土星期へのアプローチ |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

はたと気づくと

 

人生の中期を終えようとしている。

 

占星術では、天体が管理している年齢域があり、人の一生もその人のネイタルにあるそれぞれの天体に注目すると、該当する年代のことがわかるという考え方があります。

だいたい、以下のような感じ。

 

月 0~7歳

水星 8~15歳

金星 16~25歳

太陽 26~35歳

火星 36~45歳

木星 46~55歳

土星 56歳以降

 

現代占星術では土星を70まで、天王星を84まで、海王星を85以降、冥王星を死後とする考え方もありますが、私はこの部分では、土星を晩年運全般とする考え方で、実用上はあまり問題がないと思っています。

(どちらかを否定するという立場ではありません。どちらも研究対象です)

 

また、これらの年齢の区切りにも異論はあります。

だいたい、ということで申し上げたのは、この年齢域の区切りが、その年齢きっかりで来るのではなく、境界が近づくと次の天体の傾向がじわじわ現れてくることが多いと感じているからです。

 

私自身、木星の年齢域に入る少し前には、その傾向の準備に入っていましたし、その活動を始めていました。

 

今はその木星の年齢域を生きているわけですが。

 

それが終わりに近づいてきた。

太陽→火星→木星という流れの頃というのは、年齢的にもこの社会の中で地位を築いたり家庭を持ったり、人生のもっとも花となり実となる時期です。

ここには挫折もあるかもしれませんし、転換もあるかもしれません。

一本の道をぐんぐん登っていける人は、むしろまれでしょう。

このサイクルの後に、本当の喜びを用意されている方もいます。

 

私もいろいろとございました。

そして気づくと、この人生の中期を終えようとしている。

 

人生の最終形態とも呼べる土星の年齢になるのが、もう今年の12月。

しかし、じわじわ出てくる傾向としては、すでに我が身に出てきて不思議はないわけです。

 

この土星年齢期に入る前後のここ数年、まことに土星が強い運勢だというのは、何やら暗示的です。

ま、これは私個人のチャートの流れがそうだというだけで、誰でも同じようになるわけではない。

ここしばらくが土星期への準備だというのが、私にはあるようです。

 

ここ1~2年で、ころっと昇天したりしない限り。

まだまだ頑張ります。(笑)

 

これまで続けてきたことには、すべて私自身の財産ですが。

これからやっていくことも、私の「前の人」の遺産を引き継いでのものです。

 

前の人というのは、個人的には私の先祖でもありますし。

広い意味で言えば、占星術ではこの知識や技術を伝え、研究なさってきた方々すべて。

それがあって、今と未来の自分がある。

 

おごらず、価値あるものを、私なりの城として完成させたい。

そういう時期が、いつの間にか近づいてしまったと。

 

はたと我に返ったという記事でした。

(笑)

 

 

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