かなりぶっとんだ勘違い |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

ある日のこと。

 

奥さんが、午後、買い物に出かけました。

車でぶーんと。

ま、彼女が仕事休みの日は、たいていそうです。午前中の時もあれば午後の時もありますが。

 

私は自宅で仕事をしていて、ふと冷蔵庫を開けたときに、ワインが少なめなことに気づきました。

なので、奥さんにLINEしました。

 

私 「ごめん。アンデスキーパー、買ってきてくれる?」

妻 「あい」

私 「すまない」

 

私はいつも、セブンイレブンで売っている、もっとも安い部類のワインの赤白を飲んでいます。チリ産で、これが安くてうまいんですよ。

(というか、高級ワインを吟味できるような舌は持ち合わせておりません)

 

奥さんも、それが「アンデスキーパー」であることは知っています。

 

やがて奥さん、帰宅。

 

だいたいいつもたくさん買い込んでくるので(家族5人+猫)、私は車のところまで取りに行って運ぶのを手伝います。

そのときに

 

あれ? ワイン、見当たらないぞ。

こりゃ、もしかして奥さん、忘れたかな。

 

ま、あらためて買いに行くかな。

 

と思い、尋ねてみると、

「あ、買ってるよ~。そっちの保冷袋のほう」

 

いつも行くセブンは、安いワインは常温の棚に置いてあるのに、わざわざほかの要冷蔵食品なんかと一緒に?

 

とりあえず、全部台所まで運びます。

 

保冷袋からは、この暑い季節です、肉類以外にも母が食べるアイスクリームなんかも数種出てきますが、ワインはない。

それに、あまり見慣れないものが……

 

「どしたのこれ」

「だから、買ってきてっていったでしょー。おばあちゃんが食べたかったんじゃないの」

「……」

「あずきバー」

 

 
あずきバー……
 
あずきバー!
あずきバー!!

 

……

 

この瞬間、私は何が起きたのか悟っていました。

 

「あのさ、買って来てっていったの、アンデスキーパーなんだけど」

「え? あずきバーでしょ」

「LINE見て」

「…(見る)…ほんとだ。アンデスキーパーだ」

 

爆笑。

 

アンデスキーパー

あんでずきーぱー

あんずきーばー

あずきバー

 

というような現象は、20人くらい伝言ゲームをやったら起きえるかもしれません。

しかし、誰一人介しておりません。LINEでダイレクト通知。

 

いったい、どのような奇っ怪な脳内変換が行われたのか。

というようなことを失笑しながら言っておりましたら、自分でツボにはまったのか、笑いが止まらない奥さん。

 

私は結婚し、この世に本当に

ひーひっひ

といって笑う人間が存在するのを知りましたが、彼女はツボにはまるとそうなります。

 

ちなみに、これが正真正銘のアンデスキーパー。

 

 

 

この後、二人であらためて買いに行きましたとさ。

 

久々に面白いネタを提供していただきました。

 

 

ま、私(や家族)が失敗したときも笑って済ましてしまえる、そういう奥さんなのが、我が家の守り神なのです。

 

 

 

ちなみに、あずきバーはまだ冷凍室に入ったままです。

(母や私が食べますけどね)

 

 

 

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