あんちょこの思い出 |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

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近日中に3月の京都セミナーと鑑定会の告知をいたします。

鑑定会は例年のパターンなのですが、セミナーは今年、

 

小惑星と感受点

 

についてのものとなります。

これらを理解し、役立てて、一人一人が幸せに近づける道筋を解説できたらなあ、と感じております。

 

 

ちょっと、これに関連もしているのですが。

 

ここ数日、占星術講座で使用する「あんちょこ」を根本的に改変していました。

このあんちょこについては思い出があります。

これは、後で。

 

 

このあんちょこは、実は1期講座の頃からすでに使用しています。

 

12星座と10天体12ハウスなどの、主だった意味を簡略にまとめたものなのですが、7期になって、ある要望があり、それに対応するためには、このあんちょこに手を加えるのが一番ではないかと思い至りました。

要するに、簡略過ぎるので、もっといろんなキイワードを封じ込めたものにした方がイメージが湧きやすいのではないかと。

 

この作業のため、ここしばらくうなっておりました。

私のオツムも、長年使い続けてきて、ちょっとものの出し入れが悪くなっておりまして。(笑)

ちょっと時間がかかってしまいました。

 

しかし、こういう作業って、結構好きだったりします。

こだわって、いろんなパターンの言葉を引っ張り出して表現する。

 

小説創作でやっている作業なんですよね。

その人物の心理を表現するのに、どういう表現が適切なのか、という。

そういうニュアンス的なものを、星座や天体に当てはめて表現する。

 

こういう作業をしていると、小説家やっていたのも無駄じゃないよなあ、とか。(笑)

 

むろん十分じゃないです。

もし100の表現があり得るとしたら、20か30くらいかも。

実際、それくらいだと思います。いや、もっと少ないな。

あんちょこというのは、カンニングペーパーみたいなものなので、どっさりありとあらゆる表現を盛り込むわけにはいかない。

 

たとえば一般に、「怒る」ととらえられる言動も、火星や土星や天王星では異なります。

火星は一番怒りに通じている星で、文字通り火がつき、怒りを衝動的に発します。カーッとなる、という表現が適切です。

火星は正義感とか義侠心とか、曲がったことが嫌いとか、個人的な感情反応になりやすい。

 

土星の場合は、常識や義務感の中で、それを逸脱することへの厳しい「制裁」的な感覚です。

これは、罰するという感覚に近いでしょう。相手に懲罰を与える。

土星は規律ということにも通じていますが、その基準が社会常識や法令ということも当然なのですが、土星の場合、極端になるとその人個人の価値観や常識になり、「(俺の感じるところの世界では)これが正しいんだ」という思い込みにもなることがあり、そこまで行くと、ここしばらく問題になっているパワハラやモラハラなどの温床ともなります。

 

天王星の場合、これは本質的には、ヒステリックな反応とかキレるというような反応になることがあります。天王星は相当に神経的な側面を持ち、場合によってはかなり過敏なセンサーを人に与えることがあるからです。

 

 

こういった火星、土星、天王星などの「攻撃的な反応」というのは、すべて「怒っている」という一言で片づけられがちです。

でも、実際にはそれぞれの天体の「根」は違っています。

 

この「根」を理解することが、人間関係一つをとっても、ずいぶんとこちらの対応を変えるものです。

あ、ケース・バイ・ケースなので、かならずしも相手に迎合するのが良いというような話ではありません。

相手を理解すると、どう対応するのが良いかということも、なんとなく見えて来るかも知れませんよ、という話です。

 

今日ここに書いた怒りのパターンのようなことは、今までもこれからも、いろいろな形で講座では伝えていくのですが、やはりこういったパターンのすべてを羅列するのは難しい。

実際、ここで述べたことはあんちょこの羅列には含まれていないのですが……

うん、入れとけば良かったとか思うものも、今さらある……

 

この作業って、実際、終わりが見えないんですよね。

 

 

ですから、あるところで切って、講座の生徒さんに送付した次第です。

 

 

そうしたら、思い出したのです。

 

最初にこれを作成して、1期生に送付したのです。

あんちょく」を送りました、と。

 

ところが、そのときに

「せんせー、あんちょくじゃなくて、あんちょこでしょ」

みたいなご意見の嵐の四面楚歌状態……

 

じつは、この言葉、本来は「あんちょく(安直)」なのです。

しかし、それがいつの間にか「あんちょこ」という言い方のほうが主流になっただけなんです。

 

わたし的には「あんちょこ」だった!

そうそう、わたしも「あんちょこ」って言ってた!

という集中砲火を浴びてしまい……

 

「語源的には、『あんちょく』だったんですよ。でも、これからは『あんちょこ』にしますね」

と……

 

すごすごと尻を引っ込めたという

そういうことを、今回、ふと思い出しました。

今回も、生徒の皆さんには「あんちょこ」で送付しましたよ! ええ!

 

いや、まあ、いいんですけどね。笑笑

 

 

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