大学を解雇されたよ |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

来た来たきたぁああ!

 

皆さん。

お笑い下さい。

 

すげー、笑えます。

 

 

私……

 

 

大学をクビになりました!

 

 

え?

どこが笑えるん?

と思われるかも知れませんが、いやもう。

 

昨日、一通の封書が大学から届きまして。

しかも、旧住所!

転送されてきたぞよ!

とっくに届け出しているのに、どんだけ事務上の情報共有ゆるいん……?

 

 

クビというと、まあ、聞こえが悪いし。

実際、「あなたクビです」という文面はないのが当たり前で、

 

カリキュラムの大幅な改変に伴い、お願いしていた科目について本年度をもって終わらせていただく……という旨。

 

ただのペラペラの紙一枚で通達いただきました!

もっと前に通達するならともかく、もう1月下旬に入って、次の年度の用意もしている状態で?

 

いやー。

ここしばらく、大学のコロナ対応について、あまりにも学生置き去り、ましてや非常勤講師など眼中にもない、という感じでしたが、ここまでとは……とはとはとは……リフレイン……

 

たぶん、大学にとっては、教授や准教授といった抱えている方々の御身が何よりも大事で、次が経営を支える学生(の数)、最後が非常勤なんですよね。

経済論理的に。

アタリマエー

 

ひょっとしたら、先日の定期試験中止の知らせが、あまりに直前過ぎ、その点でもの申したのがどなたかの気に触ったのかも知れないけど。

 

でも、客観的に考えて。

 

このコロナ禍なんですよね。

この中で、いろいろと厳しいんだと推察されます。

 

そこでコスト削減!

となったら、一番立場の弱い……というか、そもそも大学の中での立場など用意されていない「非常勤」が切られた、というところかなと。

 

とくに、私は履修生が多いので、従来1コマでできていた講義が、コロナ対策での密集を避けるため、2コマに分けられた。

これも決めたのは大学側です。

 

結果的に、例年の2倍ではないですが、後期に関してはそれに近い額を、私に大学は払わねばならくなった。といっても、時給千何百円ですよ?

正確には申しませんが。

(どこかのバイトのほうが高い!)

 

でも、コロナ禍が収束しない限り、百を超える学生を1コマに集めることはできない(例年、トータルで130~180名くらいの履修なので)。

となったら、「切るのはこいつだろう」という矢が当たったのかも知れません。

 

と、ここまで書いたら、皆さん。

私が怒っているとか、恨みに思って書いているとか、思いますよね?

 

いやー。

じつは、そんなもん、ぜんぜんゼロ!

 

本当にそうなんですよ。

いやまあ、紙切れ一枚というのはどうかと思ってますけど、ああいうもんかなあという理解もありますし。

 

実を言うと、

昨年の12/22のグレート・コンジャンクションて、私にメッチャ影響の大きいものだったんですよ。

なので、何か自分も「時代とか年代とか分ける出来事」があるかも知れないと思っていました。

 

それに、このコロナ禍での大学のゆるすぎる、かつ理不尽な対応を目の当たりにして、もういいかなとも思っていて、家族には、「辞めてもいいかな」と話していたのです。

 

ただ、すぐに辞めると大学や学生に迷惑がかかる。

次年度の仕事については、依頼にOKしていたので、2021年度については責任を持って勤め、退任しようかと思っていました。

 

ところがところが!(笑)

「あなたは、もう2020年度で終わりです」通知が来てしまった。

 

ラッキー♡

 

いや、これはべつに強がりでもなく。

受理されるなら、この春で退任したいと思っていたので。

 

というのは……

 

そもそも

・時給が安すぎて、そこらのバイトと変わらない。

・時給は講義時間分しか支払われないが、時間外労働が多すぎる。履修生が多いので、テストの採点など自宅に持ち帰っての作業となり、これはもうずっと、「時間外労働」となっていた。

・上記の二つだけで、すでに赤字。

・ましてコロナ禍でオンライン講義を対応するようになって、さらに多くの時間を割かれる事態となっていた。

・そのため、本来の自分の仕事が圧迫される状態になっていて、日常的に無理をしていた。

わけです。

 

たぶんね、時間外労働を入れたら、最低賃金などはるかに割っているんですよ。コレモンダイジャネ?

 

もともと割の合わない仕事を膨大にこなしていたのですが、それは……

生徒たちとの交流が嬉しかったから!

なのです。

あ、別に個人的な交流などないですからね!

そこははっきりと明言しておきます。何やらいぶかしむ人もいるかもなので。

 

真面目に聞いてくれる、関心を示してくれる。

そんな彼らの表情が、何よりの原動力でした。

それ以外ないのです。

 

彼らの反応を見ながら講義のやり方を変えていき、進化させ、より面白く学んでいけるように工夫し続けた。

そうそう! それに、大学のテキスト用に書き上げた二冊。

とくに「デウス・エクス・マキーナ」が、いかに自分の思慮を深めてくれたか。書くことで、自分が学べた。

 

あの成果は大きかった!

「ヤオヨロズ」(ミュージカルと小説)にも大きな根っことなった。

そう言えば、「ヤオヨロズ」のミュージカルの上演を知らせた大学の生徒たちが何人もチケットを買って、見に来てくれたっけ!

面白かったと言ってくれた。

 

あれは本当に嬉しかった出来事。

 

教えることの喜びも多かった。

 

その喜びも、コロナ禍のオンライン講義では半減。

失われるのは、生徒の意欲だけではないんですよね。

 

それでも。

オンラインでも、間接的交流でも、

やれば面白かった。

 

 

だから……大学と関係なく……

 

あなたたちの瞳が

あなたたちの表情が

うなずきが

笑みが

 

私のエネルギーでしたよ。

本当に、

 

本当にありがとう!

 

 

さらば。

 

 

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