「油温が上がり過ぎたオイルは急速に劣化します。油温計を付けてモニターしましょう。」
なんて…雑誌の空冷車特集なんかを見ていると、しつこく書いてあります。
うちのゼファーはエンジンノーマルだから油温計なんかいらないだろうと思ってたんですが、デジタル油温計には時計や電圧計も付いてるらしい。
バイク運転してると腕時計が見づらいので、すぐ見えるところに時計があるのは便利だな~と、油温計を付ける事にしたのはいつ頃だったかな?
たぶん初めてのオイル交換の時だから、6月頃かな。
時計目的で油温計を付ける…変な感じもしますが、とにかくカッコイイ!
正直なところ理由はこれです(笑)
調べると色んなメーカーから出てます。小さめなデザインでヨシムラのが好きかも。よし!ヤフオクで検索。
う~ん、中古で結構出てはいるけど人気なのか値段が高い…配線はどうにでもなるから、とりあえず本体だけの格安品を落札しました。
そして送られてきてビックリ、意外な事にセンサーから本体までの配線だけ付いてました。出品者様ありがとうございました。
さて肝心の油温センサーがありませんが、これは新品で買うしかないかな。
ゼファー750に対応したセンサーの型番は、車種対応表によると「E」です。Eセンサーはオイルパン右後ろのオイルギャラリーに取り付ける場合で、クランクケース下のセンサープラグ穴に取り付ける場合は「F」センサーのようです。
どちらでもいいらしいですが、僕はなるべくセンサーを目立たないようにしたかったので、Eセンサーを購入してオイルパンに取り付ける事にしました。
潤滑剤を吹いてしばらく放置。六角レンチを当てて力を込める。
ふん!…回らない(笑)やばいナメそう。インパクトでやろうかなぁ?でもオイルパン側が割れたりしたら大変。
ダメ元で六角ソケットにスピンナーかましてプラハンでコンコン。
お!ちょっと動いた感触が。
ハンドルをラチェットに変えて、祈りながら力を込めると「コリッ!」と音がして回りました。やった~。
センサーの取付トルクが分かりませんでしたが、素材と呼び径から判断して30Nm(少し弱め?)で締め付けました。今のところ漏れは無いようです。
センサーの取付が終わったので配線を繋ぎます。センサー用の配線は付いてたものをそのまま利用、他はACC電源とアースだけなので配線自体は簡単です。
分岐配線を自作して繋ぎました。
バイクの場合、配線の引き回しが難しいですよね。4輪だと内張りの隙間等に押し込んで終わりですが、バイクは防水や熱対策を考えて引き回さないといけません。
最期に油温計本体の取り付けですが、これが1番悩みました。ヨシムラから販売されているステーは、板切れみたいで正直ピンとこなくて…そもそも本体をマジックテープで止めるってのが気に入らない。
そこで見つけたのがコレ。
WOODSTOCK製、ヨシムラ油温計用ステーです。南海部品で偶然見つけたんですが「コレだ~!」と叫びそうになりました(笑)
さて、これをどうやって固定するか…?店員さんに相談したところ、ミラーホルダーと汎用スペーサーを組み合わせるといいみたい。必要なビス等の大きさも全部調べて頂きました。南海部品大好き(笑)
こんな感じで取り付けてます。セパハンだと無理ですが、この取り付け方は綺麗に仕上がっていてお気に入りです。
さて肝心の油温計としての機能ですが、なかなか面白いです。渋滞にハマるとみるみる温度が上昇して、走り出すと安定します。当然ですけど(笑)暖気時間の目安にも使えます。
時計とバッテリー電圧計もあると便利ですね。時計はすぐ狂っちゃうので月1回位の修正が必要です。デジタル時計でこんなに狂うのは故障なんでしょうか?…まあご愛嬌という事で。
以上、ヨシムラ油温計の取り付けでした。