ゼファー750 キャブレター メンテナンス（後編）

「前編」「中編」に引き続き後編です♪

待ちに待った部品が到着！

ついでに交換する事にしたエアフィルターはさておき、キャブに関する部品の記録を。

◯ フロートチャンバー ガスケット

「92055-1222」¥825

◯ フロートバルブ

「16030-1007」¥2483

◯ フロート

「16031-1077」¥2626

◯ キャブレターホルダ ¥1875（共通）

1番キャブ用「16065-1256」

2番キャブ用「16065-1257」

3番キャブ用「16065-1258」

4番キャブ用「16065-1259」

◯ Oリング「92055-1004」¥192

◯ Oリング「92055-1223」¥227

（全て1個の金額）

ガスケットとフロートバルブは、社外品で4個セットの安価なモノがありましたが…

純正品をチョイスしました♪

しかしまあ

こんな細いゴムとか

こんな豆粒みたいな部品がお高いのね…

でも役割を考えたら適正価格かな？

そもそも部品供給してくれるだけでも感謝すべきですから、文句言ってはイケマセン。

作業に入る前にもう1つ

外れなかったビスを葬り去ったついでに、キャブ周りのビスをステンレスのキャップボルトに総取り替えします。

某オークションでセット購入♪

さて

作業に入ります。

まずはキャブレターの組み立てから

新旧のフロートバルブ比較

写真では分かりにくいですが…右が旧で左が新、先端の輝きが全然違います！

フロートにぶら下げるクリップのような部品は、そのまま流用します。

コレも小さいくせに結構なお値段だったので…

フロートは1番だけ交換

コレは新旧分かりやすい！（笑）

板を曲げてフロートの高さを調節

曲げて…といってもグイッとやる訳ではなく、竹串でコンコンやる程度。

竹串はキャブメンテの必須アイテム？（笑）

高さは大体ですが

外す前と同じ18mmにしてみました。

ガスケットを溝にセット

新品は弾力が違います！

真横から見た画像

もう少し厚みがあってもいいような気が…

フロートは見る機会が少ないので

ヨロシク頼むよ〜！と拝みながらフタをします（笑）

基本中の基本ですが

対角線上のビスをゆっくり均等に締め付け。

さてさて

話は少々脱線しますが。

初めてバラしたキャブ…せっかくなのでチョイとヒトネタ

普段手の届かない2・3番のトップカバーが錆びてきたので塗装してみようかと。

このカバー、結晶塗装で綺麗に仕上げている方も多いみたいですが…

ワタクシにはそんな予算無いので（泣）

自分で頑張ります♪

余っていた「ミッチャクロン」と

ネットで調べて購入した「ストーン調スプレー」

「ブラックストーン」と「ブラックグラナイト」の2種類があるんですが、明るめのグラナイトを選んでみました。

まずはミッチャクロンをひと吹き。

かなり前の使いかけですが、全然問題無いようです♪

ストーン調スプレーの1回目

粒子が重くて厚塗りになりそうでしたが、タレも無くそこそこ上手くいったかな？

2回目

う〜ん…

乾くと粒子の白さが目立つような気が。

グラナイトじゃなくて、ブラックストーンにすれば良かったなぁ〜と後悔（笑）

そこで

バンバン君のメーターパネルに使った、これまた使いかけの「つや消し黒スプレー」が登場！

左がつや消し黒を吹いた方です

おおっ！良い感じ〜♪

よく乾かして完成

うん！満足な仕上がりです。

話を戻して…

2〜4番キャブのフロート室も

「フロートバルブ交換→フロート高さ確認→ガスケット交換→フタ閉じる」の順番で組み立て。

続いて

フィッティングのOリングを交換します。

変に噛み込んだりしないように、少しエンジンオイルを付けて

この時トップカバーは乾燥中（笑）

エアドレーンと燃料のフィッティングを差し込んで

まず1番と2番、3番と4番を組み合わせます。

続いて2番と3番

中央の燃料フィッティング

差し込み部分の長さは左右同じなのに…

真ん中が2番側に片寄るな〜と思ったら

キャブ側の穴の深さが違いました。

（2番）

（3番）

燃料コックの位置が車体左側なので、2番側に寄ってるのか…納得。

同調を合わせる調整ビスのスプリングは

組み合わせた後でも入ります。

上・下・チョーク、3個のステーをビス止めして

チョークのスプリングは2番キャブの負圧ホース部分に引っ掛けて

仕上がったトップカバーを付けて

負圧ホースを繋いだら

キャブAssyの完成

うぉ〜！カッコ良いぜ！！（笑）

新品のホルダー付けて

アクセルワイヤーを付けて

エアクリーナーのボックスを車体に仮付けして

キャブを車体左側から入れてホルダーに差し込みます。

キャブとエアクリボックスを繋ぐダクトは、2・3は中から1・4は外側から付けます。

新品のエアフィルター付けて

ハンドル周りを大急ぎで復旧！

この頃から…乗りたい気持ちが全開で写真が少ない（笑）

そんなこんなで

作業完了！

初めてのキャブメンテ、頑張ってやり遂げました♪

しかもカッコ良くなった！

…が、機能的に治ってなければ意味が無い。

おそるおそる、キャブに燃料を送り

長めのセル1発でゼファー君お目覚め♪

ヨシ！どこからも燃料漏れはありません。

アイドル安定

吹けも良い感じ♪

何も調整はしてませんが、そうズレてはいないようです。

4連バキュームゲージ欲しいなぁ…

早速テスト走行へ

こまめに止まっては、燃料漏れが無いか確認→漏れ無し→トップカバーのカッコ良さにウットリ…の無限ループ（笑）

曇り空だったけと心は晴天♪

という訳で。

帰宅後

そそくさと、いつもの作業。

ヒーターの配線が無くなったから、やりやすくなりました♪

やっぱりね…

ゼファー君が元気じゃないと、自分自身も元気か出ませんから。

以上「ゼファー750 キャブレター メンテナンス（後編）」でした。