カウントダウンに入っている息子。
まだ就職が決まっていませんでした(ノ_^。)
まあいずれどこか……と思っていたのが秋ごろまで。
冬に入るとさすがに焦りが、本人にも私たち親にも。
そして年を越え、卒業は迫ってきました。次の年の卒業生たちの就活さえもはじまります。
我が家は娘と息子の二人。
誕生日は一日違いの同じ水瓶座だというのに、性格は大違い。
冥王星キャラ全開の頭ごなしお姉ちゃんに、子供の頃から頭を抑えつけられてきた息子はおっとりキャラ。
この息子、言葉の発育がゆっくりというのか、どうも日常会話からしてゆるい。
アニメや芝居のセリフなんか、丸暗記するようなところがありますから、決して頭が悪いわけではないのでしょうが、状況を説明するとか自分のことを語るとか、そういう部分になると、とたんにつまずく。
語りが苦手なので、当然ですが、面接のハードルが高いわけです。
いろいろとゼミの先生も骨を折ってくれたのですが、なかなかこの難関が乗り越えられない。
本人も相当なプレッシャーを感じていたようで、最近は食欲がなかったり。
私は私で、息子のフォロー・アイテムを人に頼んだり。
そんなことをしているうちに私は東京鑑定のスケジュールを迎えてしまった。
「こりゃ、いかんな」と真面目に思い始めたのが、そのあたりでした。
受験とか就職とか、親御さんの苦労というのは、独特なものがありますよね。
自分のことなら自分で頑張れば、とか思いますが、なにせ当人じゃないので、見守るしかない。
ああなってほしいこうなってほしいというのは、私も親の立場では理解できます。
鑑定でご相談を受けることもよくります。
いざ自分がそんな親の立場になってみると、この自分ではどうにもできないジレンマが、私にも多少ありました。
多少くらいですけど。
というのは、私は根本的には自分の人生は自分の人生で、子供の人生は子どもの人生だと思っているので、じつはああなってほしいというようなこちらのエゴから発した「期待」がかなりないんですよね。
でも、今ここに至って、私もいつもご相談を受けるときに、親御さんにお勧めしていることを、我が身で実践しようと思いました。
さすがにこのまま就職できないのはまずいし、何よりも本人がショックを受けるでしょう。
で、東京鑑定に行く頃からホ・オポノポノを始めました。
「私の潜在意識の中にどのような情報があり、息子がなかなか就職できないのか」と考え、そこへそのまま四つの言葉、「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」を送り込んでやる。
この現実を生み出している根本情報をクリーニングにかかりました。
しかし、東京から戻っても決まっておらず。
そこで、私はホ・オポノポノも続けながら、最終手段に打って出ることにしました。
それはかつてこのブログでも書いた「運命の逆転法」です。
テーマで検索してもらったら記事は出てきますので、興味のある方はご一読下さい。
「究極的なことを言っていい?」と奥さんに相談し、一昨日の夜、息子を前に座らせ、言いました。
「もうあきらめた!」と。
「大学在学中におまえが就職するということをあきらめた。
一生涯働かない人間なんていないんだから(特殊な事情があれば別ですが)
ここで就職できなくても別にいい。
卒業したら職安とか行って探せばいい。
あといくつか受けられるところあるの? あるんだったら、もう散歩にでも行くつもりで気楽に受けて来なさい。
別にだめでも構わないから」
そのように告げました。
息子は涙ぐんでおりました。
この「あきらめる」ことは大切なのですが、本人へ伝えるときには気を付けて頂きたいこともあります。
そのあきらめが、「おまえには失望した」とか「父さん母さんは絶望した」みたいなニュアンスで伝えることは絶対にダメです。
あくまでも心の解放、リラックスにつながるように、執着を手放すという意味。
良い意味での期待を放棄するあきらめとして伝わらないといけません。
この運命の逆転法とホ・オポノポノは、私が現状、変えがたい現実に直面している方にはよくお伝えしているもの。
人様に勧めておいて、自分の問題の時に使用しないというのもおかしな話で、その二つを私はやったわけです。
すると昨日。
外出中の息子から電話がかかってきて、ある会社から「採用」との連絡があったと。
もちろんこの二つの技法と結果の因果関係は科学的には証明できません。
ただの偶然だろうという人も多いかも。
しかし、どちらか、あるいは両方の効果が見えないところで働いたように思います。
奥さんと私は、この知らせを受けて、さすがに、どっと、胸のつかえが下りた気になりました。
私自身、相当に胸を痛めるというのか、深刻に受け止めていたのですね。
これは自分でも意外でした。私は上記のようなやつなので、結構冷めているんです。
しかし、やはり人の親だったか(笑)。
はたと思い返すと、私は大学卒業時に作家になることを公言して、結局就職活動を一切しませんでした。
このときの両親の不安と悩みは、今の私以上に大きかったはずで、その一端を味わわされたのかな、と胸に手を当てて思ってもいます。
親御さんはつい自分の抱いている期待は、「親としてこのくらいは当たり前のもの」と思い、それを子供に押し付けてしまいがちです。
その水準は人それぞれ違います。
時にはそれを手放してみるのも良いでしょう。
そう言えば東京鑑定でも、かつてそうした親御さんのプレッシャーに、心を引き裂かれそうになりながら頑張っていて、今はようやく幸せを手にされようとしている方がいました。
そのプロセスは様々です。
つらつらと書いてきて、もはや自分でも何が言いたいのか、ぼやけちゃいましたけど(笑)。
とりあえず今日は、親としての私の日記ということで。
ヤオヨロズ第一部(プロローグ~4章)、FC2ブログにおいて一括公開中。
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