先日の埼玉ナップス&うどんTOMYツーリングの際、軽い不具合が起きました。ギアを入れてもニュートラルランプが消えません…(泣)
初心者ながらクラッチワークは得意な方だと思ってたんですが、この日はナップスに向かう途中で1回エンスト…道の駅はにゅうに向かう途中でまた1回。
何か調子悪いなぁ…冬用グローブのせいだ!(←責任転嫁)と思ってましたが、原因はコレのようです。
異変に気付いたのは帰路の時ですが、ずっと気まぐれに付いたり消えたりしてたんでしょうね。
ニュートラルランプが付いてると、油断してポイッとクラッチ離しちゃいます…走行には支障無いのでそのまま帰って来れましたが、ニュートラルが目視で確認出来ないと地味に不便です。
改めて確認すると、何速に入れても「N」のランプが点灯したままです。ギアは普通に入るし走行には何ら問題ありません。きっと電装系のトラブルですね。
しかし何とも珍しい不具合です。点灯しなくなったというのは良く聞きますが、点灯しっぱなしとは…(笑)
電気の話になりますが、通常電子部品は壊れた時「OFF(切)」になるように設計されています。「ON(入)」のままだと電気が流れっぱなしで危険だからです。
余談ですが…例外として、壊れると2つの端子間が導通した状態になってしまう「タンタルコンデンサー」という特殊な電子部品があります。
学生時代、こいつのせいで電撃を食らった事がありまして…今だに手に跡が残ってます。電気の怖さを教えて頂きました(泣)
という訳で…「壊れて点灯しなくなる」のは仕方ありませんが「壊れて点灯しっぱなし」は許されないのです!しっかり原因追求してみたいと思います。
まずはサービスマニュアルの配線図を確認します。
続いてパーツリストでこの「ニュートラルスイッチ」を探します。
品番を記録しておきます。
◼︎13151-1080 スイッチコンプ ニュートラル(1069円)
◼︎92065-058 ガスケット 10.5×16×1(162円)
※平成24年4月調べ
高い部品じゃなくて良かったです(笑)しかし、ガスケットが入ってるという事は外すとオイルが漏れてくる場所のようです。う~ん…。
前回オイル交換したのは11月です。少し早めですが、そろそろ半年なので交換してもいいんですけど…距離は全然走ってないのでもったいない気もします。
幸い前回交換した時のオイルが余ってるので、漏れたら足せばいいや…と、そのまま交換してみる事にしました。(←悲劇の始まり)
まずはスプロケットカバーを外します。
ニュートラルスイッチを発見しました。油汚れでベッタリ…
配線を外して、近くにウエスを準備して慎重に緩めます…が!想像以上の勢いでオイルが流出!(驚)
かなりの量を周囲に撒いちゃいました…最悪なのは、近くに置いていた工具箱の中にまで飛び散ってしまい工具がベトベトに…(泣)
交換完了です。こぼしたオイルの掃除が1番大変でした…ついでにスプロケットとチェーン清掃もやっておきました。
オイルゲージを見ると、当然かなり減ってます。オイルを足しましたが、ちょっと入れ過ぎたかも?(笑)一応Hレベルの下なので許容範囲かな。
さて、動作確認です。キーをONにして「Nランプ」の点灯確認。ギアを1速に入れると…
こちらが今回の諸悪の根源?ニュートラルスイッチです。
もう1度、改めて配線図を確認…
テスターで確認すると、先端を押しても離しても導通があります。
あれ?…という事は、このスイッチ壊れてないのかも?(笑)
新品のニュートラルスイッチもテスターで動作確認すれば良かった…もう付けちゃったので確認出来ません(泣)
スイッチの端子に汚れ等が付着して、一時的にアースに落ちていただけかも知れませんね。たまにはスプロケットカバーを外して内側も掃除した方が良さそうです。
詳しく調べてみた割にスッキリしない結末ですが、今回はとりあえず直ったので一件落着という事で…もし再発したら更に詳しく調べてみたいと思います。
今回の教訓です…
「ニュートラルスイッチを外す時は、オイルを抜いた方が良い!」
以上、ニュートラルスイッチ交換のお話でした。