その方は バッグとコンビニ袋を持ってらっしゃいました
ご乗車いただき 数分したら
『はぁ…



『ふぅ~ん

と 喘ぎ声なような 悩ましい声が…
『どうしました? 大丈夫ですか?』
『あーん…


『おねーさん、そんな声出したら おっちゃん興奮するやんか』
と やらしい妄想を していると
『うふぅ~ん

『う………』
ご……エリョゲリョゲリョゲリョ

吐かれました…

例② 30代女性
その方は ホストにかつぎ込まれ 老犬のタクシーに投げ込まれる感じで 乗車しました
『よろしいですか?車出しますよ』
『………』
無愛想なやっちゃな…
『どちらまで 行きましょ?』
『………』
ん? どした?
振り返ってみると
寝てるし…
『おねーさーん どこ行くのー?起きてー』
『………』
アカン、これはヤバそう
と 警察署に飛び込みます
事情を説明して 婦警さんに来ていただいて
『おねーさん ほら運転手さんも困ってるし』
意外かも知れませんが ポリさん、お越しかた上手いんです
『ほら、しっかりして 家あるんでしょ?どこ帰るの?』
『あざぶ…』
麻布ってアンタ 東京やないですかいな
その女性 大阪府警南署にお泊まりになりました
例③ 60代男性
普通に手をあげて乗車
手押し車の上に缶ビール数本
一見ホームレス風です
乗り込んですぐ
『倉敷』
『え?』
『くらしき』
『倉敷…ですか?』
『そうや、倉敷や』
『え…と…岡山の倉敷ですか?』
ここは もちろん大阪です
『アンタ倉敷知らんのか?』
『いや 知ってるっちゃあ知ってますけど』
『行った事ないんかいな?』
『はい、普通ないと思いますけど』
『行けんのか?』
『行けますよ ただ行った経験がないので いくらかかるんか解らないですよ』
『金はあるから心配要らんで』
と、財布の中を見せていただき、行ってきました
タクシー料金31,000円 高速料金4,000円強
なかなか 珍しい仕事してます
ネタ(←仕事です)は まだまだあるので
またの機会に紹介いたします