ゼファー750 チョークレバーの戻りを改善する | 西風日記

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素敵なバイクライフの忘備録♪

この季節、キャブ車のコールドスタート時に欠かせない「チョーク」ですが…ゼファー750のチョークレバーは若干難アリです。

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レバーを押さえておかないと、勝手に戻ってしまうんです…。

どうやら新車時から症状が出る車体もあるそうで…持病のようなものですね。

暖気中手を離せないのは面倒なので、硬貨を挟んだり輪ゴムで止めたりする方もいるみたいですが…それすら面倒に感じる無精者のワタクシ。

色々調べた上で、僕がやっている対策を綴っておきます♪


まず、チョークレバーがある左側のハンドルスイッチを分解します。
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裏側2本のビスを外すと、真ん中からパカッと割れて外れます。

チョークレバーからワイヤーを外します。
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チョークレバーの固定機構です。
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レバーを外してみます。
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この2ヶ所が常に接していて、その摩擦を利用して固定するという…何とも単純な仕掛けになっています(笑)

この部分に油分やゴミが付いてしまうと、滑って勝手にレバーが戻る症状が発生する訳です。

逆に言えば、ここが滑りさえしなければレバーは中間位置でもキチンと固定されます。


パーツクリーナーでしっかり清掃してやるのはもちろんですが、更に小細工を…。

小さなスクリューを外してバラします。
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中にスプリングが入ってますが…コレを引っ張って少し伸ばしてあげます。バネの力を強くして、より摩擦力を稼ぐ作戦です(笑)

そして組み込む時は…
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ホンの少しですが、スクリューの締め付けを緩めにしておきます。あまり緩いと中で分解してしまうので要注意です(笑)

後はワイヤーをレバーに戻して、スイッチボックスをハンドルに組んで完成!
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手を離してもチョークレバーが戻らなくなりました♪

残念ながら、コレは根治治療ではありません。半年もすれば元通りの症状が出てきます。

構造上の問題なんでしょうねぇ…。

滑り止めテープを貼ったり、軽く刻みを入れたりしようかとも考えましたが…何となくやり過ぎ感があって、そこまではやっていません(笑)

まあ…アバタもエクボなんて言いますから、これ位の持病は可愛いものです。

「たまにはバラして掃除してね!」という、ゼファー君からのメッセージでしょうか?

以上「ゼファー750 チョークレバーの戻りを改善する」お話でした。