それがトランスサタニアンです。
エネルギーが大きすぎるために、個人で使用するには常に危険が伴います。
そんなものが今、天空ではハードアスペクトを作り、長く続いている。今年と来年はそれがとりわけ顕著。
スイングバイも容易ではない。
では、どうすればよいのか?
この答えは、非常にシンプルですが、人間の根本的な部分にかかわっています。
私が今回得た結論は
一人で生きるな
一人で事態に対抗しようとするな
ということです。
そして、これは誰でもやろうとさえすればできる取り組みになります。
前回申し上げたように、天王星と冥王星のスクエアは大きな災厄のようなものです。
たとえば竜巻とか台風とか、ゲリラ豪雨とか、また地震や火山災害、大きな事故、人災、紛争、金融恐慌。
そんなものに対して、私個人が根本的に事態を解決できるのかと言われたら、それはNOです。
私たちは台風を消せるわけではない。
そんな大きな力を持つものに対して、力で対抗しようとしてはいけません。
自分ですべてが解決できる、というのは、非常に深い真理としてはありますが、ここでは非常に現実的な話をしています。
ここでは、自分でなにかをすれば何もかも解決できるというのも、一つの傲慢だと知らなければなりません。
人にはできることとできないことがある。
ましてや個人の力は非常に限定されています。
だからこそ

一人ではいけないのです。
まず(できる人は)、家族を大切にしましょう。
家族は自分にどのようなことがあっても、最後の砦となるものです。
この厳しい時期だからこそ、家族との絆を大事にし、よりいっそう助け合って行けるように、関係を強固にしておくべきなのです。
しかし。
それができない、何らかの事情を持ちの方もいらっしゃるでしょう。
家族と断絶していたり、相手の暴力などから逃げてきたとか、もうすでに亡くなっているとか。
そんな場合は、今隣にいる人を大事にしましょう。
友人でも、会社の同僚でも。
離れていても、信頼できる人もいるでしょう。
隣にいるというのは、物理的に横のベンチに座っているとか、すし詰めの電車でくっついているという意味ではなく、たとえ離れていても大切な誰か、という意味です。
今、あなたの隣にいる人。
いかにその人たちと、本当の信頼関係とか、愛情とか、友情とか、尊敬とか。
そんな気持ちで結ばれているか、それが試される時なのです。
もしこの大変な時期に、あなたに何かあったとしても、本当に絆が結ばれている人がいるなら、きっと助けてくれますし、逆のケースでもあなたもまたその人のために何かできるはずです。
また別な観点もあり得ます。
私は、人間はただの物質的な存在として、偶然にこの世に生まれ、機械的に生きているわけではないと考えています。
魂があり、生まれ変わり、成長してゆく。
そんな存在が私たちであり、そんな私たちを生かしてくださっている、大きな存在がある、と感じています。
それを神仏とか、天使とか、そのような表現をすることも可能でしょうし、きっと守護霊とか、そんな存在も私たちそれぞれにはあるはずです。
ですから、信じる神仏があるのなら、そういった高次の存在に加護を祈ったり、ちゃんと祈祷して頂いたり、そういったことがあっていいと思います。
私自身、毎朝、神棚にお供えをし、拝礼をしています。
一番はそういった存在への感謝だと思います。
また一日を生きられることへの感謝。
仕事を与えてくださっていることへの感謝。
家族とともにあることの感謝。
人によって、いろいろなお立場と想いがあると思います。
なんだか宗教臭いとか、お説教くさいと思われるかもしれないのですが、しかし、人間、本当に絶体絶命の危機に落ちたとき、思わず叫んでしまうものです。
「神様、助けてください」と。
個人の力で対抗しえないものであれば、個人を超えたものの加護は必要だと私は考えます。
実際、トランスサタニアンは、土星が示す物質とか現実を超えた領域にある星です。
もちろん天王星も海王星も、冥王星も物質の星に違いありません。
これは占星術的な意味合いとしてのお話で、トランスサタニアンにはスピリチュアルな側面が強い。
そこに結びついてもいるわけです。
この時期を乗り越えていくために、私たちができること。
以下、要約しておきます。
第一には、危機に対する心構え(怖がれという意味ではありません)。
第二には、スイングバイ→天王星や冥王星の力をできるだけ創造的な方向へ使うこと(人を傷つけたり、関係を壊すためには使用するべきではありません)。
第三には、家族や人間関係を大切にし、一人で孤立しないこと。
第四には、物質的な次元を超えた大きな存在に感謝し、加護を願うこと。
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