そもそも調べ始めたのは、ヘッドカバー付近からのオイル滲みを発見したのがキッカケでした。
うちのゼファー君は96年式のD1、世代的には中期型になります。
ちょうど対策の過渡期…前期よりマシですが、後期型よりオイル滲みは発生しやすいでしょう。
シリンダーより下の部分なら、自分の手には負えないのでショップ行きですが…ヘッドカバーガスケットやカムシャフトプラグなら自分でも交換出来るかな?と思い調べてみました。
でもやはり、ヘッドカバーだけとはいえ青空整備でエンジン開けるのは気が引けるし…そもそも今すぐ修理が必要なレベルではありません(笑)
とりあえず様子見ですが、どこから滲んでるのか気になるところです。
ヘッドカバーガスケットの劣化であれば全体的に滲んできそうですが、兆候があるのは左前だけです。
そして滲みは走行後ではなく、動かさずに放置した後の方が顕著に現れます。走って圧が掛かった方が漏れそうですけど…不思議。
この2点から、初めは左前のカムシャフトプラグを疑ってましたが…ケースとの接合面からの垂れは見られません。
滲み跡をよ~く観察して、場所を特定します。
カエルのおめめの下側(裏側?)のようです。知りませんでしたが、ヘッドカバーを止めるボルト穴が裏まで貫通していますね。
ガスケットが挟まっている合わせ面ではなく、この穴から垂れてるようです。
左前だけ滲む理由が分かりました。
普段サイドスタンドで車体を立ててるので、左前に残留オイルが集中してこの穴から滲んでくる…と。
重力のイタズラ…まさに自然の摂理(笑)
興味があったので、ヘッドカバーガスケット(11060-1995)の形状を確認してみると…
貫通穴なのにガスケットが外側半円部分しかカバーしてません(笑)
本来なら…
全周を囲むような、こういう形状じゃないとダメなはずです。(雑な写真加工でスミマセン…)
構造上の欠陥かな?と思って、ネットでしつこく調べてみると…同じような記事を発見!推測していた内容と一致しました。
対策としては、このボルトに液体ガスケットを塗って締めるといいそうです。
なるほど!コレなら自分でもやれます♪
タンクを外してボルトを抜きます。
液体ガスケットを塗ってボルトを締めます。
ダメ元ですが、左前だけ裏側から液体ガスケットで穴を塞いでみました(笑)
今後、オイル滲みの兆候を観察していきたいと思います。
余談ですが、この裏まで貫通しているシリンダートップの穴…後期型は貫通していないという噂もあります。
【シリンダートップ(ASSY)】
C1~C5 11008-1546
D1~D4 11008-1377
C6~C9 11008-1376
裏まで貫通していないバージョン?
C10以降 11008-0028
ブラック塗装されたシリンダートップ
真偽の程は分かりませんが、カワサキの試行錯誤が伺えて面白いですね。
以上「ゼファー750 オイル滲み対策」のお話でした。