確かそれだと思うのですが、「農業をしている人には不思議とストーカーは少ない」という話題が出たことがあります。
農業というのは自然と向き合って行く仕事ですから、いくら自分がああしたいこうしたいと思っても、思い通りに行かないことは多い。
稲を育ててきても、台風が来てやられてしまうこともあります。
白菜やキャベツを作っていても、御嶽山の噴火のような出来事があれば、火山灰でもろに影響が出ることもあります。
我が家も基本的には兼業農家でした。
父は仕事をしながら、田植え、稲刈り、脱穀……
子供の頃は私も手伝わされていましたよ~

その昔の田園です。水路がつながる池にほど近いところでは、鮒なんかが水田の中を泳いだりして、追いかけまわした記憶があります。
(ブラックバスやブルーギルを池に放たれ、今はこれらが鮒を全滅させてしまいました)
我が家は椎茸も昔は原木で作っていました。
山から木を切り出す手伝いをしたこともありますが、これがほんっとうにしんどい


切り出した来た木はドリルで穴をあけ、そこに椎茸の菌を叩き込んで行き、原木を水に漬けたり、きれいに並べて乾燥させたりして、生えるのを待ちます。
椎茸を生えさせるために、わざと並べた原木を、がらがら~っと倒すこともあります。
ショックを与えるんですね。
すると、びっくりして椎茸の芽が出てきます。
知ってます? こういう原木椎茸は、近くに落雷などがあると、そのショックで生えたりすることもあるんですよ~。
我が家は今でこそ、母が作っているわずかばかりのハウス栽培の椎茸、ひら茸、なめ茸だけですが、昔は家族総出で農作業してたんですね(現在の栽培は、原木ではなく菌床栽培です)。
私も生活が厳しかった1999年~2001年あたりで副業的に椎茸を栽培したことがあります。
これはハウス栽培なので、温度のコントロールなどもできます。
ただ、椎茸って真夏の気温が高い時には、なかなかできないんですよね。
どんなに作りたくても。
今の日本で、夏でも椎茸がスーパーに並ぶのは、輸入物があるのと、空調設備が整ったところで作っていたり、気候の涼しい場所で作っている人がいるからです。
椎茸も稲も生き物。
そして生き物は自然の中では育まれる。
当たり前のことなんですよね。
そして、その中には必ず思い取りにならないことがあり、どっかであきらめないといけない経験を積まされるんですよね。
相手が自然ですから。
ストーカー行為というのは、相手の迷惑なども考えず、自分の思い通りにしたいということが根底にあるわけで、この理屈から行けば、たしかに農業をしている人が、いい意味での「あきらめ」を持てるということはあると思うのです。
人間も自然の生き物。
自分の思い通りになるわきゃない

農業をするというのは、土星を使うってことです。
これ、以前にも書いたことがありますが、過去記事読まない最近読者になられた方もいるので、書いておきますね。
土星は地に根ざした仕事に関係しやすくて、農業や林業も土星です。
現代の日本人は、この土星を使うことが減っています。
昔はうちみたいに、無理やりでも兼業や専業で農家をやっていて、土星を使わされていた。
でも、今は使わない人が増えちゃいました。
その結果、土星の意味するものが、別な形でいろいろと起きてきています。
使わないと、それは強制的に出てきます。エネルギーですから。
様々な苦労、逆境、ひどい時には鬱とかいう症状になったりも。
土や自然に、もっと接する機会が増えると、自然に解決してしまう問題は、とても多いと感じるゼファーです。
出来る人はやってみてくださいね!
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