1368段のいのち禊ぎ |  ZEPHYR

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 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

昨日、私と奥さんはとある事情があり、四国は香川の金刀比羅宮へ、お札を頂戴しに参りました。

 

瀬戸大橋を渡ってLet's Go!!

 


久しぶりに渡りますが、やはり雄大な架橋です。
 
空は晴れ、香川県に朝のうちかかっていた霧も晴れつつありました。

 

 
まだ、ちょっともやっていて、浮かび上がる四国の景色が、まるで桃源郷。
神秘的です。
 
あ、これらの写真は助手席で私が撮影したもの。
奥さんが運転してくれていました。
 

高速道路は善通寺で下ります。

地元の児島からは、本当には早いんですよね。

ナビの計算でも琴平町まで1時間かからない。

 

 
金刀比羅宮のある象頭山が見えてきます。
 
「こんぴらさん」といえば、とくに江戸期から全国からの参拝、信仰を集めるようになったようですが、起源は古く役小角にあるともいわれ、航海安全、大漁祈願、五穀豊穰、商売繁盛などに御利益があるといわれます。
 
御祭神は、大物主命。
大和の三輪山の神様と同じです。
 
この「こんぴらさん」と私の地元の由加山は、瀬戸内海を挟んで南北にありますが、両参りすると御利益が大きいとされ、江戸時代にはさかんに両参りが行われていました。
 
 

 

しかし……

 

お借りした駐車場の人もぼやいておられましたが、コロナ騒ぎで客足が激減。

 

これらの写真は、できるだけ人がいないときを狙って撮影していますので(お顔が入らないように)、誰もいないかのように見えるかも知れませんが、そうではありません。

しかし、以前来たときには結構な人が石段を上がり下りしていました。

 

 

 

まことに寂しい風景にも思えますが……

 

 

よく思うんですよね。

こういった信仰の場、聖地といったものは、物見遊山で訪れるのはどうかと。

 

ちゃんと神様や仏様と向き合う気持ち、敬虔な心持ちがあってこその場で、ただの観光地ではないのではないかと。

 

京都なんか、どこの神社仏閣に行っても、有名どころであれば外国人観光客でごった返していたのがここ数年。

金刀比羅宮も例外ではありませんでしたが、この日はむしろ雑音・雑念がなくて気持ちよかったということもご報告させていただきます。

 

 

 
本宮に至るまでにも、785段の石段を登らねばなりません。
 
この日、「あ~、気持ちいい霊気を感じるなあ」と思ったところが、このあたりで、本宮への石段が左手に昇っていて、写真の右手奥に真須賀神社があります。
祭神は建速須佐之男尊と后神奇稲田姫尊。
 
最後(ではない)の石段を登ると、本宮の拝殿が。

 

 

 

拝殿に向かって右手には展望台があり、そこからの景色も心和むものです。

讃岐富士が見えます。

 

 

そして!

最後ではないと書きましたが。

本宮までなら、これでOK。

785段で登り切りとなります。

 

金刀比羅宮には奥社があり、これは今まで一度も、時間の都合で参拝したことがありませんでした。

 

 
奥社への鳥居をくぐりますが……
 
本宮拝殿から、さらに!
 
583段登らねばなりません!
 
 
正直……本宮までなら57才の今でも楽勝とまではいいませんし、それなりに疲れますけど、いけます。
 
しかし、ここからさらにひと頑張りしなければなりません。
 
この過程にも、常磐神社、白峰神社、菅原神社などがあります。
(途中でカラスにご挨拶されたような?)
 
途中に、北原白秋の歌碑があるのですが……
 
守れ権現
夜明けよ霧よ
山はいのちのみそぎ場所
 
という歌詞が刻まれていました。
 
そうなんですよね。
山はそういうところなんですよ。
 
 
このあたりの奥社へ続く山道と石段は、どこかで……
と思うと、奈良県の玉置山の奥宮へ向かう道と雰囲気がよく似ていました。
 
最後の200メートル付近で、ようやく休憩所があります。
 
そこでひと休みして、最後の200メートルと石段に立ち向かいます!

 

 

 

そうやって、ようやくたどり着いた奥社。

厳魂神社(いづたまじんじゃ)です。

 

いや、さすがに足腰に来ていました。

 

日頃ジョギングをしている私でもこれですから、奥さんはよくまあ付き合ってくれたなあ、という感心します。

 

 

ここからの眺望は、讃岐平野をさらに高所から眺め下ろせるものです。

 

一見の価値あり。

 

しかし、体力に自信のない方は、本宮でよろしいかと。(笑)

 

また本宮へ戻り、お札を頂戴し。

 

「下界」へ下りていきます。

 

下の方になると、参道の左右にはいろいろなお店が並んでいますが、「足湯」を無料で使えるところがあり、入りました。

 

スミマセン(汗)

私の汚い足の画像で。

 


でも、これがすごい効能!
 
疲れ切った足をリフレッシュしてくれます。
 
 
 
車に戻り、さあ、ちょっと遅い昼ご飯。
 
讃岐に来たんだから!
当然!
 
讃岐うどんでしょう!!
 
 
ま、うどんはね、岡山でもおいしいお店があります。
でも、讃岐では、お昼(ランチ)はうどん
なんですよ。
 
これは以前、ミステリー・イベントの取材の時に現地の人が「当たり前」のように語ってくれました。
(今はどうか知りませんよ。なんせ、20年くらい前の話ですから)
 
ランチはうどんという感覚は、私たちにはピンと来にくいんですが、たとえば毎朝お味噌汁を飲むとか、西洋スタイルの朝食だと毎朝トーストを食べるとか、そんな感覚なんですよね。
当たり前にお昼はうどん。
(お昼だけじゃないと思います。夜の呑みの〆とか、ほかでもありそう)
 
それくらい、うどん文化が根付いている土地は、まあ、そんなにないと思うんですよ。
 
岡山でおいしいうどんの店はたくさんありますが、じゃ、お昼はいつも普通にうどんですかって言われたら、そこまでの習慣はないですから。
 
いろいろと検索して、今回は「純手打ちうどん よしや」というところに決めました。
 
到着すると、外観はちょっとアレなんですが、でも、これまでの経験から、讃岐うどんのおいしいところって、意外にざっけないというのか、うちはこれでやってんだ、みたいな感じのところが多くて、しゃれたお店とかの体裁でないことの方が多い。
 
実際、お客さんもひっきりなしに入ってくる。
(13時を回っていました)
 
頼んだのは、「温玉うどん」
 
讃岐では、うどん屋でおでんを一緒に出しているところが多く、厚揚げや牛すじ、こんにゃくなどを奥さんとシェアしました。
 
 
ザッツ・シンプル!
 
うどんとお出汁がうまけりゃいいんだよ!
 
うどんはもちもち。
のどごしなめらか。
 
とても満足して、帰路に就きましたが……
 
 
交代して私が運転していたのですが。
 
眠くなってきた……(笑)
 
 
さすがに、あの長時間有酸素運動の後のおうどん。
 
お腹満たされて。
 
 
もちろん、ちゃんと気を張って帰りましたが。
 
 
家のリビングで、しばらくひっくり返っておりました(激仮眠)。
 
夜には、互いの脚をもみ合いましたが、
 
その夜のゼファー家には、
 
ぎえ~~~
ぐええ~~~
いったーい でも、気持ちいー
 
 
など、阿鼻叫喚が駆け巡ったとか。

 

 

 

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