引き出しの中 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

少し前のことなのですが。

夢の中に、過去のある人物が登場することがありました。

それも二夜連続で。

目覚めたときはそれこそ損をしたような気分で。

「あ~、なんであの人の夢なんか見るの」と。

つまりそれくらい嫌な気分を味わっているのです。



その人物はかつて同じところで働いていた人なのですが(私はいくつもの職場で働いています。五指以上)。

何かと私との間には問題があった人というか、私以外の人とも問題があった人でした。

つまり私はその中の一人だったということなのですが。


夢の中で、私はものすごく相手のことを嫌っているのです。

夢の中の人間感情って、時にものすごく生々しいというか、怒りとかでも触れたら火傷するのではないかというくらい、激しいことがあると思うのです。

それこそ実際に生身で活動している時以上の。

そんなふうに相手のことを嫌っているのですね。

でも、それって生々しいだけで、誇張されているわけでもなく、まぎれもない本当の気持ちなんですよね。


人間て、それぞれに怒りのツボみたいなものがあると思うのですが、私の場合、相手が「理不尽」だったり、「あまりにも人間味を欠く」ときにこれを強く感じるみたいで、その人との間にあったかつてのやり取りの中で味わった感情を、再び夢の中で味わわされていたのです。

目覚めたときにはうんざり感が強く、すでに過去の人となっているその人のことが、なぜ二夜も連続でリプレイされるのかと、寝起きから疲れていました。

だけど、その時からなんとなく気づいていたというのか。

「ああ、たぶんこれは自分の中の埋もれている感情を強制的に掘り返されているんだな」と。

逆に言えば、直視させられている。


私はもともとあんまり感情型でもなく、怒りっぽくもなく。
(あ、でもイライラみたいなのはある人です。とくに自分のミスが許せない性質)

今の日常の中では、そういう生の感情を味わうことが少なくなっていて、そういうものがないかのように錯覚しがちなのですが。

じつはそうではないぞ。

おまえにもあっただろう?


と、言われているのだと。


その時期は、その人物以外にも夢の中で何か非常に嫌な感情を味わう夢が多かったように思います。

それを今一度味わい、そして整理する。

う~ん。浄化すると言ったほうがいいのか。

そんな気持ちを味わった自分のこともゆるし、できたら相手のこともゆるし。


もうとっくに整理がついているように思っていた感情だったのに。

引き出しの中にしまい込んでいるだけで、じつは浄化されていないものなんですよね。

それを整理しなければいけない時期なんだと思います。



時期的にもそんな時。

今はちょうど半分。

あと半分の一年ちょっと。

折り返し地点のゼファーです。



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