

タクシー料金31,000円 高速料金4,000円強



なかなか 珍しい仕事してます

ネタ(←仕事です)は まだまだあるので

またの機会に紹介いたします