36デーカン観測表(高度12星座占い)取説 |  ZEPHYR

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36デーカン観測表の取説(見方)です。

観測表は月の前半と後半、2回に分けてUPします(月末と月半ば頃)。

 

 

【デーカンの概念と必要なもの】

 

デーカンとは、一つの星座を3分の1ずつに分けたもので、

・第1デーカン 0~9.999…度

・第2デーカン 10~19.999…度

・第3デーカン 20~29.999…度

ごとの区分けになります。

12星座が3分割されるので、全部で36デーカンとなります。

 

この観測表をご利用になる場合、ご自身の太陽など天体がどの星座の何度にあるか、確認していただく必要があります。

※ ホロスコープ作成サービス・サイトなどをご利用ください。

 

太陽以外の天体や、ASCやMCといった感受点も、この36デーカン観測表に当てはめて確認することができます。

 

12星座占いというのは、詰まるところ太陽のある星座ですから、太陽主軸の話ですが、この観測表は一般的な12星座占いではありません。

太陽どころか、全部を対象としているわけです。

 

12星座占いというのは、星座というざっくり30日程度ある「大きな枠」で、どのような傾向かを占うものですが、この傾向には個人差がありすぎて、きわめて曖昧になります。

傾向が前月や次の月に出るケースすら起きえますし、そもそも「まったく当たらない」ということすら起きえます。

このような曖昧な傾向よりも、常に個人の精密なチャートが示す運勢のほうが優勢だからです。

12星座占いというのは、その人のその時を占っているわけではないのです。

 

まして、その星座の傾向を読み取って、「文章化」するというのは、ざっくりとした傾向情報を、さらにある部分にだけ絞るため、外れる確率を飛躍的に高めます。

言葉にすることで、意味が限定されるからです。

しかし、星の表現はバリエーション豊かです。

 

そのため、この36デーカン観測表では、個別の観測による「文章化」を行いません。

 

皆様のほうで、天体の影響を確認していただきます!

 

表を見て、ということです。

文章化されたほうがありがたいというかたがいらっしゃるのは百も承知です。

しかし、私のほうで、毎月の12星座占いを、きわめて曖昧な形で発信し続けることが苦しくなってきた、とご理解ください。納得できないのです。

 

観測表にはトランジット天体(そのとき空を回っている天体)が作り出す

A~N

までの影響が視覚的に表現されています。

そこをご理解いただいたら、これまで以上にこのサイトの12星座占い(12じゃないけど)を、うまくご活用いただくことができるはずです。

 

 

 

【観測表の見方】

 

このように、一つの星座が3つに分割されています。

(縦列は「日」で前月の終わり頃から表示)

 

デーカンごと、あるいは複数デーカンにまたがって、影響がある日が色づけされています。

 

 

となっております(ピンクはポジティヴの中でも、若干、吉凶混在)。

また影響のあるエリアですが、次のように色の濃さで影響の強弱を表現しています。

 

 

当然、始まりと終わり頃は影響が弱めですが、この始まりと終わりは、一つのデーカンの中でも数日程度の誤差があります。

たとえば第3デーカンの中で、太陽が21度の人は始まりも終わりも数日早まりますし、太陽が29度の人は始まりも終わりも後へずれ込みます。

 

 

また斜めによぎっている黄色のラインは、月の在宮とその移動を表現しています(どの星座にあり、その中のどのデーカンを移動しているか)。

ポジティヴでもネガティヴでも、色づけされているエリアに月が入るあたりは、その傾向が刺激され顕著になりやすいとお考えください。

 

また出やすい影響については、アルファベットを該当時期に記入しています。

 

A    全体運 活力 健康 名声 地位 高位の存在 目上 父親   
B    コミュニケーション SNS ブログ ネット配信 言葉のやりとり 連絡 郵便 近隣へ出かける 近所付き合い 商取引 学業 学校 塾
C    恋愛 婚活 愛情 金運・財運 娯楽 レジャー 喜びを得ること 美や芸術 音楽 花                                                         
D    戦い・争い 勝敗 攻撃に出ること 武術 競争 スポーツ 積極性・能動性の発揮 行動 工業・製造業 車 移動 事故 火災
E    家庭 家族 母親 母親としての立場 母性的行動 出産・受胎 子供や他者の養育 自分自身の成長・滋養 食事
F    ガーデニング 植物 穀物 農業や林業 家庭菜園 花
G    職能を磨く 工芸 手芸 技 スポーツ 自衛 調和的な状態 調整する 調定する
H    人間関係 交渉 取引 提携 契約 婚姻 主張 出産・受胎
I    義務 制約 犠牲 熱中する 傾倒する 集中する セクシャルな傾き
J    社交 社会 会社 発展 ツキの有無 広げること 大学・高度な学習 図書館や博物館など収蔵する機能と施設 法律や法的な事柄・人物 宗教関係 海外・外国
K    困難 障害 責任 プレッシャー ストレス 硬化 上司 圧迫 ハラスメント 実現 形にする 安定
L    突発的変化 変革 革命的 思いがけない出来事 別れ 分離 協調性のなさ 合わない人間 変人 常識外れ 研究 理論 新規なもの 目覚め 進化 
M    芸術 音楽 リズム ダンス 医療 薬品 アルコール 水・液体 感性 不安定 流動的 物事が流れる 水商売 スピリチュアル 詐欺 嘘 不倫・不正 迷い 消える
N    死と再生 破壊と創造 根深い創造性 精力 深層心理 洞察 研究 地下 掘り下げる アングラな世界 再建 再会 復活 宿命

 

このA~Nまでの情報は、A一つだけの場合もありますし、AとCという形で二つ以上の複数の傾向が混ざっている場合もあります。

こういった影響を、ご自分のどの天体や感受点が受けるか、ということも関係します。

 

 

たとえば、自分の天体が

・太陽(自分の全体運 父親や夫) 天秤座♎ 第2デーカン

・月(メンタル 家庭や母や妻) 山羊座♑ 第1デーカン

・水星(コミュニケーション 学習 移動) 射手座♐ 第2デーカン

・金星(愛情 金運) 蠍座♏ 第3デーカン

だとします。

すると上の観測表では、太陽は♎の2、真ん中の縦エリアなので、寒色ベルトになっています。これはネガティヴな影響が出やすく、このベルトは「D」なので、Dに関するネガティヴ影響が出やすい、と見ます。

 

Dは「戦い・争い 勝敗 攻撃に出ること 武術 競争 スポーツ 積極性・能動性の発揮 行動 工業・製造業 車 移動 事故 火災」などのワードがあります。

これらが太陽に対して影響するようになります。

 

月が山羊座♑の第1デーカンにあれば、これは真っ白なベルトになっています。

これは山羊座第1デーカンが、この時期、トランジットによる外的な影響を受けにくい、比較的フリーな状態であることを意味します。

良くも悪くもないというよりは、ネイタルの月の特質がそのまま表現されやすい時期だとも言えます。

 

水星が射手座♐第2デーカンにある人は、この観測表の期間、暖色のベルトですから、ポジティヴな影響を受けます。

水星の知能やコミュニケーションが、Dのプラスの影響に触発されますから、積極的なコミュニケーションが功を奏しやすいですし、討論会などがあれば弁舌を発揮できます。

 

金星が蠍座♏第3デーカンにあれば、おおむねフリーですが、月の中頃になって、AJKの好影響を受けます。

月の黄色いラインもありますから、交わるポイントあたりで影響が強く出るかも知れません。

ただし、第3デーカンの中でも、半分しか色づけがされていません。

これは第3の中でも、前半20~24.999…度のエリアに天体があるほうが強く出そうなので、そのようなベルトを作成しています。

16日頃には、Hの紫ベルト(吉凶混在)が始まっています。この表は半月分なので、これは16日以降へ引き継がれます。

金星の愛情とHの人間関係・婚姻etcですから、お付き合いしている男性が初めてご両親に会いに来て、お父さんが不機嫌でゴタゴタするが、婚姻へ進むとか……。

あるいは金星がお金で、Hの契約などで出れば、取引の交渉・契約で一悶着があるがまとまるとか、うまく行きそうだったのに足踏みするとか。

 

 

こういう「判断」を、それぞれしていただくことになります。

これが面倒だというかたは、まあ、別にこれを見ていただかなくても良いかな。(笑)

 

 

ご自分のネイタル・チャートにある各天体&感受点(ASCとかMCとかノードとか)が、このA~Nのどういう情報と関わりを持つか、それがポジかネガか混在か、考え合わせてください。

 

 

【36デーカン観測表を見るときの注意点】

 

この36デーカン観測表は、天体配置からそれぞれのデーカンに与える影響を観測したものですが、

 主要なアスペクトしか観測に入れていない

 情報が重複している場合、強く働くものを優先する

という考えで作成しております。全部はとても、この限られた表に書き込めないからです。

ゆえに、トランジット情報のすべてがここに入っているわけではありません。

 

また

 トランスサタニアンや土星のような動きの遅い天体は、毎日の観測では考慮しない

というスタンスです。

冥王星などずっとそのデーカンにいますし、土星にしても歩みは遅々としております。

それは年間の占いでは有益な観測となりますが、毎日の観測には有益ではありません。

毎日365日ブラックです、という結論になりかねません。

そういうもの(動きの遅い天体)は毎日顔を見せません。

そこを解釈するのは、また別なアプローチで、年始めの12星座占いを参照してください。

大きな流れではそういう傾向にありつつも、日常の影響はこうだよ、というのが36デーカン観測表です。

 

ただ、トランスサタニアンや土星のような天体も、ここでは強く影響がありそうだ、という時期はあります。

それはこの観測に織り込んでいます。

 

 

また、観測しているのはトランジット(その時の天体)ですので、より強力に働いている「個人の持つ運勢」は別に存在しています。

それは個人のホロスコープの詳細な観測をしない限りわかりません。

つまり、この観測表に含まれない情報のほうが強いのです。

 

観測表に表現されているのは、個人運勢以外の外部的に発生する運勢です。

 

そのため、観測表がネガティヴな時でも、個人が好調を維持することはあり得ますし、観測表がポジティヴでも、個人の不調が優勢であることはあり得ます。

観測表は、あくまでも「補足的」なものですが、この観測表は各デーカンへの影響自体は明確に示しておりますので、強弱の差こそあれ、ある程度の影響は生じるはずです。

 

こういったことにご理解を示し、役立ててみようと思うかたのみ、36デーカン観測表をご利用ください。

 

尚、いかに36デーカンに細分化したとしても、所詮、トランジットを根拠としたもので、いえばこれは「デーカンごとの全体傾向」みたいなものです。

12星座ごとの全体傾向よりも絞られていますが、個人チャートの重要な情報が欠落したものですから、当たらないことは普通にあり得ます。

 

この36デーカン観測表でさえ、全般的な傾向に過ぎないと、ご理解ください。

 

 

上記にご理解・共感いただける方のみ、36デーカン観測表をご利用くださいね。