この根本的なベースにあるのは、やはり天王星と冥王星のスクエアなのですが……
以前、リーマンショック後の大不況時に、日本の景気回復についての予測記事を書いたことがあります。
それはおおむね的中していて、現在は皆さん、ご周知の状態です。
その予測記事を書いたころ、「天王星と冥王星のスクエアなども今後強くなるが、それでも日本経済の復調はあるのか」と問われたことがあります。
私は「あると思う」と答えたのですが、やはりこの天王星と冥王星のスクエアについては、ずっと長いこと気になっていました。
経済が回復傾向を見せることだけでは、やはり済まない。
別な形で、様々なことは起きるのではないか。
私は現在のウクライナ・クリミア情勢や、アジアで起きている恫喝的な支配拡大行為なども、これが絡んでいると見ています。
しかし、国家だけではなく、個人にも多かれ少なかれ、この長く続くハードアスペクトの効力は出てくる。
通常、10天体を使用する占星術の世界において、もっとも深い影響力を持つのはトランスサタニアンで、天王星、海王星、冥王星の三つです。
近年では、これ以外にエリスやペルセポネーを注視する必要も出てきましたが、とりあえずこの三つだとした場合。
冥王星と海王星は、見た目の運動速度が遅いため、ハードアスペクトを取ることは、もっともっと先です。21世紀も半ば以降くらいです。
つまり順列から言って、今起きている冥王星と天王星のスクエアというのは、私たちが体験できるものとしては「最強のもの」と言えそうです。
10天体が構成しえるものとしても、上から二番目の強さ。
これで何も起きないわけはない。
この冥王星と天王星スクエアは、2008年ごろから発生し始め、じわじわと強くなってきました。
非常に強くなったのは2010年あたりから。
ここ数年は誤差のあまりない状態で、常に結びつき続けてきましたが、2010年と11年はこれに土星が参加してTスクエア配置になることがありました。
昨年の7月以降、木星が同様にTスクエア配置に。
木星も今は離れていっていますが。
個人生活の中でも、影響を受ける人は多く、おそらくこの傾向は2018年いっぱいくらいまでは続くのではないかと見られます。
とくにこの二年程を乗り切れば、峠は越えるのかな、と。
そこで、このところこれについて考えてきたことを、次回、それからもう一回くらい、書き留めておこうと思います。
ご期待ください。
第3期占星術ネット講座 受講生募集中
詳しくはこちらへ
京都鑑定会、6月開催!
詳しくはこちらへ。
ポチ、よかったら押してやってくださいませ。

人気ブログランキングへ