あきらめる・期待しない境地とは |  ZEPHYR

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こちらは、昨日の朝の太陽。

満月は、正確には昨日のお昼ぐらいだったので、それに近い太陽です。

 

この空の下、ウォーキングしているときに、はらっと舞い降りてきたので、今日はそれについての記事を、以下にまとめます。

 

 

あきらめる・期待しない境地とは

 

以前にも近い内容のことを記事にしたことがあるのですが、すべての方が昔の記事を読まれているはずもないし、今なりの視点での記事にするのも良いかなと思い……

 

以前、私は〝あきらめること〟も大切である、その方が幸せに近づきやすい、みたいなことを書いたはずなのです。

あきらめる、というのは、なんというのか、印象があまり良くないですよね。

 

同様に、〝期待しないこと〟も大事で、その方が幸せになれるというようなことを書いたこともあります。

期待しないって、これもへたをすると、ネガティブに取られやすい。

 

たとえば、面と向かって、「あなたには期待しない」と言い切ったら、それはそれで問題。

職場とかでも、あるいは子どもに向かって親が言うとか。

言われた方はショックを受けます。

「自分って、期待もされてないんだ……」

みたいに。

 

これは、そういう形で相手に伝えて有益なものではないです。多くの場合。

 

そこを間違えないように!

 

あくまでも、本人の意識の中での話です。

期待しないことやあきらめることは非常に近いか、時には同じ内容を表現することがあります。

 

それはつまり、〝こうあってほしい〟という執着を捨てる、手放すという意味合いで。

たいがい、私たちは関わる人に対して、それを思っています。

職場では一緒に仕事をする同僚に、あるいは上に立つ上司に。

家庭では配偶者に、あるいは子どもたちに、あるいは親に。

 

この〝他者に対して抱く期待〟というのは、大なり小なり、人間関係を悪くしやすいものなのです(この記事は、主に人間関係に関わるものです)。

なぜなら、こうあってほしい、というのが100%叶うことなど、そうそうない。常にいくらかは不満が出て、それを抱えることになります。

 

それどころか。

ぜんぜん叶わないこともある。

 

いやいや、さらにそれどころか。

叶うどころか、マイナスの場合もある。

 

というのが、私たちが経験する現世の人間関係なのです。

 

現世は修行の場なのか?

とかく、自分の思い通りにはなりません。

人間関係は、その最たるもので。

 

自分と同じ考え、感性、感覚を持っている人は存在するかも知れませんが、とても珍しい。

というか、何もかも同じ素材でできている人間とだったら、出会う意味、価値はあるのだろうか? 自分でいいじゃん。という話。(笑)

 

自分と何もかも同じ人間は、まあ、存在しないだろうし、共通項は多い人でも、違っているところはあるもの。

それが普通です。

 

ホロスコープで言う、〝相性〟というのは共通項の多さを探していく作業に近いです。

(あくまでも、相性だけの話で、縁ではありません)

 

たとえば、同じ地のエレメント同士であるとか、それが太陽同士ではなく、多くの天体感の関係で見ていく。

同じエレメント間でなくても、地と水、火と風は相性が良い。

そういう項目が多い関係ほど、いわゆる〝相性が良い〟のです。

 

しかし、同じエレメント同士でも、あるいは相性が良い地と水、火と風みたいな関係でも、一律に善し悪しは断定できません。

同じエレメントですら、性質は違います。

 

同じ星座同士でも、個々の配置は相当に違いますので、まったく同質の人間など、ほぼこの世には存在しません。

ていうか、もしまったく同じ人間だとしたら?

それは相性も抜群で、すごく気が合うでしょう。

 

でも……

それって、ちょっと気持ち悪くないですか?(笑)

自分と同じ人しか愛せない……っぽいというか……

 

結果的に、人としてとても〝狭量〟になります。

 

この世にはなぜ人種が存在し、多種多様な言語が存在するのでしょう。

私たちの世界は、そもそも〝違いがある世界〟であり、〝違っているものが混じり合う世界〟なのです。

この地球に生まれて生きるということに、意味を求めるとするならば、それは〝違いの体験〟こそが私たちを成長させてくれるからではないでしょうか?

 

だって、日本しか知らない世界に生きていた中世以前の日本人。

そして、世界のことたくさん知り、世界中から多くの人が集まってくる現代日本に生きている私たち。

どちらの認識が広くなっているでしょうか?

いうまでもないことですよね。

 

この世に生きるということは、違いを体験すること。

だから、思い通りにはならない。

 

その前提で考えたら、私たちのまわりに存在する人が、自分の〝こうあってほしい〟にならないのは当然です。

太陽が東から昇って西に沈むのと同じくらい、当たり前の現象なのです。

 

でも、この世で生きていく上で、ついエゴで考えちゃいますよね?

「どうして、あの人はこういうことを想定して動いてくれないのだろう?」

「どうして、あの人は私にとって好ましくないことばかり選ぶのか」

「どうして、あの人は人の気持ちが理解できないのか」

「どうして……」

 

どうしてどうしてどうして……

そういう想いにとらわれがちなのが私たちです。

 

その心理の裏側には、自分の価値観や常識でジャッジすることも含まれていますが、根本的には自分中心でものを考えているから、ということがあります。

私たちは、どうしても自分の感性や感受性、価値観などを〝正しい軸〟として人を判断しがちです。

 

しかし、この世は違った存在との出会いの場なので、それぞれがこの自分の〝正しい軸〟を持っています。

でも、本質的、普遍的な軸ではない。

エゴイスティックな軸なのです。

 

だから、衝突するのも摩擦するのも、対立するのも当然なのです。

 

この問題の重要な解決の間口となるのが、

 

人はそれぞれ違っていて当然

 

という理解なのです。

その深い理解に立てば、

 

自分と違うのだから、こんなふうになるのも当然か。

しゃーないな。

 

という感じで、このへんで良い意味での〝あきらめ〟が生じます。

さらに深い理解に至れば、

 

そもそも違うのだから、こちらのエゴで〝こうあってほしい〟という対応がなくても当然。

そもそも自分の〝こうあってほしい〟というのもエゴだったなー。

 

という自己理解にまで至ります。

そのときに、自分が理解できることで、実は相手への理解も深まります。

というのも、自分が〝こうあってほしい〟と思った理由はなんであったか、自分で気づくこともできる。

それは、そのまま、相手にも意識を広げることができる。

自分のことがわかると、他人のこともわかるようになる。

 

あの人がこういう態度や対応になっているのにも、それなりの背景があってのことだろう。

自分も親がああいう育て方や刷り込みを行ってきたからから今の自分になっているわけで、あの人もあの人なりの背景があってのこと。

 

というようなところへ意識が広がるのです。

結果的に、ここで、私たちの意識の中で、その相手のことが〝受け入れられる〟のです。

受容です。

 

まあ、異常なハラスメントを行うような相手を現実的には許容できないのですが、理解と意識の上では、ちょっとそこを超えたところに行けます。

過去の受けた仕打ちから、とうてい感情的に許せない相手もいるでしょう。

現実的な対応と、意識のあり方は、また別です。

強い対応を行うとしても、意識が広がれば、〝慈悲の心で強い対応〟も可能になります。

つまり、不動明王とか、怖い顔をした仏様と同じで、力を示すこと、行使することでわからせる、ということもあり得るわけです。

 

おっと。

ちょっと話を戻します。

 

そこまで強い対応までしなくても、この理解、受容を感覚的に抱けるようになると、すでに、〝あきらめる〟とか〝期待しない〟という一緒の境地みたいなところに近づきます。

 

「夫としてのあなたにはもう何も期待しない」

「もう、あきらめて自分の人生を生きる」

というような選択をする女性もたくさんいる現代。

 

でも、そういう〝あきらめ〟〝期待をしない〟ではなく、そもそも境地が違っている。

もともと相手を見る目が違う。

 

これについては、もう1回。

次回に続編を書きますね。長くなっちゃったので。

 

次回は、あきらめる・期待しないことのメリット。

 

 

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