今日から、チャートから読み取れる2015年の傾向について、覚書を作っておこうと思います。
いくつからのチャート、いくつかの観点からのアプローチを行いますが、今日は全体的な傾向として考えられるものを、ピックアップしてお届けいたします。
2015年はいかなる年になるのか
あくまでも前年に比較すれば、という観点ですが、少し穏やかな年になると言えるでしょう。
これは、数多くの大きな事故、事件、そして国際的な緊張、紛争、戦乱、あるいは疫病などが頻発した2014年に比較すれば、という話です。
ただ気象予報みたいに、「平年並み」という基準を持ち込むのであれば、まだ荒れた年になりやすいという表現はできます。
非常に特徴として出やすいのは、やはり国家間の緊張です。
これは自分独自のルールで動く国があるためです。
国際的な基準や常識から見て、異端的な思想を持つ集団、協調性のない政策や方針を持つ国、こういったものが目立つのは2014年と変わりがないということです。
ただ、そこが火種となって起きる争いは、前年よりも小さなレベルにとどまると思えます。
スコットランド独立への機運など2014年は国民の意識が、分離や自由という方向へ働きやすかったのですが、この傾向は2015年にも残ります。
が、逆に保守的に傾く国もありそうです。その中で、現状への批判が強まる。
既得権――すでに自分が得ているものを守ろうとする意識が強くなり、権利を主張し合い、結果的に周囲との間に摩擦が起きる可能性があります。
また、顕著なのは、国連や各種の公的な団体が、この2015年は目立った活動をしてくれそうだということです。
たとえば難民のための活動とか、紛争地での医療活動とか、こういった人類の博愛精神に根ざした活動は、もちろん常に為されているのですが、それがクローズアップされる、良い成果を上げることが知らされる可能性があります。
このことにはマイナス面もあり、そうした理想を掲げる集団が起こす行動に歯止めが利きにくいという傾向もみられるかもしれません。
理想のために活動しているグループも、いろいろとありますし、その理想が特定の宗教観や習慣、価値観、文化に偏っている場合もあります。
全体に議会が荒れやすい年にもなりそうです(多くの国で)。
為替とか投資的なものは不安定。ものによりますが乱高下を繰り返したり、下落や上昇に歯止めがかかりにくいかも。
経済はまだ全体には低調ですが、不動産、建築関係は全体に好調です。
農業など第一次産業は、新しい段階に入りますし(日本だとTPP?)、既存のとらわれから離れることで、良い風を吹かせることもできそう。
遺産や相続に関する話題が多く見られそうです。また何かを継承するということに関わる問題も浮上しそうです。
王室がある国は注目すべきかも。
また交通機関に関する問題が発生しそうです。これは日常的な車や鉄道もそうですが、航空や宇宙なども含む、大きな事故も懸念されます。
一面、工業的、先端的な技術革新には目覚ましいものがある年です。軍事的なものも含まれますし、宇宙開発や探査に関する目立った報告もあると思われます。
火山活動や地震が多いのは、このところの世界的な傾向ですが、これはまだ続きます。
国土や領海・領空の問題を抱える国は、この問題は強くありますが、2015年はこの解決や改善を図る動きがあると思われます。
明日は日本について。
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