翼を広げ……ZEPHYR占星術講座第1期満了 |  ZEPHYR

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 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

2012年の8月に開講した占星術講座。

それがこの8月末を持って、満了致しました。

占星術を人様にお教えするのも初めて、そしてネット上の講座として運営することも初めて。

なにもかも未知なる体験でした。


私はそれまで複数の方から「弟子にしてください」という希望を受けたことがありました。

多くのは実際に鑑定した方からのお申し出でした。

けれど、弟子を取る気などまったくなく、そんな暇もありませんでした。
その当時の私は実生活に追われ、鑑定とホテルの仕事、執筆などで、まったく余裕がなかったからです。

占星術の講座など、世の中にいくつもありますし。

2012年、この状況には大きな変化はなかったのですが、東京鑑定のお手伝いをしてくださったニコさんが熱心に希望され、教わる人間としての私を「見つけた」と言われたことが、私の心を動かしました。

「ダメもとでいいからやってみよう」

そう思い、準備を進め、開講しました。

生徒さんは思いのほかというよりも、初年度の私ではとても対応できない数の応募があり、この時は約半数をお受けいたしました。

これが第1期講座です。

もちろん大まかな流れは考えていましたが、全てフリーハンド、生徒さんの質問や要望に対応する形で、毎日のように講座の記事を書きました。

生徒さんは占星術をまったく知らない人から、ある程度の基礎知識をがある人、またかつて他の方に学ばれた人まで、いろいろでした。

講座は二年をもって、私の持っている主要な知識と技術を提供する流れになっています。

1期はとことんスパルタ教育的で(2期や3期はそこまでのことはしていません。ペース配分もかなり適正なものに調整されているはずです)、がんがん情報提供をしました。

しかし、結果的にですが、まったく知らなかった人もかつてとは格段にホロスコープが読めるようになり、中にはもうプロみたいに読める人も……

もちろん基礎的な知識があった人は、昨年の公開鑑定などにも参加してもらっていますし、もはやレベルは十分に独り立ちできるほどのものになっています。


みんなの成長が頼もしく思える一方で、「ああ、この大変だった1期生が卒業してしまうのだな」という寂しさもちょっとだけあります。

ちょっとだけね。

というのは、つながりが切れるわけではないからです。

雛だった彼らが、それぞれの空に自分の翼で飛びたてる、最低限のことはできたかなと思う一方。

私は彼らに感謝しています。

人に分け与えることによってのみ得られる幸せがある。

ということを、この講座でこそ深く実感できたからです。けちけち自分の知識や技術にしがみついていたのでは、決して得られなかった幸福です。

それどころか。

教える作業を通じて、私自身がそれまでよりも格段に深いところを追及したり、知識を広めたりもできたのです。

生徒さんが向上したのと同じように、私自身、2年前とは違っている。

人に与えた分だけ、自分の翼をも広がる。


この翼を持って飛べる世界も広がる。



さあ、みんな、自分の空を!






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